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2006年5月21日 (日)

パチスロ必勝本DVDvol.1

旦那の仕事がまだ終わらないので、コンビニで「何かおもしろい雑誌ないかなぁ」とウロウロしていた。そこで見つけたのが、辰巳出版にて編集・発売されている「パチスロ必勝本DVDvol.1」。俺の空やアラジンといった人気機種の簡単な解析が雑誌に掲載されており、それをもとにした実戦映像などが付録DVDに収められているらしい。パチスロもののDVDといえば、白夜書房からたまに発売されるものが大好きなのだが、たまには辰巳のものも観てみようと購入してみた。

ところがどっこい、つまんねーの、なんのって。

何がつまらないって、細かく説明するのもなんだけれど、DVDの内容があまりにもひどい。おもな企画は「新機種解析攻略~俺の空・モグモグ風林火山~」「アラジンVS番長~設定看破バトル~」「みなし機打ちつくし」の3つで、コンセプト自体は間違っていないと想うのだが、編集と機種の選択があまりにもひどい。

第一の「新機種解析攻略」コーナーでは、俺の空とモグモグ風林火山の解析を無難に説明していたし、わかりやすかったし、問題はないのだけれど、第二第三の企画はもったいない仕上がりになっていて私の心は消化不良を起こしている。

「アラジンVS番長」の設定看破バトルでは、ライター陣が2チームに別れて、それぞれの台の設定を当てるというものなのだが、……まず聞きたいのが、番長はよしとして、なぜアラジンなのかということ。辰巳の方々は本当にスロット打ってるのだろうか? 今、アラジンからどれだけ客がぶっ飛んでいるか、知っているのだろうか? もちろん設置率は高いけれども、もはやイベントのメイン機種とは言えないアラジンの設定看破に、スロッターは興味を持つだろうか。また高設定を掴んだとしても、アラジンは設定差が勝敗に大きく関係するような機種だろうか(だから客が飛ぶんだけれど)。そんな機種の設定看破は実践的だろうか?

まずセンスの無さに失望したものの、実戦モノは嫌いではないので、だらだらと観続けてしまったわけだが、観れば観るほど編集にガッカリしてきた。

ライター達がそれぞれ、「今日はどんな立ち回りをするか」「なぜこの台を選ぶのか」「今どんな契機役を引いたのか」など、何かあるたびにイチイチ言い訳めいた解説をカメラに向かって話すのだが、それの長いこと…こういうの、テロップとか別枠で解説することできないの? しかもパチ屋で解説する映像って、声が必要以上にデカイからなんとなく不愉快な気持ちになる。これは出演者であるライターではなく、プロデュース側の編集の責任だと思う。

それから「みなし機打ちつくし」コーナーでは本当にイライラしてしまった。新橋のグリンピースの協力を得て、もうすぐなくなってしまうみなし機の設定6を打たせてもらう、という企画で、実のところ私はこれを楽しみに購入したのだ。だって、観たいじゃないか、懐かしの演出や出目を。

期待通り、「ドンちゃん2」や「イレグイ」、「猛獣王」といった懐かしの機種をライター陣が打ちまくってるわけだけれど…これがまた、ライター陣、うるさすぎ! 観たいのは、オマエらの解説でも感想でもなく、出玉でもないのだ。実戦中のリアルな演出と出目なのだ。なのにカメラワークの甘いことに、べらべらしゃべってるライター陣の表情だとかコメント取りに夢中で、いいところで画面をクローズアップする作業を怠っているのだ。

たとえば、白夜書房から発売されているDVDなどでは、視聴者が楽しみにしている画面をよくわかっていて、そういった映像には、打ち手であるライター陣の頭や顔が映らないように編集している。コレよ、コレが欲しかったのよ、私は。なのに、ライター陣のうるせぇことうるせぇこと。そんなに目立ちたいのかお前たちは。

こういうのも、やっぱりプロデュース側である編集の責任だ。何をしているのだろう辰巳の方々。実は結婚前、私は雑誌編集の仕事をしていた。特別仕事ができたわけでもなかったけど、私みたいなのが気がつく失敗作をなぜこんなに堂々と発売できるのか、ついついイライラしてしまうのだ。どうなってるんじゃこりゃ。

パチスロ雑誌の大手といえば、やっぱり百夜書房で、他の会社は白夜に追いつけ追い越せの気持ちで制作している。実際、百夜の「パチスロ必勝ガイド」なんて、レイアウトとデザインは派手ながらもこざっぱりとした、洗練されたつくりをしていて素晴らしいなと思う。所属するライター陣だってそれぞれの個性があるし、文章が下手な奴もいるけど、かといって絶対に「面白くない」ものは描いていない。なぜなら、みんなスロット打ち込んでいるのが伝わってくる内容だから、読者は共感ができるのだ。この「打ち込んでいる」感が、必勝ガイドの企画や紙面に浸透していて、DVDも面白い仕上がりになっている。給料安いらしいけど、一流の出版社さんだと私は思っている。

辰巳出版は、パチスロ雑誌業界の中で二番手になるわけで、パチスロ必勝本自体は私も嫌いじゃない。レイアウトもデザインも百夜とは全く違うし、遠目で見たらむしろパチンコ屋のポスターに近い出来だけれど、それは好みの問題。だけれど、いつも思うのが「企画内容の物足りなさ」だった。台の特性とかしっかり説明していて、丁寧さは伝わってくるものの、実践的ではないのだ。だって、それだけなんだもの。打ち込んでいる肉薄した感覚が少なくて、共感もできない。

今回のDVDを観て、改めて辰巳の雑誌に足りないものを再認識した。しかも、この「パチスロ必勝本DVD」これで880円だよ!? 二度と買うかっつーの。ぷんすか。解析だけに頭をいっぱいにして、エンターテインメントを忘れている出版社がモノを買わせようなんておこがましいにも程がある。

そんなことを思っていたら、なんていうか、結婚退職したことをちょっと後悔したりもするのだ。だって、モノヅクリって楽しかったもの。他の編集者ができないものを、自分でやってみたくなっちゃう気持ちがあって…、あぁやっぱりまだ仕事に未練があるのかな。

でも編集しながら結婚生活だとか子育てとか続けていける自信もないし、でも…なんて色々考え込んでしまったよ私は。あぁそれもそれもこれも旦那の仕事が遅いせいだ、本当にイヤになっちゃう。でも先に寝ているなんてことはしないのだ。嫁という仕事もしっかりこなしていこうと頑張るのだ。

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