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2006年6月 9日 (金)

パチンコ屋の組合-2

昨日の組合で皆がため息をついたのは、もう一つ。やっぱりスロットの5号機問題がある。具体的に5号機メインの営業になるのは、4.7号機の検定が切れ始める来年の春以降になるのだけれど、今からある程度の対策など考えておかねばならない。

5号機メインの営業になると、一日の売り上げは今の半分近くになると予想されていて、その上、機械代など経費は変わらないのだから店にとっては大問題である。現在発売されている5号機も、とても明るい未来を期待できる代物でもないため、稼動が下がる見込みも十分にある。この問題により、現在あるパチンコ店の約3~4割が廃業に追い込まれると言われており、特にスロット専門店は大打撃をこうむること間違いない。

これにともなって規模縮小の方針をとる店舗は多い。組合でも、人件費など経費を削減した細々とした営業をしていくしかないとか、ウチは台数が多いのでシマ封鎖する予定だとか、悲観的な意見ばかり飛び交ったそうだ。まったく、これからどうなってしまうのだろうと不安な雰囲気の中、一人の経営者が口を開いた。

「やっぱり在日の業界だから駄目なんだよなぁ。きちんとしたカタチで日本に貢献していないし、近頃は北朝鮮問題と竹島問題で政府は朝鮮半島と仲が悪いしなぁ」

これを聞いた皆は「はぁ」とため息をつき、「そうだよねぇ」「そこなんですよねぇ」とうなだれてしまったらしい。結局のところ、朝鮮総連が拉致に手を貸したから駄目なんだとか、北朝鮮に送金しているから目をつけられるんだとか、とんだトバッチリを受けたものだと経営者陣はガックリしていたのだそうだ。そんな話を聞いていて旦那は不思議に思ったという。皆在日コリアンで、中には朝鮮総連に属している方もいるのに、北朝鮮に対する特別な心情を語る人間がいなかったからだ。確かにそれは当たり前で、やはり人それぞれなのである。誰もが属している団体と同じ気持ちだとは限らないのだ。だが、そう簡単に判断されないのがオトナの事情であり、政治といったところなのだろう。

その経営者は続ける。「在日もねぇ、もっと日本を想ってるコトをアピールすりゃぁいいんだよね。竹島問題だってさ、オレ個人は日本の領土でいいと思うし、どっちのモノでもいいと思う在日って結構いるでしょ。竹島にパチンコ台持っていって、日本の領土だと言ってやりたいし、そんなコトする在日がいてもいいんじゃないかなぁ。拉致問題の解決のために出来る限り協力するとかね。日本の役に立つようなことしないと、いつまでたっても肩身が狭いままだよなぁ」

竹島にパチンコ台を持っていくのは意味不明だが、拉致問題の解決など、なかなか積極的なことを言う経営者だ。彼はこの他に、芸能人でも在日は多いのだから、どんどんカミングアウトして日本が好きだと公言して欲しいとも言っていたという。酒も入っているので大きな話題ばかりだが、日本で生活することにそれなりの愛着もあることが伺える。

しかし、そうはいかないのである。彼らはあくまで外国人であり、朝鮮総連もしくは民団どちらかの団体に属しているのだ。半ば敵対関係にある国に籍を置く人間が、一角の富を築き上げたうえに団体を組んでいるとなれば、規制しない政府はまず無能と言ってもいい。たとえ在日コリアン一人一人がどんな思想を抱いていようと、である。仮に日本が好きならば帰化してしまえばいい話だし、朝鮮総連へ不満があるのならば、まさに彼らが抗議するべきなのだ。

とはいえ、40代後半の在日二世の方にしては、非常に珍しい意見である。このような意見が在日社会の中でも主流となり、拉致問題などに貢献して欲しいものだが、旦那が言うにはやはり難しいのだそうだ。

