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2006年7月27日 (木)

2006年後期・新機種予定表

今年発売される予定の、パチンコ・パチスロ機種一覧である。代理店の方よりの情報ではあるが、その方も「あくまでウワサ」であると仰っていたのでどこまで本当だか、申し訳ないが保障はできない。それでもこのような機種が発売されるのだなと、多少なりとも心待ちになり、今後より遊技を楽しんでいただければ有難い。

Pachisinkisyu Slosinkisyu

個人的に気になる機種には網掛け処理をしておいた。パチンコでは日本の歌姫・美空ひばり、またスロットで人気を博した鬼浜爆走愚連隊、そして個人的に思い入れのあるピンクレディーである。その他、名作アニメとのタイアップマシンが目立ち、果たしてどのような演出で楽しませてくれるのか期待したい。

またスロットではジャイアントパルサー、トゥームレイダーなど最後の4.7号機に期待が寄せられる昨今だが、SNKの球児(5号機)が気になるところだ。あの大都技研を一気メジャーに押し上げた名機・吉宗や番長を手がけたイートレック社が制作したもの。発売は9月と予想されているが、なんでも前倒しになる可能性も十分にあるらしく、ひょっとすると8月中にホールにお目見えするかもしれない。これを機にいまだトップメーカーの定まらない5号機市場で、果たしてSNKがのし上がれるだろうか。またユーザーのツボを押さえたイートレック社ならではの多彩な演出も楽しみなところで、あらゆる意味で非常に興味深い機種だ。

ちなみにこのイートレック社、パチンコではCR五右衛門(タイヨーエレック)を手がけていたが、このたびタイヨーエレックが来月1日付けでイートレック社の株式追加取得をすることが発表された。既に100株入手していたのだが、今回の追加取得で320株入手となり、所有割合は14.2%となる。タイヨーエレック、イートレックとレック続きで言いづらいがともかく、タイヨーはこの会社に賭ける本気が伝わってくるニュースだ。

自身がスロッターなのでついスロットの話がメインになってしまうが、今後5号機メインの営業となると――具体的には来年6月以降となるが――新台よりも、中古機種市場が賑わうと想定されている。ただでさえ機械代回収の厳しい5号機、ホールの苦しい台所事情を考慮すると十分に可能性の高い予想である。上記の表に数多新機種が羅列されているが、これらが発売日と同時に導入されるギリギリの新機種たちかもしれない。あるいは来年の今頃、私たちはサクラ大戦や、小麦ちゃんといった既に発売済みの5号機をメインに立ち回っているかもしれない。パチンコは今後も激しい入替による集客が続くだろうが、果たしてスロットはどうなるのだろう。ホールとしてはより多くのファンが喜ぶ、大物機種が現れることを願うばかりだが、やはりこれからは独自のサービスやイベントで客を退屈させないようにするのが、課題となってくるだろう。

※下線部、間違えました。球児は9月18日納品決定、展示会が8月18日とのこと。ヒマだし、行ってこようかなと思っています。ともあれ、失礼しました。

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ジャイアントパルサー、その他の新機種

Pulkyotai 先週、代理店の方から旦那のもとにジャイアントパルサー関連の画像が何点か届いた。演出紹介などといった、詳しいものではなく、どうもパンフレットを取り込んだものらしい。とはいえ、カエルのアクションが増えているくらいで、前回お伝えした通り「キングオブキングパルサー」の演出を踏襲しているらしいので、カエルファンならどのようなものか、簡単にご想像できるだろう。

念のため前回ご紹介した、ボーナス&機械割表と、おそらく既にご覧になった方も多いだろうがそのパンフレットの画像を掲載しておく。興味のある方はご覧になっていただきたい。現段階でわかる程度のゲーム性も表にまとめておいたが、注目すべきはBR比率が2:1であること。昨今の機種に比べればREGに泣かされるケースが少ないかもしれないが、果たしてそう上手くいくだろうか。ぜひBIGに偏ることを祈るばかりだ。ちなみに、コイン単価は3円半ばと、ホールにとってはなかなか有難い(つまりユーザーにとっては若干厳しい)仕様とのこと。また表内の機械割はボーナス中の技術介入を省いたものなので、目押しに自信がある方、ご心配なく。

