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2006年6月30日 (金)

5号機クラコンの設定仕様

先日書いた「5号機・クランキーコンドル」だが、旦那どもども設定はお馴染みの二段階仕様なのではないかと予想していた。しかし、どうやら違うらしい。未確認ではあるが、業者さんによると「たぶん、設定は三段階」なのだそうだ。

本当に未確定未確認であるので、この後の文頭に「おそらく」をつけて読んでいただきたいのだが、設定は1、3、6の三段階で、設定6の機械割が二段階設定のそれよりも多少アップしているということだ。といっても、設定6が機械割110パーセントを超えた仕様で検定を通らないので、せいぜいそれ止まりといったところだろう。

出玉感に期待が持てるのか微妙なところではあるが、これまでよりも設定6に意味を持たせたことには変わりがない。果たして一体どんなゲーム性なのか、今後続報があれば随時発表していきたいと思っている。

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2006年6月28日 (水)

アイドルウォーズ・アヤヤの会

Ayaya2_2 本日13時に六本木ヒルズにて、ビスティ「CR松浦亜弥」の展示会が開催された。会場には数百人、ひょっとすると一千人以上が集まっていて身動きが取れないほどごった返していた。ホテルのただ広いホールがやたら狭く感じたほどだ。

入場する際、スタッフより蛍光リングを渡される。青がホールもしくはメーカー関係者で、ピンクが報道や出版関係者と区別がされていた。見たところホール関係者が意外と多く、みな生あややが目当てなのだろうと勝手に思った。実機を試したいのなら直接メーカーに足を運べばいいのだから。

「あやや、宇宙イチのアイドルを目指す」というコンセプトだったらしく、会場内は暗闇の中を色とりどりの電光が照らしており、スタッフもダース・ベイダーや宇宙人などのコスプレに扮して「宇宙観」を醸し出していた。ディズニー・ランドのアトラクション、スペース・マウンテンのような雰囲気と言ったところだろうか。また宇宙人もしくはシャトルの乗務員のような、未来的な衣装に身を包んだ女性スタッフがドリンクを配ってくれるのだが、そのグラスが蛍光色で暗闇の中でほんのりと光るのだ。中身はなんてことのないサイダーなのだが、全く別の飲み物を飲んでいるようでその違和感が面白かった。

実機は部屋の側面にズラリと並んでいて、試打しようと近寄ってみたものの、当然のごとく満席。仕方なく旦那と一緒に後ろから見学していたのだが、これほど大きな展示会を開くほどの機種でもないように思えた。もちろん賑やかな演出に退屈することはないだろうし、リーチアクションもなかなか面白味があって、特別大きな粗は見当たらない。しかし、ただひたすら無難な作りといったところなのだ。とはいえ、こういった無難な機種を制作すること自体難しいのだから、それなりに評価されてもいいのかもしれない。

14時になるといよいよ、あやや本人が登場ということでますます人が増えた。このとき、全くといっていいほど身動きが取れず、なんとかステージに近寄りたいと頑張るものの残念ながら無理だった。なのでマトモな写真も撮れず、せっかく読んで下さっている方には本当に申し訳ない。15分ほど前に旦那と喫煙所でくつろいでいたのが原因で、タバコを吸いたいと強く要望してきたのは旦那なので、彼を「このニコチン中毒者が!」と罵ることで不満を解消してもらいたい。

会場にパステルカラーの風船がたくさん振ってくるのと同時に、彼女は現れた。生あややである。宇宙をコンセプトにしているのに意外にも、紫色のノンスリーブワンピースを着用していたのだが、ワンピースから伸びる健康的な白い腕や足がとても可愛らしかった。顔も本当に小さくて、ブラウン管を通すとふっくらして見えるのに、ちょっと痩せているようにも思えた。大きなモニターで表情を見ると、目の下にクマが見えて「疲れているんだろうな」なんて勝手に心配してしまった。

それでも彼女は「宇宙イチのアイドルを目指します!」と元気にアピール。報道陣に「パチンコの経験や思い出はありますか?」と質問されると、「打ったことはありませんが、小さい頃、おばあちゃんに連れて行ってもらったことがあります」と懐かしそうに話した。また三日前に二十歳の誕生日を迎え、今後の目標や何かトライしてみたいことは?との問いには「背中の開いたワンピースが似合うような、大人っぽい自分を演出していきたいし、女性に好かれるキャラクターにもなりたいです。トライしてみたいことは…酔っ払ってみたいです。意識がなくなるくらい酔っ払うってどんな感じだろうと思って」とにこやかにハキハキ答えていた。

あややはとても可愛らしくてつい頬が緩んでしまうのだが、報道陣は全くパチンコに関係ない質問をしているなぁと少し退屈に感じた。仕方がないのはわかってはいるのだけれど…とアクビをしかけたところ、テレビ朝日が目の覚めるような質問をしてくれた。

「こぶ茶バンドにタイアップするドリフの方々が、パチンコを『玉遊び』と仰っておられましたが、松浦さんは『大人の玉遊び』の方は経験されましたか?」

これには司会者、あやや共々苦笑し、慌てて司会者が「すみません、もう少しわかりやすい質問をしてくださいね。余りにも質問が宇宙的すぎるので」と笑いながら返していた。するとすかさず、テレビ朝日の記者は続ける。

「それでは、三日前に二十歳になられたということですが、本当に二十歳になられたんですか?」

会場内もほんのり笑いに包まれた。誰もが彼女の年齢詐称疑惑を知っているのだろう。とはいえ彼女がいくつだろうとその魅力には響かないと思うのだが。

しかし、あややは若干動揺でもしたのかツカツカとステージの前に歩み寄り、その記者に「色々疑惑がありますけど、本当です。三日前に二十歳になりましたよ」と力を込めて答えていた。うふふ、可愛い…なんて思う私は意地悪かもしれないが、いつもの笑顔が一瞬崩れる姿はいいものだし、力んだ彼女がなんとなくいじらしくも思えた。

その後、プレス向けのフォトサービスが行われたのちに彼女はステージから去っていった。この間わずか十分ほどで、歌でも唄ってくれないかなぁと期待していたのだけれどそれは叶わぬ夢だった。残念だけれど、日頃「可愛いなぁ」と思っていた娘を生で観られたのだから興奮したし、嬉しかった。

それにしても、ビスティはなかなかニクいことをする。エヴァンゲリオンでアニメファンを引き込み、今回は松浦亜弥でアイドルファンにパチンコを打たせるわけだ。彼女のファンは本当に多いし、誰からも好かれるようなキャラクターでもあることだし、それなりの稼動は間違いなく見込める。けれども先に書いたように、なんとなく無難な仕上がりで終わっているので、誰かの思い出の機種になるような、そんなエッセンスは見受けられない。

発売は七月下旬で、受注も殺到しているわけでもないし、ホールとしては決断を急ぐ必要もない。旦那もフィールズの営業に二つ返事で導入すると答えていないし、そもそも中森明菜やこぶ茶バンドなど、他の入替も抱えている状況だ。とはいえ、旦那は「入れないわけにはいかないよなぁ」とポツリ。どうしてか尋ねると、「CR機はガンガン入替しないと集客しづらいし…やっぱり展示会に来ると意味不明に愛着が湧くよ」だそうだ。他店はわからないが、そこそこ話題性のある機種なので導入する店も多いだろう。もしファンの方がいらしたら、お楽しみに。

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2006年6月26日 (月)

クランキーコンドルX5、検定通過

Kyoutai_s クランキーコンドルと言えば、ノーマルAタイプの王者アルゼの看板機種の一つだ。左の写真がそれだが、ボーナス確率の甘さと技術介入度、さらに多彩なリーチ目がファンの心をとらえて離さなかった、パチスロ史に残る名機である。

その後継機として発売されたのがクランキーコンテストで、初代同様ファンに愛されていた。しかし今年のみなし機撤去規制により、どちらも永遠にホールで遊技できなくなってしまったのである。

しかし、アルゼがこの看板ブランドを風化させるはずもなく、今回5号機で再現されることが決定した。6月22日付けで、型式名「クランキーコンドルX5」という新機種が検定通過している。型式名というのはちょっと分かりづらいかもしれないが、本来呼ばれるべき正式名称ではなく、検定用の通名・あだ名といったようなもので、例えば大都技研「秘宝伝」は検定時「デンセツヘノミチ」という名前だった。検定通過の情報は当然外部や他メーカーに伝えられるので、なるべく機種の内容まで漏れぬよう、型式名を使用し配慮しているのだ。

かといって、「クランキーコンドル」という名称を、よもや使い捨てのあだ名では使用しまい。これはほぼ間違いなく、「5号機版・クランキーコンドル」と見てよいだろう。リール配列や制御は継承されているのか楽しみなところだし、おそらく液晶も搭載しているので一体どんな演出が待ち受けているのか、期待感が高まる。とくに古き良きアルゼのリール制御は大変奥ゆかしく、打ち手の心をくすぐる魅力がある。このリール制御はスロット5号機時代を乗り越えるカギの一つなので、ぜひ継承して欲しい。導入がいつ頃になるのか不明だが、今からとても楽しみだ。

が、しかし、そんなホクホクする私を尻目に旦那は言うのだ。「コンドルが復活するのは嬉しいけど、期待できない」と。なぜ? コンドル高校を卒業した旦那が言うには、「だってエレコで検定通してるでしょ? 多分お馴染みの2段階設定だから」。

なるほど。それは確かに期待できないかもしれない。2段階設定とは設定1と設定6のみしか設定がなく、この場合の設定1は現行機種の設定2、設定6は設定4ほどの機械割となる。つまるところ、遊べることは間違いないのだが、爆発力には欠けてしまうため打ち手も敬遠しがちなのだ。その上、設定看破や予想の楽しみも半減してしまう。

これはホールにとっても厄介で、常時中間設定を投入していることと変わりがないので、薄利多売な5号機なのに利益の回収が大変しづらい。あるいは集客しようと高設定アピールをしたくても、できない。そうこうしているうちに、お客が飛んでしまうのだ。アルゼは一台あたり月10万円ほどのリース販売をしているので、機械代も比較的安価なのだが、それでも旦那などはつい苛ついてしまうことがあるという。

スロットでは最高設定である6が、その機種のポテンシャルを最大限に引き出せる強い設定なのだ。設定6に重みのない機種とは、機種そのものに魅力がないと言っても過言ではない。人気キャラクターとのタイアップ機だろうと、あるいは名機の後継機だろうと、設定や機械割、ゲーム性に魅力が感じられなければ、当然打ち手はつかないのである。果たして5号機版・コンドルはどのような仕様なのか詳細は不明だが、なんとか名機の名を汚さない作りであって欲しいものだ。

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2006年6月24日 (土)