理由としては、在日コリアンの人間はなかなか思想では繋がらない性質があるらしい。例えば、日本にいる数少ない在日中国人の方などは、ある一人が思想を掲げると、よし協力するぞと皆が動き出す傾向が強いのだそうだ。しかし、一般的な在日コリアンは、「同じ在日である」ということに共感や愛着を抱いても、他人の思想に簡単に連動しないという。あくまで、ビジネスや金、親族が絡まないと動かない。根底にあるのは、同じ在日コリアンである同調のみなのだ。そう考えると、なぜ朝鮮総連や民団のような団体があるのか不思議なところだが、やはり日本で暮らしていく上での支えが必要だったのかもしれない。

もちろん中には、ビジネス抜きで他人と連動する人間もいる。北朝鮮や韓国への思いが強く、そのために何か運動を起こそうと熱くなっている団体や、参政権を求めて民主党に申請をする団体だってある。しかしどれも他国への思いや、自分達の生活に直結するような内容ばかりで、このように日本社会に貢献することが、在日コリアンの新しい生活を築くのだという主張はムーブメントにはなりにくいだろう。

旦那はこの話を横にビールを飲み、それはそれは泥酔して帰宅した。「まったくよぉ、コリの集まりはめんどくせーよ」とくだを巻き(コリというのは、旦那が言うところの在日コリアン。まったく、自分をなんだと思っているのだろう)、バタンと横たわる姿を見てついため息が出てしまった。「ちょっとアンタ、5号機の話のときウチはどうするって言ったのよ?」と聞いたら、「ん? ウチは問題ないよ、って言っておいた。大丈夫だよ、5号機は出るもん」……嫁があっけにとられる姿をよそに、旦那はぐぅぐぅ眠ってしまうわけである。パチンコ業界の粛正は礼賛すべきところだが、旦那の稼ぎが減るのは嫁として困るのだ。そんなことは全く気にせず眠ってしまうのだから、いやぁホント、大物だよアンタ。とりあえず、翌朝はビンタで起こしておいた。

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コメント

組合ってちらっと聞いた事あったけど、こういうところだったとは驚きですね!。
まぁ、在日に関しての意見は人それぞれな部分と朝鮮の歴史からも民族が挙党体制をとってというのは難しいかもしれないですね。

5号機はもしかするとちょっと興味ありです。
低投資でできるならという条件つきですが。
そもそもBIGで枚数制限の規制はあってもいいと思うし、フラグの同時判定可能なんて仕様は今までにないもの。

ただ、5号機の検定で問題なのは6000回転で枚数制限ですか?
なんか段階があって、これがかなりネックだとアルゼの提言書には書いてありました。

ならばハネスロみたいなものが今後出てくると思うんです。
過去にサミーはオールドバーだして失敗したけど、今なら可能なのではと思います。
あっ、今気が付いたけど、北斗の仕様はきっとオールバーの失敗があったからかな?^^;;。

ちなみにオールドバーはレギュラーのみで約60枚の純増、設定6で1/80、設定1で1/100だったかな?
ほとんど設置されませんでした(爆)。

でもお店にすると稼動よくても見入りが減るから嫌がるんですよね、こういうのきっと・・・。

投稿: じゅぁき | 2006年6月 9日 (金) 09時29分

先日低設定(1)を選択しながら1G連荘で終止符を打ち見事勝ち越したちゅう太さん、さすがですね。さて最近の記事を読まして戴きまたひとつ私も教養になりました(笑)
風営法強化(いじめ?)により地元のパチンコ屋で働いている知り合いのある店の主任が
一抹の不安があると私につぶやいた。
それは、隣接するA店、B店があり日頃から
熾烈に客の奪い合いを展開している。つまりライバル店同士である。主任が心配しているのは、「B店が知り合いを通じて18歳未満の人をA店に入場させ警察に垂れ込みA店を追い落とす絵を描かれたら悩むね」と私に言った。私も返答に困ったが絵をかく奴は自ずと失敗するのが実情だと主任に言った。
ほんと一番笑うのは警察ですね。