ジャイアントパルサー ボーナス確率・機械割
設定 BIG REG 合成 機械割
1 1/431.2 1/862.3 1/287.4 96.20%
2 1/431.2 1/862.3 1/287.4 96.20%
3 1/399.6 1/780.2 1/264.3 99.90%
4 1/390.1 1/744.7 1/256.0 103.70%
5 1/364.1 1/682.7 1/237.4 107.50%
6 1/348.6 1/630.2 1/224.4 110.10%
天井G数…1850G/ST方式…RTテーブル方式
BR比…2:1(66:33)
内部抽選…5ライン 
最大ストック個数…BB・RB合わせて255個
連チャン率…最大80パーセント

万が一、表が切れて表示されてしまった場合はコチラ→「pul-bonus.xls」をダウンロード

1 2

3

ジャイアントパルサーに関しては以上なのだが…案外、情報が少なくて申し訳ない。9月4日月曜日よりホール導入となるし、旦那ももちろん全店舗に導入すると渋顔で決定しているので、解析はそのうち伝達される予定だ。判り次第また発表できる限り、掲載していこうと思っている(山佐は解析情報に関して他メーカーよりオープンなので、問題はないだろうが)。

また、その他の新機種情報としては、平和(オリンピア?)より「新日本プロレスまでもがパチスロ機」、ニューギン「西部警察」など、多彩な5号機が検定を通過している。またホール向けではなく、一般ゲームセンター向きの機種でラスターより「IQレスラー桜庭和志」が発売されるらしい。ゲームセンターでの評判がよければ、ホール向けに開発する予定なのだろう。

ちなみに、今年度中に発売されるのではないかとウワサされている新機種情報はコチラ。7月7日にまとめたものである。

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5号機コンドル、その詳細

Kyotai_1 画像が荒くて大変申し訳ないのだが、クランキーコンドルXの筐体写真である。先週アルゼより送られてきた資料に掲載されているもので、きちんとしたカタログではなく画像処理も丁寧でないため、どんなに頑張ってもこの程度でしかお見せできない。

多彩なリーチ目に今作は液晶演出が加わり、さらにゲームを盛り上げる。さすがに液晶の写真はどんなに頑張っても、荒すぎて掲載できず申し訳ないのだが、ご心配には及ばない。とてもつまらなそうだから。通常時はこのコンドルが液晶内をうろつき、小役ナビなどの役割を務める。その動きがとても可愛らしく、個人的にはお気に入りである。

クランキーコンドルX ボーナス確率表
  BB青7 BB赤7 BB合成 REG(CC) 突リプ(CG)
設定1 1/575 1/745 1/324 1/650 1/655
設定4 1/534 1/712 1/306 1/575 1/655
設定6 1/504 1/683 1/290 1/475 1/655
補足…青7・赤7BIGともに終了後のRT無し・純増約334枚
補足2…REGは純増112枚、終了後のRT無し
補足3…突リプは100G固定・純増約55枚(1Gあたり0.55枚)

気になるボーナス確率は上記の通りだ。機械割はメーカーより発表されていない。設定は1・4・6の三段階となっており、設定6でも1/290のBB確率とはなかなか厳しいゲーム性と言えそうだ。ただ、千円あたりの平均ゲーム数が34Gと発表されているので、それを考慮すると遊べる仕様とも考えられる。

※上記の表、どうもWEB上ではキレて表示されてしまっています。クランキーゲーム(突然リプレイタイム)の確率のみ表示されていないのですが、全設定共通の1/655です。きちんとした表はこちらをご覧下さい→「bonuskakuritsu.xls」をダウンロード

とくに本機で注目すべき点は、5号機ならではの「突然リプレイタイム」。クランキーゲームと呼ばれているものだが、一般遊技中に突如発生するリプレイタイムのこと。上記の表の通り、突入率に設定差は存在しない。100ゲーム継続し、純増約55枚。ボーナスが成立しても終了しないため、出玉を僅かながらでも増やせるチャンスタイムとなっている。

Hairetsu_1 リール配列はこちら。見づらくて本当に申し訳ない。

これまで愛され続けたコンドルとはまた違った配列ではあるが、これも5号機のため仕方がないのかもしれない。けれども、リーチ目は特別変わっていないので、ファンの方はぜひ楽しみにして欲しい。もちろん、上段青テンも健在である。できればリーチ目の写真も掲載したいのだが、あまりに画像が荒いため、省かせていただく。

ちなみに今回、リーチ目は2581通り、チャンス目は1431通りと、出目によるエンターテインメント性も非常に高い仕上がりとなっているようだ。通常時にどこを狙うかで期待度が変化するため、演出とともにアツくなれることは間違いない。