CR松浦亜弥の展示会

モデル出身で現在タレントとしても活躍している蛯原友里さんが、OLや女子高生の憧れの的として通称エビちゃんという名前で親しまれているけれど、私は誰なんだか、全く顔も分からなかった。最近、坂口憲治とキウィフルーツのCMに出ているらしいという話を聞いて、どれどれどんな可愛い顔をしているんだろうとまじまじ見てしまったわけだけれど、確かに肌はキレイで清潔感があって、パッチリした瞳はとてもキュート。スラリと伸びた長い足や、細身ながらも健康的なスタイルはさすが元モデルさん。加えて童顔なのにキレイなお姉さん的な雰囲気を漂わせているのだから、女性が憧れるのも納得できた。

でも、大変申し訳ない。一見、松浦亜弥さんと見分けがつかなかった。

一見というのは若干間違った表現で、これまでキウィフルーツのCMは何度も観てきたのだけれど、ずっと「あやや、オトナっぽくなったなぁ」なんて思っていたのだ。確かに私はとても目が悪いし、テレビもろくに観ないのでタレントの顔と名前をきちんと覚えていない。その上アイドルだとか魅力的な女性タレントなんてもっと興味がないから、あややもエビちゃんもうろ覚えであったという理由が一番大きいのだが。

それでも、似ていないか? やっぱりこういう、童顔で上目遣いが似合って、いつも健康的な笑顔を振りまいてくれる女性を嫌いな方は少ないのだろう。私もエビちゃんのことはよくわからないけれど、あややちゃんは好きだ。申し訳ないが歌が上手とは言えないけれど、番組ではいつも一生懸命で、なるべく丁寧に話そうと努めているように見えるし、大阪の芸人みたいに出しゃばり過ぎないし(当たり前か)、アイドルなのに最近体当たり的なバラエティー番組にも出始めていて、面白くしようとしながら尚アイドルらしく振舞おうと健気だし、とにかくその元気に芸能活動に努力しているような姿には好感を抱いてしまう。

というわけで、前置きが長くなってしまったけれど、とうとう彼女のパチンコが今年の夏、ホールに登場する。ビスティより「CR松浦亜弥」という名前で発売され、今月28日に六本木ヒルズで発表会の開催が決定されている。仕様をきちんと把握していないのだが、大当たり確率は他機種とたいして差がないらしい。確変突入率は60パーセントを若干切るくらいだという。もちろんスペックは多種あるようなので、これだけとは限らないし、確率甘めの遊べるタイプも発売されるかもしれない。

これまでアイドルがイメージキャラクターとして扱われることは多々あったが、何にせよ、人気のある現役アイドルのタイアップ機はほぼこれが初めてと言っていいだろう。果たして一体どんな仕上がりになっているのか、楽しみなところだ。

発表会会場にはもちろん松浦亜弥さん本人もいらっしゃるとのことで、生あややを一度拝みたい私は旦那について行くことにした。旦那がフィールズ(代理店)の担当者に聞いたところ、「当日は大変混みあうことが予想されますが…」と心配されたそうだが、そんなことは構わない。現役アイドルのパチンコ機、どんなものか一足早く遊技してみたいものだ。

ちなみにホール導入は7月下旬~8月中旬ということだが、現在のところ特別受注は殺到していないとのこと。これは仕方のないことで、6月から7月にかけて、パチンコスロットともに入替続きで台所事情の厳しいホールは多いだろう。それでも面白ければどこも導入するだろうし、個人的にはあややの面目を傷つけない仕上がりであってほしいと願っている。6月28日、とても楽しみだ。

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2006年6月23日 (金)

米国牛肉輸入再開

今日はW杯ブラジル戦もあるし、それに合わせて家事も早めにしないといけないから簡潔にまとめておこうと思う。ちなみに、なぜ家事を夜にするのかというと、基本的に旦那は閉店後に仕事をしているために、私も夜行性になってしまったわけで、決して昼間にスロットを打ったり買い物したりとダラダラ遊んでいるからではない…はず。

さて、米国産牛肉が今年の八月末までに輸入解禁となるらしいが、日本の消費者は「早く食べたい」「早く輸入してくれないと仕事にならないから」と輸入再開を喜ぶ者もいれば、「まだ怖いよ」と危ぶむ声もあったりと、賛否両論、悲喜こもごも。アメリカさんは日本が輸入禁止にしたせいで年間160億円の赤字に悩んでいたから、輸入解禁にバンザイ三唱といったところなのだが…。

そんなアメリカさんの全米肉牛生産者協会(NCBA)がこんな声明を発表した。

「日本は信頼できない相手国だ」

発言したのは前述の団体のジョン会長。輸入解禁の契約は結ばれたものの、前回のようにまたすぐにストップがかけられるのではないかと危ぶんでの発言だったようだが。

いや、ちょっと待て。スウゥゥ~(息を吸い込む音)。

信頼できないのはそっちだから。

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2006年6月21日 (水)

山口母子殺人事件

今回、山口県母子殺害事件で最高裁が広島高裁の判決「無期懲役」を棄却した。母親を暴行、殺害し、いまだ乳幼児である子供を絞殺した犯人は極刑に値するだろうし、最高裁も司法のプロとして判決を下したわけで、一国民としてもひとまず安心した。

昨日の朝に至るまで、この事件に関するメディアの報道には目に余るものがあった。もともとテレビなんてものはワールドカップがなければ見向きもしないのだが、こんなにも報道は無知なのかと反吐が出る思いですぐに消してしまった。

今回の判決にあたってメディアが投げかけた疑問は、「少年犯罪に死刑は適用されるのか」というものだったわけだが、これもおかしな話なのである。というのは、事件当初犯人は18歳で、十分死刑が適用される年齢なのだ。つまりはなんてことのない、「死刑制度は善か非か」といったお決まりの内容なのである。

しかし、死刑という人が人を裁き殺すような制度は果たして「善」なのであろうかと、どんなに疑問を抱こうと、また死刑制度に反対し徒党を組んでも、あるいは廃止しようと国会議員になって努力していようと、現行の法律で極刑とされているのは「死刑」なのだ。現代に生きる我々は、現代の法律にのっとり裁かれるのが、誰もが知る基本的なルールである。司法はその法律にのっとり、曇りなき視点で裁きを与えるのがプロとしての仕事であり、それができないのは法律者としての怠慢以外何物でもないのだ。極刑に値する犯罪者に極刑を科さないことも同様である。

死刑制度に一言物申したいのならば、まずこの筋を押さえねばならないのに、メディアの投げっぱなしの姿勢ときたら、まったく不愉快だ。批判精神とやらにのっとり、何でも疑問をぶつけていこうとすることは本来間違ってはいないが、批判精神は確かな論理があってこそ生きる。そんな基本的なことも忘れ、国民の知性と欲求を満たすべく存在しているはずが、ただの盛り上げ役に成り下がっているのだ。まさに一億総白痴状態を作ろうとしているのだろうか。非常に気持ちが悪い。

ちなみに私個人は死刑制度は大賛成で、もちろん状況によりけりだが、それに値する罪を犯した人間は、容赦なく死刑により裁かれるべきだと考えている。外国では既に死刑制度を廃止している国が多いと、のべつなくまくしたてる評論家や国会議員が目に付いたが、だから何なのだろう。外国とは宗教観も違うし、そもそも犯罪は増えたと言えど、日本全国の治安の良さは世界に誇ったっていい。その根底に死刑制度があるというのは、考えすぎだろうか。あるいは死刑に代わる、犯罪者を一生閉じ込め苦しめるような完全な刑罰があればよいが、現在のところそれが皆無に近い状況なのだ。犯罪者はどんなに反省しようと犯罪者で、犯した罪によって徹底的に罰を受けねばならない。それが強姦や気狂いじみた殺人なら、なおさらである。

今回の事件で原告となった本村洋さんは言う。「自分の命を取られることを初めて実感したときに、自分の犯した罪の重さを知る。それこそ死刑という刑罰の意味だと思う」と死刑の意味を位置づけ、「二人も殺したのだから反省するのは当然で、そのような人間らしい気持ちを取り戻した上で、『死刑』という罰を受けて欲しい」と。もちろん、彼と私の死刑に対する考え方が根底で同じかどうかはわからないし、当事者の彼に色々言及するのは憚られるのだが、それでも非常に筋の通った素晴らしい言葉だと思うし、刑罰に対するまともな捉え方としてこれ以上、ない。

またさらに彼は続ける。「悔い改めてもなお、命を落とさなければ償えない罪がある。その残酷さを知って、犯罪が起こらぬようにする方法を社会は考えなければならない」愛する人を失った悲しみが、このような言葉で昇華されたことに、思わず脱帽してしまう。一体どのような心境なのか、思いを馳せることしか出来ないが、彼のような方が泣く羽目にならない社会づくりを心がけたいものだ。

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2006年6月17日 (土)

北朝鮮人権法の成立

ワールドカップの喧騒に紛れて、一つの法案が成立した。「北朝鮮人権法」である。既にアメリカでは2004年に成立しており、北朝鮮に対する経済制裁と、寛容な脱北者支援を目的とした法案だ。

特に拉致問題を早急に解決したい日本としては、この問題に非協力的な北朝鮮に対し、新たな圧力とするべく法案成立が急がれていたのかもしれない。「北朝鮮による重大な人権侵害状況」が改善されない場合、経済制裁を発動するらしい。「重大な人権侵害状況」とは、拉致問題そのもののことであって、国連総会でも北朝鮮による拉致事件を「組織的人権侵害」と非難されている。つまるところ、拉致問題の解決がこれ以上見えてこない場合は、具体的な経済制裁を発動できるということだ。

経済制裁の内容については、入港禁止法と改正外為法に基づき遂行されるという。北朝鮮人権法が成立したことにより、これら2つの法律の見直し・強化も行われるのかもしれない。

この法案に対し、朝鮮総連中央本部・南昇祐副議長は「『拉致問題』と『人権』を口実にする『圧力と制裁』を法制化したもの」と法案を位置づけ、「両国の関係改善に新たな障害を作り出すものである。われわれは、まれに見る悪法であるこの法律を断固糾弾する」とコメントしている。非常にご立腹のようだ。万景号の入港規制や、朝鮮総連本部への強制捜査、ひいては団体への課税問題などに続き、彼らの祖国とする北朝鮮への制裁が下るのだから怒り心頭、といったところだろうか。

また、おもしろいことに話題の「共謀罪法案成立」にも若干動きが出ている。以前提出された民主党修正案を、一度自民党は全面的に受け入れると提言していたものの、今日になって全面拒否する意向を示した。民主党修正案では「組織的犯罪集団」のみが処罰に値すると規定していたのだが、自民党はあらゆる団体としている。この自民党法案が成立することになれば、労働組合や市民団体にも共謀罪が適用されるため、朝鮮総連もその対象となるだろう。とはいえ朝鮮総連は既に拉致事件に関与していたのだから、十分「組織的犯罪集団」の条件を満たしているのだが、やはりその他の会社や団体による、北朝鮮に対する不正輸出や送金を摘発する狙いなのだろう。