投稿: 白壁 | 2006年6月 9日 (金) 18時13分

>>じゅぁきさん
どうもです。5号機はまったりとしたノーマルAタイプのような機種ばかりなので、遊びやすいですよ。千円あたりの回転数も現行機種より甘いものが多いですし。
のんびり遊ぶにはもってこいなんですが、爆裂性に欠けるのが厄介なところです。低投資で遊べる仕様であるものの、ハマることだってあるし、ハマったぶんの金額を余裕で取り返せるほどのスペックがあるかどうかは…微妙なんですよね。ストック機の1G連のような夢を見られる仕様がありませんから…。

アルゼから以前「はいさい潮姫」という5号機が発売されました。設定1で1/159、設定6で1/142という、レア小役に毛の生えたようなBB確率で獲得枚数は約200枚ほど。気軽に打てそうだなぁと楽しみにしていたんですが…近くに設置店が見つかりませんでした(涙)。悲しい…。

5号機は機械代回収が本当に大変なので、こういう薄利多売に拍車をかけるような機種は敬遠されがちです。でもアルゼって、1台10万円くらいでリース販売しているんですよ。だからわりと導入されるんじゃないかと期待していたんですが、残念。

BIG獲得枚数の規制は…うーん、個人的にはリプレイハズシなど、それなりの技術が効果的な仕様が好きです。目押しヘタですが。押す楽しみと言うんでしょうか、ハズシが多少難しくとも、出来た時の喜びがたまらないんですよ。
5号機にはそういった技術介入性も皆無に近いし、リール配列も間の抜けた機種が多いので、残念ながら退屈な機種ばかりです。レバーを叩いて演出を見てるだけだと…さすがにつまらなくて、どれだけ演出機能が発達しても、出目の楽しさや、リールを止める興奮ってスロットには必要なんだなぁと思う今日この頃であります。

もうちょっと5号機には頑張って欲しいところです。
そういえば、ファーストというメーカーさんから、「大江戸漫遊記」が発売されます。5号機なんですが、設定1でもボーナス確率合算値が1/102!! 少し期待しているんですが…やっぱり、導入されないんでしょうね…。

投稿: ちゅう太 | 2006年6月 9日 (金) 23時02分

>>白壁さん
いやぁ、あの日はまっったく天国ループもしてくれず、一時はどうなることやらとヒヤヒヤしていたんですが、お爺ちゃんのご機嫌がよかったようで…嬉しかったです。こういうのも後々いい思い出になるのでしょうか。

風営法が改正されて、いよいよ18歳未満の来場が厳しく罰せられることになったわけですが、不思議なことに店が営業停止になってしまう罰則なんですよね。入店した者でも保護者でもなく、店が全ての責任を取るのは非常に厄介です。
確かに激戦区などでは、ライバル店が18歳未満の人間を送り込んでくるかも…といった不安があるようで、そんな話はよく耳にします。でも同じ業界で、同じ国籍の(笑)人間同士でそこまでやり合うものなのか…組合のような付き合いもありますしね。どこで足がつくかもわかりませんし、遠隔操作同様、リスクが大きいことはやらないでしょうから、主任さんも安心して大丈夫だと思うのですが…。
どちらかというと、ライバル店というよりは、パチンコ屋建設に反対するご近所さんなど、とにかくパチンコ屋が嫌いな方々がそういう作戦を実行してしまいそうで怖いです。騒音に悩まされたり、町の風紀が乱れるからと、パチンコ屋を疎ましく感じる方は多いでしょうし。あぁやだやだ…(鬱)。

でも18歳以下入店禁止、と厳しく明言することは間違いなく良いコトですし、子連れで打ちにくるバカ親もいなくなって欲しいものです。
それでも、この間、町を歩いていたらホールの前で子供が待ちぼうけしてましたよ…なんだか涙が出てきます。子供が入店できないからって、ホールの前で体操座りさせてるなんてヒドイ光景。店の人間も見て見ぬフリだし、たまたま通りかかった警察官も素通りですし。
子供の置き去りや入店を禁止するためにも風営法は改正されたハズなんですが、無くならないんですかね…。はぁ。


投稿: ちゅう太 | 2006年6月 9日 (金) 23時29分

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