また、センター赤7揃いなら旧クランキーコンドルBBサウンドが、コンドル図柄揃い後に青7を揃えるとクランキーコンテストBBサウンドが楽しめる(コンドル図柄は13枚役で、5号機ならではの重複フラグとなっている)。そしてプレミア音として、花火のスタート音やコンチネンタルの7テンパイ音、コンチ4XのRBチャレンジ音などが用意されており、いずれもボーナス確定となっている。

それにしても新たに搭載された演出と多彩な出目。ボーナス確率は甘いと言えないし、RTも1/655でしか突入しないのだから厳しいゲーム性と言っても過言ではないだろうが、遊びと割り切って打つ分には楽しめそうだ。個人的にも数千円、まったり打ってみようかと思っている。

しかし、今回このアルゼより送付された資料はホール向けのため、「キャッチコピー」としてアルゼの考案した5号機コンドルのコピーが明記されている。新台導入の告知ポスターやイベントなどでぜひ使用して欲しい文句なのだろうが、いくつか面白いものを私の感想とともに紹介したい。

●ヤバいぐらいに挑戦的……ホントかよ

●5号機ももらった……今まで何をもらっていたのか

●まさに5号機の救世主!……そうだといいね

とにかくアルゼが精魂込めて世に送り出したことは間違いない。ホール登場は8月上旬~下旬なので(リースが6日発売・購入が20日発売)、心待ちにしている方、もうすぐだ。

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2006年7月26日 (水)

女友達の彼氏

今日の午後、数少ない女友達から電話がかかってきた。大学時代に同じサークルで、仲良く一緒に留年した仲間でもある。そう、私は大学を留年している。就職活動のため、といったいっぱしの理由があるわけではなく、単純に単位が足りなかった。日々の酒や麻雀、また趣味の旅行が高じた結果だ。つまるところ、遊びによるものだ。

しかし彼女の留年は意味が違う。大学二年のとき、イギリスに語学留学をしており、そのため他の同学年の人間より一年遅れて卒業することになったのである。就職活動においてもその方が都合がよかったらしく、実に有意義な留年の形をとっていた。そんな彼女だけあって当然ギャンブルにも手を染めず、生活態度は真面目だし口を開けば頭の回転が良いことが伝わってくる、様々な人間が在籍するサークル内でも優等生的な存在だった。

根っからの遊び人である私は、本来このような教科書的な女性と上手くコミュニケーションなどとれそうにないのだが、幸い彼女は酒飲みだった。その好みも私とほぼ同じで、焼酎や日本酒といった居酒屋で飲める強い酒を好み、そう簡単に酔いつぶれることのない性質だった。どんなに酒が入っても人当たりの良さや、普段の知的な話し振りが変わることがないのが彼女の魅力で、逆に頬を少し赤く染めながら話題に(私たちはよく小説や映画、歴史や哲学など、何かしらの作品や思想に関しての話ばかりしていた)熱中する姿が素敵だった。私はその隣でいつも気分よく酔っ払っていた。

集合時間はバイトが終わる夜の十時、それから明け方まで飲み明かして顔を真っ赤にして帰ったり、潰れた片方をタクシーに乗せたり、ファミレスで酔いを醒ましたり、とにかくよく二人で酒は飲んだ。一緒に買い物をしたりお茶を飲むといった、ごく普通の会い方は殆どせず、もっぱら私たちの間には酒があって、その付きあいは今でも続いている。私が結婚してから滅多に飲めなくなってしまったが、日々メールや電話で互いの状況は伝えあっていた。

彼女は未だに未婚だし、その語学力を生かした仕事で活躍している。そこそこのポジションと収入もあるらしく、言ってみればキャリアウーマンといったところで、社内でも学生時代からのイメージを保ち続けているようだ。かといって浮いた話が何一つないわけでもなく、学生時代も恋人がいたし、社会に出てからもいくつか恋をしていた。ただそこでも彼女の真面目なイメージはついてまわり、そう予想通り、ひどく男性とのやりとりに臆病で鈍感で、いわゆる恋愛下手なのだ。