これらの流れを受けてかどうかわからないが、北朝鮮では軍事的な動きが見られている。テポドン2号が発射台に装着され、ミサイルに注入する液体燃料を積んだタンク十数台を発射台近くに移動させたことが確認されている。ヨーロッパではスポーツの戦争真っ只中だが、日本ではひそやかに本物の戦時体制に入ろうとしているのかもしれない。しかし、案ずることはないだろう。北朝鮮の行動はあくまで「脅し」であるし、そもそもテポドンなど打ち込んで、彼らの重要な資金源である在日朝鮮人が亡くなってしまったらそれこそ国家の破滅である。日本政府もめげずに頑張って欲しいものだ。

ちなみに北朝鮮人権法には、脱北者をやや積極的に受け入れるような内容が示されている。今回は省くが、こちらも日本人にとっては微妙に問題を含んでおり、いささか嫌な気分になる方もおられるかもしれない。しかしこの法案が、北朝鮮で生活する人民に対するものではなく、あくまで「北朝鮮政府」への牽制であることを強調するためには必要な内容なのだ。この点に関しては、少し目をつぶっておくのが懸命かもしれない。

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2006年6月16日 (金)

パチンコ議員、勝訴確定

平沢勝栄衆院議員は三年に渡り、週刊新潮と争っていたことを皆さんご存知だろうか。もちろん各メディアで報道されていたので、既にご存知の方の方が多いだろうが、当ブログでも少し取り上げておきたい。

コトの始まりは2003年11月27日号の「週刊新潮」。ジャーナリストの上杉氏が、綿密な取材のもとに「平沢勝栄衆院議員が某パチンコ屋より、4000万円もの献金を受けた」という記事を掲載した。これを受けて、平沢議員は「名誉毀損である」とし週刊新潮を告訴。以後約3年に渡り、裁判が行われていた。

パチンコ屋の経営陣は基本的に、在日コリアン、つまり他国籍の外国人である。日本が誇る有名無実な法律の一つである、「政治資金規正法」では外国人が政治家にいわゆる投資することは禁じられているのだ。平沢議員がパチンコ屋より献金を受けたことが事実ならば、この法律にのっとり罰せられるわけであるし、そんな疑いをかけられた本人はまさに崖っぷち、「名誉毀損だ」と訴えるしかないのである。

そうして平沢議員は週刊新潮に一億円の損害賠償を請求した。創価学会とのトラブルなど、いつも忙しい週刊新潮だが、一審の東京地裁では平沢議員の敗訴となる。裁判長は「取材経過に関する筆者らの供述は具体的で真に迫る。記事は風聞の類を集めたものではない。真実と信じるに相当の理由がある」と判決を下した。つまり東京地裁では、「この記事は風聞の類(=ウワサ話)を集めたものではない」イコール「この記事はほぼ事実が書かれたものだ」と受け取ったわけで、平沢議員はパチンコ店より献金を受けたことが事実とされたのだ。

しかしそこで腹がおさまらないのが人間である。平沢議員はさらに東京高裁まで持ち込み、そこでなんと逆転勝訴する。新潮社が取材源を特定しなかったことなどにより、東京高裁では「どのような取材によって記事内容を真実だと判断したのかが明らかではなく、合理的根拠に基づいていることを裏付ける証拠がない」と判断され、新潮社が平沢議員に三百万の損害賠償を払うよう判決された。しかし、それでも裁判長は問題の記事を「具体的かつ迫真性に満ちたもので、相当程度の情報源からの取材に基づくものだとうかがわせる」と判決文で評価している点が面白い。

二審で負けた新潮社は、最後に最高裁までこの問題を持ち込んだ。ここまで記事が評価されていたのだから、勝訴する自信はあったのかもしれない。

しかし、6月15日に裁判長より下されたのは、新潮社側の上告を棄却する判決だった。つまり、平沢議員の勝訴が確定したのである。東京高裁での判決が有効とされ、新潮社より平沢議員に三百万の賠償金が支払われることになった。ちなみに議員は「謝罪文掲載」まで求めていたのだが、そちらは却下されている。

残念なことに、献金を暴いた(かもしれない)会社が、罰せられる対象であった人間に金を支払う結果となってしまった。そもそも平沢議員は「パチンコ業界より献金されている」と非常にウワサされている人物であったし、記事そのものの信憑性の高さを裁判長は認めているのだ。

それなのになぜこのような判決が下ってしまったのか。新潮社側があくまで取材元を明かさなかったため、東京高裁で「どのような取材によって記事内容を真実だと判断したのかが明らかではなく、合理的根拠に基づいていることを裏付ける証拠がない」と致命的な指摘を受けてしまったことが大きな要因だ。しかし、取材源を秘匿することもまた、民主主義的な人権擁護問題などに絡む、重要な行動であるから何とも言えない。非常に惜しいのである、新潮社。

もちろんこの他、オトナの事情とやらも絡んでの判決だったのかもしれない。パチンコ業界からの献金疑惑は、多くの政治家にかけられている。一人が発見されると、芋づる式にズルズル他の名前が挙がってきて、収拾のつかない事態になるのである。

消費税存続か否かをかけて、政治情勢が大きく揺れていた89年秋、当時社会党は土井たか子を中心に「消費税反対」を声高に叫んでいた。社会党は「北朝鮮は拉致に関与していない」などと妄言を吐くほど、北朝鮮や朝鮮総連との繋がりは深く、もちろん献金疑惑も十分にかけられている。当時自民党幹事長であった小沢一郎氏はここに目をつけ、社会党を落とすために議題として掲げるのである…が。

その頃発売された日刊ゲンダイを覚えておられる方もいるかもしれない。ワイドショーや国会でも騒がれた、「パチンコ業界献金リスト」を日刊ゲンダイがスクープしたのである。するとわんさと出てきたのが、社会党だけではなく、自民党政治家の名前だ。数人ではなく、数十人挙げられたのだから、小沢氏にとっては社会党を追い落とす材料にすらならない。いや、もちろんこの段階で小沢氏が「クリーン」であるかどうかは謎であるが、つまるところパチンコ業界から献金されている政治家を挙げていくとキリがないというわけである。

もちろんこの献金は今でも続いているだろう。例えば、学歴詐称で問題となった元民主党議員・古賀潤一郎を覚えておいでだろうか。彼は九州のパチンコ店より献金を受けたことを認め、罰せられている。ちなみに、彼の言い訳は「よもや外国人の経営者だとは思わなかった」……いや、それはないだろうよと誰もが突っ込みたくなる一言だ。

ただ政治資金規正法に触れぬよう、経営者が日本国籍を取得しているケースもあるだろうし、直接パチンコ店からではなく、日本国籍者の運営する別団体より献金する方法だってある。要は網をかいくぐってしまえばなんてことのない法律なのだ。

またここまでパチンコ店、と書いてきたが、献金疑惑は店だけではなく、各メーカーにも及んでいるわけで、ひいてはパチンコ業界全体より政界へ、まんべんなく献金されているわけである。

この国は一体何がしたいのだろう? 相次ぐパチンコパチスロ規制、風営法改正、共謀罪、朝鮮総連への強制捜査と在日コリアンの肩身が狭くなるような状況を作り、その上でしっかり献金は頂戴するわけだ。金さえあればいいのだ、という風潮を作り出したのは一体どこのどいつになるのだろう。

あるいは、百歩譲って、いいのだ。献金そのものは。しかしアシがつくような、ヌルイ地盤を持つ政治家ほど見っとも無いものはない。慌てて裁判に持ち込むような、器の小さな人間が衆院議員を勤めているのだ。大人としての腹黒さをもっと磨いてもらわないと、一人の国民として献金どころか税金だって支払いたくもない。

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2006年6月14日 (水)

吉宗を打ってしみじみした日

Sirome 夕方、ホールをウロウロしていたら1000ゲームハマリの吉宗を発見。ゲーム数履歴をチェックすると、謎解除も天国ループもしていて、ひょっとしたら高設定かも…なんて期待を寄せて着席した。

吉宗を打ち続けて2年あまりの月日が経ったわけだけれど、初めて飲み比べ演出での白目復活で…負けた。チャンス目からの激アツ演出だったわけだが…ううん、泣いてないよ。ちなみにその後、あっさり天井に到達して、BIGのあとREG4連したけど、泣いてない、泣いてないよ。

しかし、吉宗撤去の日が近づいているというのに、稼動はすこぶる良い状況。高確率演出をほんわかと楽しんだり、キーンと鳴らして目を輝かせたり、賑やかな周囲をヨソにせっせと回したりと今日も色んなお客がいて、あぁどうしてこんなに人気がある機種が撤去されなきゃならないんだろうと胸が詰まる思いだった。

大都技研も、吉宗と全く同じリール配列と制御で、キャラも演出もそっくりな機種を制作してくれればファンは喜ぶし、間違いなく売れるのに、ここにきてどうして「秘宝伝」なのだろう。ボーナス放出契機も違うし、キャラもイマイチ馴染めないし、出目も色気がないし、BIG演出は一種類しかないし、その上BIG中の演出は単調だし、とてもじゃないが吉宗撤去後に吉宗愛好者を満足させられない出来なわけで、ガッカリである。吉宗や番長を制作したE社と契約を更新しなかったことが惜しまれる。はぁ…。

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2006年6月13日 (火)

北斗SEの入替

サミーは月間10万台を売り上げようと、本気で北斗SEを大量生産しているようだが、どうにもこうにも受注が多すぎるようで、どこの店もトップ導入(7/18入替)ができないらしい。もちろんこのような状況は最初から予想できていたため、サミーも工場に大量生産を依頼していたわけだけれど、現状はさらにそれを上回る受注で大変なのだ。

さすがモンスターマシン・北斗といったところだが、もちろんサミーの「売りたい」商業意図もあって、「トップ導入は『ボンバーマンビクトリー』と『CRフレディVSジェイソン』と『デジハネ北斗の拳』を買ってくれたホールから」という、まぁ何というかこの業界ではお決まりの駆け引きが行われてもいる。全国にチェーン展開しているような大型店は別として、その他の中堅型チェーン店や地域密着型の小規模店にとったら、非常に無理難題な話だ。

なんせ、この時期はどこのホールも金がかかって仕方のない時期なのである。パチンコでは『CRスーパー海物語』や『CR電車でGO!』など人気機種が発売され、その大型入替も抱えているし、スロットでは『秘宝伝』の導入や、またみなし機や吉宗の撤去による穴埋めのための入替もせねばならない。軽く一千万、あるいはそれ以上の金が必要なのだ。

そんな時期に、いくら天下のサミーの機種とはいえ、望まない入替をできるホールも数少ない。逆に北斗SEを一度に数十台買う、と言っても(それですら約一千万もの費用がかかるのに)トップ導入には結びつかないらしい。また、『CRフレディVSジェイソン』あるいは『ボンバーマンビクトリー』に関しては、北斗SEの販売を優遇されることを祈って導入した店も多かったのだが、むしろそのような店が多すぎて、サミーとしても優劣がつけ難い状況のようだ。

トップ、あるいは一週遅れで導入できる決め手となるのは、『CRデジハネ北斗の拳』を買うかどうか、そして何台買うか、となっている。このデジハネ、個人的には楽しみなのだが、ホール経営に携わる者にとってはやや難題なのだ。