「最近、彼氏ができたんだけど」と受話器の向こうで彼女が言う。「ちょっとねぇ、聞いて欲しいんだ」

新しい恋愛をしているわりに、実に重い声をしていた。そうかそうか、そういうことか、長電話になりそうだなと携帯を片手に私はベッドに寝転んだ。

「相手は同い年で、税理士事務所に勤めているの。またきちんと資格をとったわけじゃなくて、なんていうの? あの資格、実務経験が二年必要でしょ。その実務期間らしいんだけど、つまり見習いってやつね。これが好青年でね、ウチの母親に見せたら絶対一目で気に入ってしまうくらい白い歯をしているし、挨拶とか話し方もしっかりしているサワヤカな雰囲気の人なの」

「いい人なんでしょ?」サワヤカなのはどうでもいい、問題は人柄だよと私は言った。

「そりゃ、いい人だよ。人並みの思いやりはあるし、それでいて他人に変に流されないし、真面目だし…うん、いい人だと思う。つい何日か前に付き合うことになったんだけど」

「へぇ、よかったじゃん」

「それでね、昨日の夜、ちょっと飲みに行ったのよ。仕事も早く終わったし、私も彼もお酒は好きだし」

「わかった」ついニンマリ笑ってしまった。「あんた、ペロペロに酔っ払っちゃったんでしょ。それでちょっと恥ずかしくなっちゃって、どうしようってコトでしょ?」

「ううん、違うよ!!」彼女はちょっと声を上げて否定した。「そんなんじゃないよ。あのね、その二人で飲んでいるときに、彼…山手線ゲームを始めたの

「えっ…二人で飲みに行ったんだよね?」

「そう、二人で。私と彼、二人しかいないの。ごく普通の、個室のある居酒屋で飲んでいたんだけど…ふと話題が途切れたとき、『じゃぁ山手線ゲームしよう!!』と勝手に盛り上がり始めちゃって。私がどんな風にやればいいのかわからない、って遠慮したら『簡単だから教えてあげるよ。じゃあ、リズムにあわせて、山手線沿いにある駅を挙げていって』って手を叩き始めて…どう思う?」

「ごめん、それ、私は無理だわ」

「だよねぇ…」彼女はため息をついていた。

「でも、面白そうだから私が会ってみるまで付き合っててよ。いい人なんでしょ?」

「いや、私もそれは無理だよ」

「そうだよねぇ…」

会社の昼休み中だった彼女はしばらく世間話をした後、電話を切った。彼とは数日中に別れるね、と言っていた。好きになった気持ちは本当だけれど、まだ愛着や恋人であるという現実感が生まれる前にわかってよかったとも言っていた。冷静な口ぶりにちょっと私も気を遣ったが、いや、それは別れて正解だよ。

しかし…彼女と飲んでいるとき、しかも付き合ってまだ数日の、出来立てホヤホヤの恋人を前に山手線ゲームとは。一体どんな男なのだろう。彼女には気の毒だけれど、さすがに興味の湧く人物像である。きっと酒の席でのマトモな会話を、学ばずにきてしまった男なんだろうな。それでいて普段はサワヤカで真面目そうだというのだから、面白い。けれども、確かにこのような男を恋人にせよというのはゴメンである。そんな男に流されず決断を下せる女友達をもって、不謹慎にもちょっと嬉しくなってしまった。

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2006年7月25日 (火)

吉宗の純ハズレ

いつものホールの、いつもの場所に、減台されてしまったけれど吉宗が並んでいる。撤去日が迫っているせいか、イベント対象機種を放って皆懸命に打っている。鳴らすべく意気込んでいる者、鳴らして頬を上気させる者、ゾーン中の前兆演出に胸を高鳴らせている者、次のゾーンまでせっせとサンドに入金する者。誰もが熱心に吉宗に向かい、シマ銃から熱気があふれていた。

空き台は2台。どちらもデータ機器のツブが10を超えた大当たりを、幾度か繰り返している。ゾーン外の当たりがあるのかもわからないが、そもそも天国モードに移行した形跡がないので奇数設定であることは想定できるし、ホールの傾向を考えてみても設定1の可能性は十分に高い。

きっと前任者だって、そんなことは判っていただろう。それでも今しかない打てる瞬間を存分に味わいたかったのだろうし、ひょっとしたらという願いを込めて、ひたすら打ち続けたのだ。