というのもこのデジハネ北斗の拳、前作『CR北斗の拳』と演出に全く変化がないのである。低確率・1/99でより遊びやすくなったとは言え、前作で飽きてしまったお客が新たに打ってくれるかどうか心配なのだ。パチンコでは退屈することが命取りとなるし、またデジハネは機械代回収にも非常に時間がかかる。機械代が回収できるほど稼動が保てるのか、そこが一番厄介な問題なのである。しかも『デジハネ北斗の拳』を導入したところで、トップ導入が確定するわけではないのだからますます厄介だ。

しかしどこのホールも北斗SEに関しては、トップ導入にこだわるだろう。吉宗が7月24日で撤去されることは確定しており、その穴埋めに他の中古台を導入するよりは、北斗SEで店を盛り上げたいのは当然だ。また、シュミレーターを体験した方なら理解していただけるだろうが…北斗SEは、なかなか、いやなかなか、微妙な仕様なのだ。その微妙さ加減は他の記事に書いたので省くが、とにかくその微妙な機種を数週遅れで導入することには相当リスクがあるのである。他店で北斗SEを味わった客が、わざわざ数週遅れの新装に来店するのだろうか。よしんばしたとしても、北斗SEのゲーム性で果たして理想どおりの稼動を保てるのだろうか。機械代回収は順調にできるのだろうか。不安がつきないのだ。

かといって、状況的に導入しなくてはマズい機種なのだ。話題性もあるので集客にはもってこいの機種ではあるし、吉宗の検定が切れる頃だし、初代北斗は11月に撤去となるし、その上数少ない4.7号機の新機種でもある。なるべく4.7号機で安定した稼動と売り上げを築きたいホールとしては、間違いなく北斗SEは「買い」なのである。

それでも数週遅れの新装では、インパクトに欠けるし、初代よりも優れた機種でもないので稼動も売り上げも期待できないし、デジハネを導入するにしたってパチンコも大型入替で費用がかさんでいるし…と悩みのスパイラルに陥ってしまうわけだ。

旦那もまさにその坩堝(るつぼ)にハマっていて、今日もサミーの営業マンや代理店の方と電話をしていた。ウチはサミーの機種はソコソコ入れているので、他店よりもそれなりに優遇してくれるようだが、それでも一週遅れになってしまう可能性が高いのだ。そのためにデジハネ北斗の拳を買うか、腹をくくって一週遅れでよしとするか、どちらか決めねばならないのだが、ホールにとっては出費がかさむ時期に辛いところである。

明日、最終的な決断をするらしい。個人的には一週遅れなら問題ないと思うのだが、やはり旦那も他の役職陣も心配が尽きないようで、見ているこちらも心配になる。北斗SEが全く申し分のない出来ならば、こんなに悩む必要はないのだが。

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2006年6月12日 (月)

秘宝伝の入替

もう何日も前に、「秘宝伝を入れないことにした」と書いたのだが、その後様々な理由により、導入することになった。もちろん旦那も私も、秘宝伝は失敗作との見方は変わりないし、安定した稼動が持てるのもせいぜい一月半だと予想している。

しかし当時はトップ導入できないかもしれない、といった状況にあった。話題性はあるものの、ゲーム性がそれを裏切る仕様であったために「わざわざそんな台を遅れて導入することもない」という理由で話を蹴ったわけだが、その状況が一変したのだ。

そう、トップ導入できることになったのだ。なんでも彼の親族と大都技研の方が懇意にあるらしく、彼の運営する店舗の数店に導入できるようになった。それなら話は別になる。吉宗の後継機としてメディアでも騒がれ、その上、残り数少ない4.7号機の新台をトップで入替できるのならば、それにこしたことはない。

また頼りにしていた北斗SEが、さすがに期待できない仕様なのだ。初代の流れを否定するようなBB演出や、これといって特別美しくもないリール配列を見ると、まぁ無難にヒットはするだろうといった程度だ。平均獲得枚数は減ったもののBB継続率もアップしたのだから、ストレスも溜まることなくそこそこ遊べるだろうが、残念ながら新演出はボスバトルにハートが追加されただけだ。もちろん通常時のステージ演出も、昼背景から夜背景があったりと若干の変化はあるものの、「スペシャル・エディション」にふさわしい鮮やかな変化は見られない。初代北斗の拳の演出に飽きを感じている方にとっては、やや物足りないのだ。

というわけで、北斗SEがイマイチであり、なおかつトップ導入できるといった恵まれた状況にあったため、秘宝伝の導入を決めたのである。多分同じ状況にあったら、他のホールもそうするだろうと言うくらい、当たり前の決断なのだが、一度「導入しない」と明言してしまったので、念のために書いておこうと思った次第なわけである。

ただ秘宝伝も北斗SEも、スロットファンにとってみればどちらも「ビミョー」な仕上がり。新装の際ぜひ試し打ちして頂きたいのだが、とてもじゃないが、みなし機撤去後のホールを支えるような機種ではない。

そもそも、秘宝伝は吉宗の台枠を利用して制作されており、数ヶ月も前に吉宗を撤去したり、減台したりしたホールにはトップ導入できるようだが、あんなにも稼動もファンも多い吉宗を撤去してまでトップ導入したいゲーム性でもない。その理由は何日も前に書いたのでここでは省くが、少なくとも通常時の演出も、チャンス目成立時の出目もまったく面白味がないことは声を大にして言いたい。また北斗SEにおいては、吉宗撤去期限を狙っての発売日であるにしては、演出・出目をとってみても新機種ならではの興奮も新しさも感じられない。北斗ファンが少しでもガッカリするような機種を提示してくること自体、手抜き仕様であることは間違いない。

ホールとしては入替をすることによって、お客が店内の雰囲気に麻痺する状況を防ぎたいので導入せざるを得ないが、それにしてもこの時期にこんな機種しかないのは残念なことだ。せめて5号機ではそれなりの機種を制作して欲しい。放っておいてもお客がつく時代ではないのだし、規制が変化したときこそ新たなゲーム性を発掘するチャンスなのだから。

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2006年6月10日 (土)

吉宗永久愛蔵万両箱

Yoshimunedvd 昨日、6月9日に百夜書房より左記のDVDが発売された。

「パチスロ必勝ガイドDVD 吉宗永久愛蔵万両箱」¥1980

必勝ガイドライター陣による設定6実戦や、プレミア演出、個人的に好きな演出など、とにかく吉宗好きにはたまらない内容が収録された、2枚組DVD-BOX。同社はこれまで吉宗DVDを多数発売しているが、最後の集大成となる作品だ。

早い地域では今月中にも姿を消そうとしている吉宗だが、名残惜しい気持ちで胸を詰まらせるファンは大勢いることだろう。もちろんプレステ2でそのゲーム性を堪能することも出来るけれど、現役の吉宗がホールで稼動している姿や、演出とマッチしたアツい出目をしっかり目に焼きつけたいと思う方もいるはずだ。吉宗をふと思い出したとき、記憶を辿るだけでは物足りないし、少し寂しい気持ちにならないだろうか。このDVDはそんな寂しさを紛らわすのに、うってつけの一作だ。

DISC-1は必勝ガイドライター陣による、「設定6堪能ファイナル実戦inみちのく」。8名のガイドライター達が、青森県八戸市のホールで設定6を打ち込むわけだが、吉宗好きにはたまらない瞬間がおさめられている。1G連の瞬発力や、鷹狩りなどの激アツ演出、設定6ならではの謎解除の瞬間。また吉宗ならではの大ハマリ。どれもこれも吉宗好きにとっては、「あぁコレがアツいんだよなぁ」「よくあるよなぁ…」といった、共感できる実戦シチュエーションがしっかり収録されており、非常に面白い。ライターの方々も冗談めかしたセリフを軽快に飛ばしていて、つい笑ってしまう。なんとも、サービス精神旺盛な方々だ。

DISC-2はプレミア演出が淡々と紹介されるコーナーもあるのだが、見所は「耽溺入りパターンセレクション」のコーナー。ライター3名のそれぞれ好きな演出パターンを、映像で紹介していく。さすが吉宗を打ち込んだ方々だけあって、「この状況のコレがアツい」というファンのツボをよく捉えている。例えば大家紋発生時、左リールに「俵・松・俵」停止。またチェリー成立後の、W白姫連続通過演出など。ただ大当たりする瞬間を羅列するのではなく、状況や出目と絡めた激アツ演出が丁寧に再現されているのだ。

この時期に吉宗DVDを発売するとは、さすが百夜書房である。きっと私のように「吉宗を目に焼きつけたい」とする人間は少なくないはずで、間違いなく売れるだろう。しかもただの演出や打ち方紹介ではなく、実戦的な内容なのだからなおステキだ。自分が打ちながら喜んだり、ガッカリしたり、興奮したり、何度も目にした様々な状況が収められているのだから。思い切り共感できるのである。

全国のコンビニ、一部書店で発売中なのだが、コンビニでも入手しづらいかもしれない。白夜書房のHPや、アマゾンなどネット書店でも取り扱っている。吉宗好きの方、ぜひ記念にお手元に置いてみてはいかがだろう。絶対に後悔しない。吉宗の思い出にどっぷり浸れる作品なのだから。

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2006年6月 9日 (金)

パチンコ屋の組合-2

昨日の組合で皆がため息をついたのは、もう一つ。やっぱりスロットの5号機問題がある。具体的に5号機メインの営業になるのは、4.7号機の検定が切れ始める来年の春以降になるのだけれど、今からある程度の対策など考えておかねばならない。

5号機メインの営業になると、一日の売り上げは今の半分近くになると予想されていて、その上、機械代など経費は変わらないのだから店にとっては大問題である。現在発売されている5号機も、とても明るい未来を期待できる代物でもないため、稼動が下がる見込みも十分にある。この問題により、現在あるパチンコ店の約3~4割が廃業に追い込まれると言われており、特にスロット専門店は大打撃をこうむること間違いない。

これにともなって規模縮小の方針をとる店舗は多い。組合でも、人件費など経費を削減した細々とした営業をしていくしかないとか、ウチは台数が多いのでシマ封鎖する予定だとか、悲観的な意見ばかり飛び交ったそうだ。まったく、これからどうなってしまうのだろうと不安な雰囲気の中、一人の経営者が口を開いた。

「やっぱり在日の業界だから駄目なんだよなぁ。きちんとしたカタチで日本に貢献していないし、近頃は北朝鮮問題と竹島問題で政府は朝鮮半島と仲が悪いしなぁ」

これを聞いた皆は「はぁ」とため息をつき、「そうだよねぇ」「そこなんですよねぇ」とうなだれてしまったらしい。結局のところ、朝鮮総連が拉致に手を貸したから駄目なんだとか、北朝鮮に送金しているから目をつけられるんだとか、とんだトバッチリを受けたものだと経営者陣はガックリしていたのだそうだ。そんな話を聞いていて旦那は不思議に思ったという。皆在日コリアンで、中には朝鮮総連に属している方もいるのに、北朝鮮に対する特別な心情を語る人間がいなかったからだ。確かにそれは当たり前で、やはり人それぞれなのである。誰もが属している団体と同じ気持ちだとは限らないのだ。だが、そう簡単に判断されないのがオトナの事情であり、政治といったところなのだろう。

その経営者は続ける。「在日もねぇ、もっと日本を想ってるコトをアピールすりゃぁいいんだよね。竹島問題だってさ、オレ個人は日本の領土でいいと思うし、どっちのモノでもいいと思う在日って結構いるでしょ。竹島にパチンコ台持っていって、日本の領土だと言ってやりたいし、そんなコトする在日がいてもいいんじゃないかなぁ。拉致問題の解決のために出来る限り協力するとかね。日本の役に立つようなことしないと、いつまでたっても肩身が狭いままだよなぁ」

竹島にパチンコ台を持っていくのは意味不明だが、拉致問題の解決など、なかなか積極的なことを言う経営者だ。彼はこの他に、芸能人でも在日は多いのだから、どんどんカミングアウトして日本が好きだと公言して欲しいとも言っていたという。酒も入っているので大きな話題ばかりだが、日本で生活することにそれなりの愛着もあることが伺える。

しかし、そうはいかないのである。彼らはあくまで外国人であり、朝鮮総連もしくは民団どちらかの団体に属しているのだ。半ば敵対関係にある国に籍を置く人間が、一角の富を築き上げたうえに団体を組んでいるとなれば、規制しない政府はまず無能と言ってもいい。たとえ在日コリアン一人一人がどんな思想を抱いていようと、である。仮に日本が好きならば帰化してしまえばいい話だし、朝鮮総連へ不満があるのならば、まさに彼らが抗議するべきなのだ。

とはいえ、40代後半の在日二世の方にしては、非常に珍しい意見である。このような意見が在日社会の中でも主流となり、拉致問題などに貢献して欲しいものだが、旦那が言うにはやはり難しいのだそうだ。

理由としては、在日コリアンの人間はなかなか思想では繋がらない性質があるらしい。例えば、日本にいる数少ない在日中国人の方などは、ある一人が思想を掲げると、よし協力するぞと皆が動き出す傾向が強いのだそうだ。しかし、一般的な在日コリアンは、「同じ在日である」ということに共感や愛着を抱いても、他人の思想に簡単に連動しないという。あくまで、ビジネスや金、親族が絡まないと動かない。根底にあるのは、同じ在日コリアンである同調のみなのだ。そう考えると、なぜ朝鮮総連や民団のような団体があるのか不思議なところだが、やはり日本で暮らしていく上での支えが必要だったのかもしれない。

もちろん中には、ビジネス抜きで他人と連動する人間もいる。北朝鮮や韓国への思いが強く、そのために何か運動を起こそうと熱くなっている団体や、参政権を求めて民主党に申請をする団体だってある。しかしどれも他国への思いや、自分達の生活に直結するような内容ばかりで、このように日本社会に貢献することが、在日コリアンの新しい生活を築くのだという主張はムーブメントにはなりにくいだろう。

旦那はこの話を横にビールを飲み、それはそれは泥酔して帰宅した。「まったくよぉ、コリの集まりはめんどくせーよ」とくだを巻き(コリというのは、旦那が言うところの在日コリアン。まったく、自分をなんだと思っているのだろう)、バタンと横たわる姿を見てついため息が出てしまった。「ちょっとアンタ、5号機の話のときウチはどうするって言ったのよ?」と聞いたら、「ん? ウチは問題ないよ、って言っておいた。大丈夫だよ、5号機は出るもん」……嫁があっけにとられる姿をよそに、旦那はぐぅぐぅ眠ってしまうわけである。パチンコ業界の粛正は礼賛すべきところだが、旦那の稼ぎが減るのは嫁として困るのだ。そんなことは全く気にせず眠ってしまうのだから、いやぁホント、大物だよアンタ。とりあえず、翌朝はビンタで起こしておいた。

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2006年6月 8日 (木)

パチンコ屋の組合

昨日、私が八代将軍と戯れている間に旦那は「組合」というものに参加していた。耳にしたことのある方も多いかもしれないが、地区ごとにパチンコ屋は団体を組んでいて、それを組合と呼ぶのだ。なぜ地区ごとに、というと単純に警察の管轄地区によって、微妙に規制が異なっていることが主な理由だ。ちなみに労働組合とは全く違う。

料理店の広間を借りて、二ヶ月に一回ほどのペースで開かれる。基本的に店長やオーナーが参加し、現行規制やゴト情報などの確認をした後は、親睦会めいた雰囲気になるのだそうだ。

規制に関してどの店舗も気にかけていたのは、「メールによる設定発表」について。五月から新しい風営法が施行され、店内での設定発表が禁止されたわけだが、メールやホームページでの発表に関しては具体的な規制が現在のところは、無い。ということは、メールでの発表なら大丈夫なのか、少なくとも警察に目をつけられることはないのだろうか…と誰もが心配しているのだ。

地区によって異なるのだが、最近はアピール方法もかなり規制がかかっている。風営法により全国的には「設定発表が禁止」されたわけだが、その他の細かいアピールに関しては管轄の警察が決めるのだ。

昨日の組合の区域では、店頭のイベントカレンダーの設置が禁止されたり、店内でも出玉ランキングやイベント告知ポスターはNGになったり、「~万発突破」などの出玉札や、「オススメ台」などのイベント札も使用できなくなったりと、かなり厳しい規制がかかっている。せめてメールで高設定台の発表ができないと(とくに4.7号機は高設定でも十分な出玉が期待できないため)、店としては非常に困ってしまうのだ。

所轄の警察も具体的な指示をしていないのだから、問題はないだろうと推測する店舗もあれば、風営法の罰則も厳しくなったことだし、面倒沙汰は避けるのが無難だと主張する店舗もあって、なかなか結論が出なかったそうだ。様々な意見がでた後、ネット上での告知に規制がかかっていないのだから、メールで「オススメ台」とか「アンコウ台」とか、具体的な設定数値を避けて発表する方向に定まったという。それでも不安そうな方々は多かったらしいが。

もちろん店内で札の使用が禁止されていなければ、人気パチンコ台の図柄を使用した発表も可能だし、そのように対処する店舗が殆どだろう。旦那のグループの他店舗でも、そのような設定発表をしている。また今回の組合区域のような、非常に辛い規制がまだかかっていないため、店頭でのイベント告知や出玉ランキング発表も可能だし、もちろんネット上でも問題ない。

全国的には風営法が基準となった規制がしかれているが、細かい営業形態に関しては管轄の警察が決めるという、非常に面倒な仕組みなのである。おかげさまで管轄の警察署長が代わるたびに、店舗は不安になってしまうのだ。特に、新しい警察署長はヤル気を見せるために、まず風俗営業店をイジりにかかる傾向にある。まったく面倒な話で、机上で規制をいじるよりも、夜中のパトロールを強化するなど具体的な行動に出て欲しいものだ。

パチンコ屋にいくら規制を入れたところで、ゴト行為も子供の置き去りも、交換所の強盗だって撲滅できない。あるいは北朝鮮への送金だって、いくら規制を入れたところで平気で行われてしまう。もちろんパチンコ屋は、金を賭けるというギャンブルを行う場所なのだから健全な店とは言えないし、何かしらの規制は必ず必要なのだが、犯罪を防ぐためには的を外れた規制ばかりだし、こんな規制で人の射幸心は消えない。

なんだか、警察もヒマつぶしで仕事をしているようで、腹立たしくなるのである。パチンコ業界に規制は必ず必要なのだが、つまらない法律ばかりで何の役にも立っていない。曲がりなりにも公務員なのだから、もっと頭を使って欲しいものだ。新道路交通法だって、自分達の仕事を減らして、民間会社から40億円もらったわけだし、しかも状況判断が全く加味されていない穴だらけの法律だし、こんなのが警察かと思うと本当に憂鬱になる。

特に警察とパチンコ業界の癒着は、おいおい書いていこうかと思うしすでにご存知の方もいらっしゃるだろうが、全くもってイヤらしい関係なのだ。ヒマつぶしの仕事をするか、納得の規制を入れるか、どちらかにしてほしいものである。

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2006年6月 5日 (月)

パチンコパチスロ誌の規制

今年の2月から3月にかけて、全日本遊技事業協同組合連合会などパチンコパチスロ業界の12団体が、出版社に「打ち子・サクラ募集」や「攻略法販売」などに関する広告を掲載しないよう、要請書を提出した。要請されたおもな出版社は、百夜書房や辰巳出版、竹書房に双葉書店など、パチンコパチスロ雑誌を制作・発売している合計9社。

理由はもちろん、パチンコ業界のイメージアップをさらに図りたいためだ。そもそも、攻略法なんて存在しないし、それを売りつけようとする会社は詐欺罪で摘発されるべきであるのに、堂々と広告を載せているなんてどういうわけだということである。特にここ数年、さながら雑誌の記事のようなテイストで広告が作成されていたため、誤解してしまう読者も多かったに違いない。

今年の2月から3月にかけて、全日本遊技事業協同組合連合会などパチンコパチスロ業界の12団体が、出版社に「打ち子・サクラ募集」や「攻略法販売」などに関する広告を掲載しないよう、要請書を提出した。要請されたおもな出版社は、百夜書房や辰巳出版、竹書房に双葉書店など、パチンコパチスロ雑誌を制作・発売している合計9社。

理由はもちろん、パチンコ業界のイメージアップをさらに図りたいためだ。そもそも、攻略法なんて存在しないし、それを売りつけようとする会社は詐欺罪で摘発されるべきであるのに、堂々と広告を載せているなんてどういうわけだということである。特にここ数年、さながら雑誌の記事のようなテイストで広告が作成されていたため、誤解してしまう読者も多かったに違いない。またサクラ募集に関しては、そのようなホールは存在しないという理由で広告の排除が求められた。

要請されたどの出版社も、できる限り対応しているらしく、確かに最近は攻略会社の広告をあまり見かけなくなった。もちろん攻略会社なんてものは詐欺罪に当たるただの犯罪会社で、それこそ共謀罪で摘発されるべき団体なので、こんなものを世に知らしめる必要などないのである。雑誌を制作している人間だってできれば失くしたいと思っていただろうし、広告排除の良いきっかけになったかもしれない。

だが結局、フタを開けてみると代わりに掲載されているのは、出会い系会社とサラ金(闇金?)の広告ばかり。パチンコパチスロ誌に広告を載せようとする会社は、所詮、人の欲をつつくような団体ばかりで、雑誌を開けたときのいかがわしさは変わらない。

それもまた仕方の無い話で、雑誌を制作するにあたって広告会社というのはスポンサーのようなものだ。広告掲載料のおかげで雑誌を制作できるのだから。そもそもパチンコパチスロ誌なんてものは、売れないのである。誰もが好きなジャンルでもないし、新台情報なんてネット上で手軽に入手できる。雑誌という媒体にこだわる必要はなくなってきているのだ。