今日は臆病な気分を抑えて、ぜひ私もそれに習おうと、ボーナス後565ゲーム回っている片方の空き台に着席した。当たるまで打てるだけの軍資金は、準備してある。

ところが予想に反して、着席して10ゲームほどでチャンス目解除。最悪の事態をリアルに考えていただけに、拍子抜けしてしまう。あの高確率演出を味わえなかったことも、少し残念に感じる。それでも「あぁ嬉しい」と思わず顔がほころんでしまい、この幸運に感謝の念が湧き上がってくる。

BIGが成立。近頃は揃えるときも、「Wで揃えようか、シングルで揃えようか」と悩んでしまう。それぞれファンファーレが異なっているし、そもそも今後どれだけBIGが引けるのかわからないからだ。そして7をシングルで揃えた後、「あ、姫で揃えておけばよかったかな」といらぬ後悔までしてしまう。

何はともあれ、有難いBIGを爺と消化することにした。これは何てことのない、気分である。本来の個人的な順番では姫スタートなのだが、何となく今日は爺がさらなる幸運をもたらしてくれる気がした。1G連や次回のボーナス放出ゲーム数など、勝敗に関する様々な要因が決定されるボーナスは、あれこれ考えるより直感で選択したほうがいい。もちろんこれは、言うまでもなくオカルトである。

「鳴ったら嬉しいなぁ」とか「鳴らなくてもBIGがヒケただけ嬉しいしなぁ」とか、心中はモヤモヤしながら消化する。画面の爺はハワイの旅行カタログを楽しそうに眺めていて、「私も青い海で遊びたいなぁ」とか、「この間負けた金額でハワイに行けたなぁ」とか、しまいにはどうでもいいことを考えていた。

ちょっと画面から目を離したときに鳴るのだから、不思議なものだ。リールの右側にある八代将軍ランプは、煌々とオレンジ色の光を発していて、幻聴ではないのだと確認する。このとき、初めてでもないのに、いつも心臓をわしづかみにされたような興奮を覚える。動悸を抑えながら、さて、揃えよう。私は目押しが苦手だ。特にこのような、一回しか揃えるチャンスのない状況での目押しは本当に苦手で、かならず手が震えてしまう。冷静でいようと自分を抑えているのに、より動悸が激しくなるのだからたまらない。

右リール上段に2連7が停止する。「とりあえず右の7は狙えた」と安堵する。問題はいつも中リールで、一つしかない青7をきちんと狙わねばならないのだから――いや、だから本当に私は目押しが苦手なのだ――リールを数周見つめて、よしここだと押す。

中段に”将軍”停止。

「あああやっちゃったよ、もう今後どれだけ鳴るかわからないのに、最後の1G連かもしれないのに、なんでこういうときに決定力がないんだろう、クロアチア戦の柳沢と同じだよ、やってらんないよ、情けないよごめんね将軍様」

うなだれながら、左リールを適当に押し、払い出しを待った。しかしいつもの払い出しタイミングで、払い出し音が鳴らないのでどうしたことかとリールを見ると赤フラッシュが発生し、障子が閉まって爺がハワイでくつろいでいた。そりゃ、1G連したのだから……って、ん?

純ハズレだ。

純ハズレ。

そう、あの2万分の1の純ハズレ。

もうヒケないと思っていた純ハズレ。

ウソっ…!!

と思ったところで、目が覚めた。私はいつものパジャマを着ていて、ぐちゃぐちゃの布団に、隣には読みかけの小説と旦那が転がっていた。クーラーが寝起きの身体に冷たい風を送っていて、旦那め、いつも言ってるのになんで消さないんだと憤慨したときようやく「あ、夢だったんだ…」とそれが現実でないことを理解した。

それもそのはずで、私がよく通う地域は23日を最後に吉宗を撤去してしまったし、旦那の抱える店でもやはりその日を最後に全て撤去していた。旦那が入れ替えに立ち会ったとき、1台持ち帰ってきたラブリーパネルの実機が居間の隅に置かれている。

まだ家庭用の処理が施されていないので家で遊技するわけにもいかないし、たとえ家で打てたとしても、負けているとき一発逆転してくれる瞬発力も天井まで退屈に感じながらも打ち込んだ達成感も、何もかももう本当にリアルに味わえないのかと思うととても悲しくなった。通常時、ホントにヒマだった。でも白姫が通過するとドキドキした。ゾーンに近づいてくると、何でも良いから前兆起きてとお祈りもした。松菱、キレイだった。小役ハズレ目はいつも突然だから、嬉しかった。もう本当にスロットを打つ気持ちが失せてしまったよ。吉宗がないのなら、ホールに行く意味もない。たかがスロット機種に感傷的になってしまうなんて、自分でもアホらしいと思うけど、サヨナラ、吉宗。お疲れ様。