スロット誌はかろうじて、解析を公開できるといった「売る理由」があるわけだけれど、これも一体どうなることやら。今後5号機がメインとなってくると、解析情報などなくても十分遊べてしまう。そしてこれはあくまでもウワサだが、来年中に「みなし機の特集をしてはいけない・4.7号機の特集は数ページに抑える」といった、新たな規制が入るかもしれないのだ。ますます雑誌の意味がなくなってしまう。

もともと5号機の導入によって、スロット誌の売り上げ部数が落ちると、出版業界でも危惧されていたわけだけれど、本当にこのような規制が入るとさらに厳しくなるばかりだ。だからDVD発売に手を染めたのかもしれないが、単価の高い品物で毎月一定の売り上げを量るのは難しいかもしれない。

バブルの時期にようやくパチンコ屋は風営法の監視下に置かれ、その後警察に管理され、規制が入ってきたわけだけれど、ここに来て雑誌があまりに厳しい措置をとられてしまうのは少し気の毒に思う。まさか廃刊に追い込まれるほどの事態でもないので、なんとか踏ん張って欲しいところだ。

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久しぶりの北斗の拳

基本的に北斗の拳は打たないのだけれど、昨日ホールをウロウロしていたら、どう考えても前日より設定を上げた北斗が落ちていたので少し打ってみた。

三千円であっさりバトルボーナスに当選し、しばらく連チャンしていたわけだけれど、このときふと北斗SEのことがアタマをよぎる。だって、やっぱり初代北斗の方が面白いんだもの…そこはやっぱり、演出の順序に原因がある。

初代北斗は、AT中にザコを倒し、JAC中にラオウと戦う。3ゲーム目にどちらの足が見えるのか興奮したり、5ゲーム目にどんな奥儀を使うかヒヤヒヤしたり、最終ゲームで雲が流れているか目を凝らしたりと、まさに本機のゲーム性である「BBの継続」を、存分に楽しめる仕様となっている。

けれども北斗SEはRT中にラオウと戦うため、この醍醐味が失われているわけだ。しかも、ボーナスは必ずRTで終了するため、せっかくJAC中に獲得したメダルを減らして終了してしまうわけである。なんというか、これは……本当にどうしてこんな風にしちゃったんだろう。こういう穴が発売前に見えてしまうと、なんだかげんなりしてしまった。

まぁそれでも、初代と比べるから見劣りするのであって、北斗SE自体そのもので考えると、そこまで悪い出来ではないのだ。継続率が最低75%だから、単発に泣かされるケースが減るという利点もある。通常時の演出に特別つまらない点はないし、2枚チェリーに興奮できるといったゲーム性も変わっていない。BBだって慣れれば問題がないと思う。でもせめて新しい奥儀が出現するといった変化が欲しかったなぁと、初代北斗を打ちながらぼんやり考えていた。

SEの発売は7月下旬で、「ボンバーマンビクトリー」や「CRフレディVSジェイソン」を導入しているホールに優先的に行き渡る。サミーは月間10万台を生産していくようだけれど、それでもまだ受注が殺到していて、未だに数が足りないそうだ。とはいっても、8月中旬には大体のホールに導入されるだろうから、その頃はきっと雑誌でも何でも北斗SEの話題で持ちきりなんだろう。だけど、初代北斗の台数もまた減ってしまう。普段打たないけれど、こんなに面白い台がなくなってしまうのはやっぱり寂しい。

なんてことをぼんやり考えていたら、いつの間にかラオウが天に還っていた。こんなに原作に忠実で、一つ一つのセリフをできる限り丁寧に再現した昇天シーンも、SEではもう見られない。そもそも私が北斗で連チャンする可能性を考えたら、見るのはコレが最後なのかもしれないので、とても感慨深かった。

吉宗が撤去されたらスロットを打つ機会も減るだろうと思ったけれど、そうしたらたまには初代北斗を打つのもいいかもしれない。個人的に吉宗に代わる機種なんてないのだけれど、これだけ完成された機種が11月になくなってしまうのも悲しい。

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2006年6月 4日 (日)

パチンコ屋の幽霊

パチンコ屋に幽霊がいる、なんてウワサを耳にする方は多いと思う。例えば、パチンコによる借金が原因で自殺に追い込まれた方や、自動車に置き去りにされた赤ちゃんの霊などが憑いているという話だ。

私は霊感なんて全く無いので、幽霊を見たことも感じたことも無い。せいぜい金縛りにあう程度で、金縛りそのものは科学的に証明されているものだから、その最中はとても怖いけれど心霊体験とは全く別物だと捉えている。かといって霊の存在を信じないわけじゃないし、爺BIGで鳴ったりすると「死んだお祖父ちゃんが傍にいてくれてるんだなぁ」と感謝したりもする。

だから幽霊の話を聞くと、つい単純に信じてしまったりする。そういうわけで、これから書く話は、旦那が業者の方に聞いたパチンコ屋の幽霊の話。

業者のKさんは普段からパチスロ好きで、休日はよく都内の激戦区で過ごすらしい。昨年末の休暇も、彼はその区域の店でイベントに参加しようと、開店前に並んでいた。

しかし年末の回収時期に、設定6投入イベントという非常にヤル気あふれるイベントだったため、参加者は多く狙い台は確保できなかった。他に好きな機種も満席だったので、Kさんは地下のバラエティコーナーで遊ぼうと階段を降りていく。

地下は一昔前の台ばかりで、イベントの対象となっていない。人数も少なく、一階フロアと打って変わった閑散とした雰囲気の中、Kさんは大花火に着席した。もともと大好きな機種でもあるし、あと僅かで撤去されてしまうので、のんびり打ついい機会だと思ったという。

幸先もよく、数千円でBIG。ビタハズシを楽しみながら気持ちよく消化すると、なんだか喉が渇く。コーヒーガールを呼ぶのも面倒なので、自動販売機でコーヒーを買うことにした。

自動販売機は地下フロアでも一番奥の、カドにある。その周辺にはまったく人気がなかった。それもそのはずで、販売機の対面のシマは、巨人の星ⅠやキングパルサーAといった、とりわけ人気の無い台。とくに巨人の星Ⅲがイベント対象となっていたので、なおさら客はいないというものだ。「オレも巨人Ⅲ、打ちたかったなぁ…」なんて思いながら、Kさんはコーヒーを買い、受け口から取り出そうとかがんだ。

そのとき、左側に足が見えた。誰かが立っているのである。店員かと思ったが、ジーンズ姿なので違うだろう。そして咄嗟に、店内の音楽が聞こえなくなり、身体が動かなくなるのを感じたという。

「出ないよ」声がする。「出ないよこの店。負けたもの」

女性の声だ。オレもよく負けたよ、と思って言いたくなった。でも手も足も動かず立ち上がることも出来ない。少し震えている自分がわかる。怖いと思う。怖いけれど、動くことも逃げることも出来ない。

「出ないのよ。本当に、絶対に」

わかったし、わかってるよ、と思った瞬間、ガクンと身体が動いたそうである。背筋をゾッとさせながら、周囲を見渡したけれどそれらしい人はいない。店内の音楽も普通に流れている。しかし胸をぐっとつかまれたような痛い動悸がやまなかった。

Kさんはすぐにメダルを交換し、店を後にしたそうだ。家路に着いたとき、あれは幽霊だったとようやく言葉で認識できたという。

この話を聞いた旦那は、「幽霊ですよ!!」と断言し、「その後、どうしたんですか? きちんとお祓いしましたか?」とKさんに尋ねた。

するとKさん、「怖いので昼間から一晩中、酒飲んでたよ。酔っ払って寝たら大丈夫なもんだね」と明るい笑顔で答えたとのこと。なんて頼もしい方だ。こういう爛漫な方なら、幽霊も安心してモノ申せるということだろうか。ともあれ、どうせ幽霊に出会うなら、親族だとか友達だとか、親しい人間の霊に出会いたいものだ。それならきっと怖くないと思う。

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アルゼがまた新機種を発売したけれど

アルゼが5号機沖スロ「ちゅら姫SUN」を発表しているけれど、やはり売れていないそうだ。やっつけ仕事なリール配列の上、ただでさえ割の低い5号機規制の中、2段階設定とくれば当然で、どうしてまたこんな仕様にしているのかまったく謎である。

以前サクラ大戦を売り込みに来た営業マンにどうしてまた設定が二つしかないのか、旦那が質問したそうだ。

「それは…ユーザーが遊びやすい仕様にするためと、なんでもどちらかの設定にずっと据え置くと、爆発することもあるようです」

なんだその理由!? そもそも理由になっているのだろうか。旦那は目をむいてしまったそうだが、確かにユーザーが遊べるというのは理解できる。設定6の機械割が現行機種の設定4とほぼ同格のため、通常営業でも期待は持てるわけだし、設定1でも大負けすることはなさそうだ。しかし、爆発することもあるようです、って、そんなの他の機種も同じじゃないか。それに加えて、あやふやな説明をするこの営業マンも、自分の仕事を自覚して欲しいものだ。

ここ数年、本当にアルゼは道を誤っていて、100億を超える赤字を抱えるのもしごく当然である(企業が赤字決算をするのは当然なので、本当にそこまで赤字なのか不明ではあるが)。大花火などで魅せた秀逸なリール配列や制御は、5号機市場を乗り切るための重要な武器と成りうるのになぜこんなにクソ台ばかり輩出しているのか、まったくわけがわからない。隆盛を極めた会社も安定しないのだと、身をもって教えてくれているようである。

ミリオンゴッドの検定を押し通したアルゼの庇護者・亀井静香の失脚や、倒産に追い込まれたSNKの恨みなど、アルゼを取り巻くスキャンダラスな話題はたくさんあるけれど、果たしてこれだけで機種の出来が悪くなるものだろうか。格闘技のスポンサーとなったり、ラスベガスに進出しようと大きなホテルを建築したり、様々な事業に手を染めているようだが、本業は一体どうなってしまったのだろう。個人的に、アルゼに対して何の思い入れも無いのでどうでもいいのだけれど、あまりにも不思議なのだ。だって5号機メインの営業になれば、ますますスロット台は売れなくなるのに、なぜこんな機種ばかり制作するのだろう。

その上、話が元に戻るが旦那が営業マンに「二段階設定はもう無いよね?」と聞いたのだ。つまりサクラ大戦とデビルマン以降、設定が二つしかない機種は発売されないよね、と確認したのである。

すると営業マンは「はい、ありませんよ。ご安心下さい」とあっさり答えたのだ。

基本的に営業の人間が後に発売される機種の詳細などわかるはずもないので、上手く誤魔化せることもできたのだが、なぜまたこんな大嘘をつくのだろう。社員の教育もきちんとできていないわけで、大花火が大好きだった旦那はガッカリしたそうだ。まがりなりにも上場した会社なのだから、まともな人材育成をして欲しいものである。

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め組のサブちゃん

Meguminosabu オリンピア社から、「お見事!サブちゃん」改め「め組のサブちゃん」が再販される。ゲーム性や解析は前作と全く変わらず、もちろんBIGの1/2.5で突入するサブロウチャンスも搭載されている。

個人的に好きな機種だったので、多くのホールに再導入して欲しいのだけれど、実はこのサブちゃん、なかなかホール泣かせの機種だった。

具体的な設定差としては、杯役の出現率と、RT振り分け率しかなくて、その差もほんの数パーセント。サブロウチャンスはBIGの1/2.5で突入し66パーセントで継続する。その間のBR比率は約7:3なのだ(通常時は1:1)。そう、連チャンのカギとなるサブロウチャンス突入率にはまったく設定差がないため、設定1でも爆発してしまう機種なのだ。しかもBIG2.5回に1回という甘い突入率により、まれに起こる爆発ではなく、ほぼ毎日予想以上の赤字に見舞われてしまう。ホールは毎日ストックを消すなど、何かしら対策をとっていたのだが、それでも内部確率の良いオリンピアマシン。たとえストックを飛ばそうと、あっさり溜まって連チャンが始まってしまうのだ。

この頃よく旦那も愚痴をこぼしていて、「サブちゃんがさぁ、また赤字なんだよね…」と憂鬱になっていた。導入から1ヵ月たっても、機械代回収の目途がたたないのだそうだ。特別な目押し技術も殆ど必要ないからか稼動もよく、最初は「順調に回収できそうだ」とタカをくくっていたのが、意味不明に爆発するためにサブちゃんのシマだけ赤字になってしまうのである。

通常、機械代を回収するのは導入後の2ヶ月間までで、機械代を回収したのちに黒字を目標に営業し始める。この2ヶ月というのはなぜかというと、新台としてプロデュースしやすく、安定した稼動がとれるのは、導入後平均2ヶ月ほどだからだ。もちろん機種によっては、1ヶ月でほぼ回収できてしまったりするけれど、基本的には集客のために日々の平均設定を甘くしたり、イベントのメイン機種に当てるなどするため、2ヶ月が妥当なのだ。もちろん新台を導入することにより、店全体の稼動を上げるのだから、他の機種で機械代分の金額を回収するわけにいかない。新台以外の機種設定を辛くしては、店全体の稼動が落ちてしまうからだ。

そういうわけで、導入後1ヶ月で機械代の半額も回収できていないと店は不安になる。残りの1ヶ月で回収できるのか、と。なぜなら設定1でも赤字になるし、今後も良い稼動が続くかわからないのだ(他の新台導入の予定があったため)。旦那は「回収に半年ほどかかったらどうしよう」とアタマを悩ませていた。そもそも機械代回収を目標にしている以上、サブちゃんのシマは店にまったく利益を上げていないから、余計不安に拍車をかけていた。

その後、腹をくくってオール設定1で1ヶ月間据え置いたのだそうだ。リセットすると朝イチのゾーンが狙い目となるし、ストックを消しても意味が無い。何かすると赤字になるので、何もしないで放置すると回収できたという。もちろんその間、一日に一台は爆発する傾向にあって、一撃数千枚を叩き出したり、ヒヤヒヤさせられたそうだ。しかしボーナス後の180ゲーム以降は、ハマる台もあればREGの連チャンに偏る台もあり、なんとか回収できたそうである。しかもこのパターンは店側にとって都合がよく、出玉アピールもできれば回収もできるといった、理想的な状況なので旦那も一安心したらしい。もちろんその後も稼動率は高く、赤字に泣かされながらも利益を生むことができたという。

私もサブちゃんが好きな理由は、この爆発力にあって、設定1でもサブロウチャンスに突入したら一撃数千枚のチャンスとはとても魅力的な仕様ではないだろうか。もちろん負けたことだってあるし、ボーナス後まったく連チャンしない最悪の事態に見舞われたことだってあるけれど、投資するに値する可能性を持っている。だからぜひ再販をきっかけに、再導入するホールが増えて欲しいと願っているのだ。もちろん倉庫にある中古台を引きずり出したってよいのだ。勝率の低い昨今の台の中で、夢を見られる機種は本当に数少ないのだから。

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2006年6月 3日 (土)

民主党の共謀罪修正案

民主党が提出した修正案を、自民党がまんざらでもない態度で受理しているため、共謀罪法案は今国会で可決されそうである。

民主党の修正案とは、

①共謀罪が適用される団体を組織的犯罪集団に限定する…自民党はこれまで、「組織的犯罪集団」だけではなく、ただの「団体」つまり会社や、市民団体や、労働組合やひいては大学生のサークルなど、とにかく「人の集まり」に適用する方針だった。しかし民主党はテロ組織といった、「犯罪集団」のみに適用するべきだと提言したわけだ。

②客観的な危険性がある予備行為がなければ処罰しない…自民党が主張してきた共謀罪とは、その名の通り「共謀」したら、つまり犯罪行為を「一緒に企む」この状況が罪にあたると言っていたのである。だが、民主党は「予備行為」つまり「犯罪の準備」をした段階でようやく処罰に値すると主張しているのだ。例えば、万引きしようと企む二人がいるとする。自民党法案では、この段階で処罰される。しかし、民主党修正案では、企む二人がいて、一人が見張りにたった時に共謀罪適用となるのだ。

①の「組織的犯罪集団」に適用を限定するというのは、言葉のマジックであって、自民党が主張してきた方針と特別な変化は無いのだ。なぜなら市民団体だろうが、労働組合だろうが、犯罪を企んだらそれは組織的犯罪集団に値する。一般市民に迷惑や、心理的身体的に負担をかける、あるいは傷つける行動に出ようとする団体を「組織的犯罪集団」と呼んでもいいだろう。各団体の行動が犯罪なのかどうか判断するのは、状況的な問題もあるし、警察や弁護士の判断にかかっているのだが。

だが②の「予備行動」というのは、非常に微妙なのだ。今度は婦女暴行のケースで考えると、なんだかリアルに感じられる。あるグループが、一人の女性を暴行しようと企てる。グループの数人が、その女性の後をつける。この段階では決して「婦女暴行」ではなく、予備行為と確かに呼べるし、ここで罪に問うことは可能だが、遅くないか? 被害の対象となる人間が、すでに危険にさらされているのだ。犯罪を実行に移しているととっても良いのではないだろうか。予定被害者の危険を防ぐことが共謀罪の利点なのだから。しかし、グループの人間が女性に電話番号や住所を聞いたり、最寄り駅を訪ねたりなど、その段階で予備行動に値するケースもあるだろう。何をもって予備行動とするか、状況的な判断が必要とされるため、非常に微妙なのだ。法に携わる方々の語彙を信じるしかない。

曖昧な感も否めないが、ともあれ、それなりに団体を規制する方向に向かっているので個人的に問題はないと考えた。朝鮮総連や元オウム真理教の団体(アーレフ)といった、一度犯罪に手を染めた団体を見張る法律は必要なのだ。朝鮮総連は犯罪を犯していないと主張する方はもはやいないと信じている。拉致問題に大きく関わる、シン・ガンス容疑者をかくまったことは誰もがご存知のはずだ。今は普通の民族団体だからとか、宗教団体だからとか、そんなことは誰もわからないのだ。安心感をどんなにアピールしても、世間の目はそう変わらないし、恐怖心も変わらないのである。

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2006年6月 2日 (金)

コンサルティング会社と店

パチンコ業界にも、コンサルティング会社があって、お世話になるホールもそこそこあるらしい。具体的には、依頼された店で期限付きの店長や役職につき、日々の営業に携わって利益を上げるべく努力する。まぁ、言ってみれば前述の「派遣会社」がホール従業員を派遣するのに対し、コンサルティング会社は店長クラスの人間を派遣するようなものだ。

このパチンコ店のコンサルティング会社、結構な数が運営されている。ネットで調べてみるとたくさんヒットするので、ぜひご覧になってみてはいかがだろう。しかし、一子相伝で経営される傾向の強いパチンコ店で、このような外部の人間に世話になることが本当にあるのだろうか……って本当に、そこそこの数であるようである。

いつも人手不足の話を書いていたが、それは従業員だけではなく、事務所で働く役職についても同様なのだ。人の移動が激しいパチンコ店において、金銭管理や出玉調整まで携わる人間を育てるのは難しい。もちろんその職務に就きたいと希望される方はいらっしゃるだろうけれど、まずホールの仕事をきっちりこなせるようになってからが通例で、ホールでしごかれているうちに退職されてしまう方も多い。仮にホールの仕事を安心して任せられるようになっても、与えられる金銭管理といえば、サンドから千円札を回収するだけといっただけのもので、出玉調整つまり釘や設定の管理までは担当できない。そのうちに退職される方もいる。耐え抜いて出玉調整に携われるようになっても(このとき多くの方は店長に就いている)、オーナーとのやりとりで疲れ切って他店に移動してしまう方もいる。

しかも、ここまでの流れを時間で説明すると、出玉調整を教えてもらえるようになるまで5~10年はかかってしまう。あるいはそれ以上かかってしまう方もいる。10年というと、サラリーマンで例えると大変なことで、10年あればそれなりのポジションに就いたり、あるいは仕事の結果が出てきたりと会社の中では変化があったりするわけだが、パチンコ屋ではなかなかそうもいかないのである。しかも会社と比べて、役職ポジションの数が少ないため、出世街道に乗り遅れたら若い人間に紛れて延々ホール従業員をやらなくてはならないのだ。それなら、ある程度の年齢になったら会社で働き、安定した生活を築こうと思うのが普通の人間であり、自然な流れである。

だがようやく釘調整も覚えた、設定管理もできるようになった、店長になれた…と出世できたとしても、である。ここは会社と同じように、続けたくても続けられなかったり、あるいは続けたくなくなったり、様々な人間模様があったりする。

第一に、個人が出玉や金銭・従業員管理をこなせるようになったからといって、店の営業が上手くいくとは限らない。よくあるパターンは、「釘が読めるようになった」程度で終わっているケースだ。つまり、お客が喜ぶイベントを考えられなくては集客にもならないし、予算以上出しすぎてもならないし、出なくても困る。この微調整がパチンコ・スロットともにできなくては、利益は生まれない。会社としても10年近くかけて育てた社員が、このレベルで留まっていると非常に困ってしまう。(※そのために釘師・設定師などがいるわけだけれど、使えない釘師・設定師のパターンはまさにコレだし、そういう方々はいるわけだし、仮にデキる釘師・設定師さんがその店にいたとしても、店長またはオーナーの才覚で能力を発揮できるかできないかが決まるのだ)