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2006年7月22日 (土)

みかじめ料、復活か

暴力団、いわゆるヤクザの稼業は映画などの娯楽作品で十分に語られてきたので皆さんご存知のことだろう。それぞれの組があり、組が根ざした土地で商売をする人間は毎月いくらかの、「みかじめ料」を支払わねばならず、組はそれを収益とする代わりにその土地の用心棒的な役割を請け負う、などといった風の話だ。その他、覚せい剤の問題や銃刀法違反、また抗争など話題は尽きないのだが、今回はこの「みかじめ料」を中心に書きたい。

平成9年に暴力団対策法が改正・強化されるまで、この「みかじめ料」の伝統は続いてきたと言われている。先に貰う代わりに用心棒的な役割を請け負うと書いたが、これは語弊がある話で、本当に商売を守るような用心棒となれたのか不明であるし、商売人の誰もが望んでいたわけでもないだろう。とかく日本のヤクザと大衆の繋がりは面倒なこともあれば、ごく自然な形で癒着していたりもするので表現は難しいが、さすがに望まなかった人間もいることは事実であると断言できる。

刑法に触れるような暴力行為を受けなかったとしても、それに相当するような脅迫めいた威嚇行為により、やむを得ず毎月一定の「みかじめ料」を支払ったり、示談交渉にしゃしゃり出る行為を止められなかったりと、昔の商売人はヤクザとの付き合い方に頭を悩ませていた。警察にいくら相談しても、当時は彼らを罰する法律がマトモに成立していなかったため、民事扱いされ「民事不介入」の原則により何ら解決しない現状であったという。

パチンコ屋にもこのような問題はついてまわった。旦那と私が出会うずっと前、旦那がまだ学生だった頃――もう十年以上も前になる話だが、義母が現役で店の経営に携わっていた頃だ。新規店をオープンするたびに、地元のヤクザが乗り込んできては、金を払えだの誰の了承を得たんだのと、面倒な厄介を持ち込まれていたという。特に「換金所の権限をこちらによこせ」といった要求には頭を悩ませ、気丈な義母はそれなりの人間関係を以って解決したらしいが(その詳細はここで省かせていただく)、ひどく難儀な状況だったらしい。

パチンコ屋が換金所までも自ら運営してはならないことは過去も同様で、当時はオーナーの知り合いや友人、また金景品を扱う業者、あるいは地元のヤクザに任せる仕組みとなっていた。特にヤクザが任せられるケースが多く、彼らに月数十万から数百万の給与(みかじめ料)を与える関係が出来上がっていたという。義母に対し換金所を任せよとしつこくまとわりついてきたヤクザも、この金が目的だった。

ヤクザの厄介な乱入が続くと、地域商業の順風満帆な発展はまず見込めない。ようやく政府は重い腰を上げ、改正暴力団対策法が成立・施行される。これにより全国各地のヤクザの威嚇とも言うべき行為は殆ど萎縮し、金品の請求は一切なくなった。またパチンコ屋の換金所に関しては、TUCの設立により換金所は中継ぎ業者が運営するようになり現在に至る。景品が全国各地で同型のゴールドを扱うようになったのも、これらの流れによるものだ。むしろ店舗内でしか通用しない、独自の景品を出す店は「いまだにヤクザとの繋がりを保っている」として警察に睨まれる傾向にあるため、ヤクザとなんら関係のない店でも大景品2500円、小景品1000円のあのゴールドを使用する風潮となった。

ヤクザも大っぴらに法を犯すわけにもいかないし、まして法を破ってまでカタギの人間を傷つける行為は彼らの道義に反するだろう。こうして地元商業から彼らの多くが手を引いていったのだが。

今年の7月、つまり今月に入り栃木県のある繁華街にみかじめ料を請求するヤクザが乗り込んできたというのだ。請求されたのは小さなスナックを経営するいわゆるママで、「この辺一帯をまとめる●●組の者だが、みかじめ料を払ってもらいたい。見たところ、経営も苦しそうだから月に一万か数万でいい。月末にまた来るので、そのときまでに返事をくれ」とチンピラ風情の男に言われたというのだ。