第二に、オーナーと上手くいかないパターン。とにかくパチンコ屋のオーナーは他人を信用しない傾向があって、それは店長にも当てはまってしまうのだ。たとえ十数年の付き合いだろうが、出身地が同じだろうが、いい人だろうが悪い人だろうが、である。なぜならパチンコ屋では常に現金を扱い、売り物にしており、その金銭管理を他人に任せているわけでいつでも誤魔化せる状況があるわけだ。よって、いくら利益を上げる店長だろうが何だろうが、厳しく接してしまうことが多々ある。オーナーとのやりとりに、心身ともに参ってしまう方もいるのだ。(※それならオーナーが現場やればいいじゃん、と思った方、大体正しいと思う。ウチの旦那なんかはこういう雰囲気が嫌いで、現場に就くことを決めた)

長くなってしまったが、こういった流れで役職も人手不足だったりする。あるいは店長がいても、上にあげた第一の理由で利益があがらないとか、激戦区なのに心もとないとか、そのように感じるオーナーも少なくない。ここでコンサルティング会社の出番なのだ。

しかし、だ。ようやく本題に入れたわけだが、結論から先に言いたい。コンサルティング会社は何よりも使えない。私自身の知り合いで、コンサルティング業の人間は何人かいて、それぞれ別の会社だけれど、とにかく箸にも棒にもならないといった人材が多い。もちろん中には尊敬してしまうくらい、面白いイベントを考えたり、数ヶ月で稼動を上げるといった結果を出す方もいるのだけれど、そういった方はごくごく僅か、ほんの一握りだ。

そもそもコンサルティング会社に勤めている人間の多くは、チェーン店の出世争いで敗れたり、パチンコ店の雰囲気そのものが憂鬱になったり、何か理由があって他店を退職した人間が多いのである。最初から「経営の能力に自信がある」といった、コンサルティングのスペシャリストになろうと思って働く方は少ない。

また具体的な理由としては、派遣された店舗やその地域に慣れるまで時間がかかってしまう。激戦区で若者が多いのか、郊外にあってまったり遊ぶお客が多いのか、週末にお客が多いのか、他店は何枚交換でどれくらい出しているのか、その地域ではどんなイベントがウケているのか、など、周囲の状況をすぐに把握できない。また店内では、従業員はどれくらい使えるのか、どんな接客がウケているのか、稼動率と従業員数はバランスがとれているかなど、こちらもすぐに馴染めない。そんなこんなでバタバタしているうちに、1ヵ月、2ヵ月と過ぎてしまったりする。

しかも、だ。致命的な理由を挙げると、彼ら自身がパチンコパチスロをプライベートで遊技しないことにある。遊技しない店長やオーナーは多いと以前書いたが、やはりコンサルティング業にある方々にもそういった方は多く、打っている人間の気持ちがわからないのだ。最近よくあるパターンとしては、「設定456」と「設定6」の違い。AT機全盛の頃なら、設定456投入イベントにアツくなれる方も多いだろうが、現行機種で設定4なんて中間設定で、設定6でないとウケない(地域差もあるだろうが、とりあえず東京の場合)。むしろそんなイベントをされると、「普段設定4すら入ってないのか?」と思われ、客の疑念を買うのは間違いないのである。ただでさえ昨今の機種は、設定6を通常営業で使用しても大赤字になりづらいのだ。集客のためにイベントを開催するにあたって、設定456はさほど魅力的な言葉ではない。

ところが、やはり打たないのでわからないのだ。一度酒を飲みながら聞かれたのが、「設定456っていい響きなのに、どうしてお客が来ないんだろう」と。それは設定6にこだわってないからだと、なぜ出玉管理に携わる人間がわからないのか、しかもコンサルティングという肩書きを持つ人間が、どうして理解していないのか、びっくりしてしまった。

お客は基本的に出玉と接客と、清潔感にしかこだわっていないと私は思う。プレゼントを配るイベントだとか、くじを引いて設定6を当てようとか、そんなことどうだっていいのだ。今日この日に高設定が入ってるかどうか、釘が甘くなっているかどうかが気になっているわけだし、あとは店員さんが優しくてトイレがキレイなら問題ないのだ。通常営業で最低でも中間設定を使えない店と、具体的な内容のないイベントを考える店は問題外だ。

そんなこんなで、「不要な新台入替はいたしません」「面白いイベントを提案していきます」「絶対に利益上げます」を看板文句にするコンサルティング会社は、しびれを切らしたオーナーに契約を切られてしまう。不要な新台入替ってねぇ…普段打ってれば面白い台かどうかショールームでわかることだし、そんなのウリにされても…というのは置いておいて、コンサルティング会社に払う契約料って何気に高いのだ。一ヶ月の粗利の一割前後、契約料として支払わなきゃならない。例えば、粗利が月に五千万なら五百万で、五百万もあれば他の従業員を好待遇で迎えられるし、出玉に還元して集客するコトだってできるし、新台入替だってできるし、とにかく大きい金額。そんな金額で、その辺にいる店長と同じ仕事しかできないなら、切られてしまうのも納得なのである。

もちろんコンサルティングを依頼したからといって、すぐに結果は出るわけがない。だが数ヶ月で結果を求めるオーナーは多いし、店内の雰囲気も変わっていなかったりすると、オーナーは依頼した会社に怒るのである。すると、焦ったコンサルティングの面々は、ひたすら抜きに回るのだ。ひどい場合だと、ストックを消したり、高設定と偽って設定1を打たせたり、ひたすら売り上げと利益を上げようと躍起になる。現場を知らないオーナーは売り上げが上がって喜ぶわけだが、稼働率は下がってしまう。

もう何がコンサルティングなんだかよく分からなくなってくる。こういった話を耳にする機会があまりに多い。店長だろうと釘・設定師だろうと、コンサルティングだろうと、打たない人間は絶対に面白さも至らなさも理解できないし、お客のツボだって知ることはできない。仕事に関係あるものは、まず体感するのが基本なのだ。だが、コンサルティングに関しては、肩書きにソレを掲げる以上、より悪質だと思うのだ。

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2006年6月 1日 (木)

パチンコ派遣会社と店

ウチではお世話になっていないけれど、パチンコ派遣会社というものがある。アルバイト情報誌などで、具体的な店舗名は表記されていないが、「いつでも登録OK」「未経験者歓迎」「未経験でも高収入!!」など、やたらと甘い文句で呼びかけられている、アノ会社がそうである。いやもちろん、微塵もいかがわしい点はなく、むしろクリーンだし、本当にソコソコの時給は貰えて待遇は良いので、興味のある方は検索してみてはいかがだろうか。

このパチンコ派遣会社はおもにホールの従業員を各店に派遣する。わりと需要は高いらしいので、それだけ従業員不足に悩むホールが多いということだ。「パチンコ屋のホールって、ドル箱交換したりメダル補給したりするだけでしょ? 誰にでも出来るんじゃないの?」と思われる方もいるだろう。だが、案外、難しい仕事なのだ。ホール全体の客数、また従業員の数を把握し、どのシマが一番忙しいかなど考えながら、各人が動かなければならない。その上でランプ対応、接客、台清掃、ゴトチェックなど巡回しながら様々なことをしなければならない。”周りを見るチカラ”ってのは、どんな仕事にも必要なのである。スペシャリストな従業員にいたっては、お客様がランプをつけるという、手間さえ与えるのをイヤがり、確変中の台すべてを覚えたりもする。

このように従業員一人一人が仕事をしてくれるなら、事務所にいる店長も安心して作業ができるというものだが、そう理想通りにはいかない。また、パチンコ店で働きたいと希望する人間は多いけれど、その理由は「お金を貯めたいから」「次の就職が決まるまで」といったもので、この業界あるいはその店に将来を求めているような、活力のある方はなかなか集まらない。人の入れ替わりが激しいと言うけれど、まさしくその通りなのである。極めつけは、多くのホールで若い女性の人材が不足している。クリーンな接客イメージを与えるためにも、とくにカウンターは女性に任せたいのだが、女性の希望者は本当に少ない。その上、接客もできる頼りになる女性はごく僅かだ。

だから店側も理想のホール作りができなかったり、求人を出しても希望者が現れず人手不足に悩むわけである。そこで、この「派遣会社」。登録されている人間は、殆ど経験者だし、女性も多い。まさに人材不足に悩むホールにとって、ありがたい存在だ。なんせ「バックレ」の心配もないのだから。

しかしこの派遣会社の人件費が高い。いや、猛烈に高い。私も確認したのだが、新人でも1時間で1200~1400円ほどかかってしまうのだ。もちろん、派遣された人間に支払われるのは時給900~1200円ほどで、差額が派遣会社の取り分になるのである。経験者の人間を派遣してもらうと、1時間1700~2500円ほど支払わねばならない(時給は1300~1800円ほど)。他の従業員の倍近くの時給を要求されているのである。働いている方にとっては、もっと欲しいとか安いとか、色々思うところがあるかもしれないが、一般的な人件費としてやはりこれは破格である。高いの一言に尽きる。

この高さに苛立つ人間は多く、知り合いの店長もブチブチと愚痴をこぼしていた。「売り上げ伸ばしたいから良い人材が欲しいのに…人件費が売り上げの足を引っ張ってるよ」と。また、オーナーや設定師にいたっては、「まったくどうして日本人の会社にこんなに払わなきゃならないんだ」(派遣会社の多くは日本人が経営している)と、敵意を表したりする。

数年前、派遣会社の役職の方とお話する機会があった。どうしてパチンコ屋って人がいつかないんでしょうね、と聞いたら「スタッフを大切にしていないからじゃない?」と返された。例えば保険制度がないなどの待遇面や、仕事も難しいけれど慢性的で、ステップアップを望めるような環境作りをしていないホールは多数あるらしい。また女性の待遇にいたっては、若い女性にしか門戸を広げていないため、ある程度の年齢になっても働き続けられるような環境があるように見えないと話していた。

もっともなことで、用意された役職が数少ないため、男性でもパチンコ屋で出世するのは難しく、ほんの一握りだ。そして出世できるのは、店長あるいは部長あたりまでで、決して経営陣には入れない。それでは役職などなくとも、給料の面できちんと差がつけばいいと思っても、出世しなければいつまでも一定の給与額からあがることはない。同じ仕事、同じ給料で延々働かねばならない可能性は高いのだ。その上で保険制度はない。ボーナスも殆どない。確かに将来、頑張っていこうと希望する人間は少ないだろう。

女性にいたっては、言葉に出されないものの「男尊女卑」な雰囲気は未だにあって、出世などまず望めない。女性の店長がいる店は珍しいはずだ。仮にいたとしても、「女性店長」をウリにするための人材配置だったりして、実際の職務は男性が携わっているケースが殆どだ。20代の、将来を夢見る女性がとてもじゃないが張り切れる環境は皆無に近いと言って良いかもしれない。

パチンコ店は”学歴不問 経験不問”を掲げ、ヤル気と根性さえあればのし上がっていけるように見えながらも(さながらホスト業界のように)、実はそんなコトないのである。こんなにも安定しない職場なのだ。確かに、若い人間が夢を見て仕事に就けるような環境ではない。

人手不足だと悩む前に、”この仕事を続けてよかった”と思えるような充実感を与える職場作りが必要なのだ。どこの会社も同じかもしれないが、パチンコ店にはこの課題が大きくのしかかっている。

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