改正暴力団対策法が施行されて、はや十五年近くになろうとしている。現在店を開く人間はもはや「みかじめ料」だとか、ヤクザとのやりとりだとか、今いちピンとこない話であるし、ただただ恐ろしかったに違いない。ママはすぐさま地元警察に相談し、それなりの対策を練ってもらったそうだが、警察関係者はこのように応えたという。

「暴力団も決して景気がいいわけではないので、法を破って乗り込んでくることもあるでしょう。しかし、本当に彼らが組に属した極道の人間であるか…例えば、その辺のチンピラがヤクザをかたって小銭稼ぎをしようとしている可能性もあります。どちらにしても警戒する必要があるので、相応の対処はします」

何かが起きるまで決して行動しない、いかにも鈍足な日本警察らしい話だがなるほど、その可能性も十分にある。果たしてこの時勢に彼らが法を破るだろうか? しかも以前はみかじめ料を数十万円とり上げていたのに対し、「経営が苦しそうだから一万円~」とはなんとも不思議な要求である。法を犯すリスクと収益が見合っているとは考えがたい。

まだ返事を出す月末にもなっていないので、この問題は未解決となっているようだ。報道されれば本物のヤクザであったのだろうし、何事もなければチンピラの偽りであったことになる。しかし本物であったら、これをきっかけにヤクザが動き出すかもしれないと地元警察は警戒を強めているようだが――果たしてどうなるのだろう。気になるところだ。

現在のパチンコ店経営からヤクザ稼業の人間は一切追放されている。またあからさまに極道とわかる人間の入店は、パチンコ店はおろか雀荘ですら断ることが多い。それによりパチンコ店は一層クリーンな、ファミレスさながらのイメージが定着しこれだけ規模が拡大されたわけだ。彼らが日本の諸悪の根源だと思わないが、商業を発展させる際大きな壁となるのは間違いない。ぜひおとなしく、沈黙し続けていて欲しいと思うのだが、無理だろうか。

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素晴らしき原則の人

「私は 或る時に、A級が合祀されその上 松岡、白取までもが、
 筑波は慎重に対処してくれたと聞いたが
 松平の子の今の宮司がどう考えたのか 易々と
 松平は 平和に強い考があったと思うのに 親の心子知らずと思っている
 だから 私あれ以来参拝していない それが私の心だ」

話題の昭和天皇メモ、非常に興味深い。靖国神社にいわゆるA級戦犯と呼ばれている人々が合祀されていることに、昭和天皇自身が不快感を示した貴重なメモである。

松岡とは国際連盟脱退や、日独伊三国軍事同盟の締結などで知られる松岡洋右元外相であり、白取とは白鳥敏夫元イタリア駐在大使を指す。また筑波は、筑波藤麿元靖国神社宮司であり、彼は66年に旧厚生省からA級戦犯の祭神名票を受け取りながら合祀しなかった。松平とは終戦直後の宮内相、亡き松平慶民氏であり、その子は彼の長男である松平永芳氏である。永芳氏は、78年10月にA級戦犯を合祀した当時の靖国神社宮司だ。ちなみに昭和天皇が、松岡外相や白鳥大使をあまり好ましく思っていなかったことは有名な話である。

これは亡き宮内庁長官、富田朝彦氏の手帳に残されたメモ。富田氏は74年に宮内庁次長に就任し、88年6月に退官するまでの間、昭和天皇とのやりとりを日記や手帳に残していた。これはその一例であり、昭和天皇自身の筆ではないにせよ、メモそのものには「昭和天皇の発言をその場で書き付けたような、臨場感がある」と非常に信憑性の高いものだと判断されている。確かにひどく直截的で、それだけリアリティーを感じる。

天皇に側近く仕えた者は、天皇の言葉や表情に直接触れる機会が多いので、本人や遺族がその気になればこういった類のものはもっと出てくるだろう。ただこれまでは社会的影響が大きいため殆ど公表することなく、墓の下まで持っていくというのが言ってみれば仕えた者とその家族の節度、もしくは礼儀だった。しかしこの時期に、このようなメモが出てきたことにある種の意図が感じられないこともない。

ともあれ、A級戦犯の合祀・分祀問題に今後影響を及ぼすのは間違いないだろう。ただしこれは、あくまでも合祀問題に言及した内容であり、首相参拝の是非を説いたものではない。言いたいことは何でも言う、軽はずみな小泉純一郎首相に早く引退して欲しいものだが、彼が「首相参拝には影響しない」と発言するのは理解できる。

それにしても昭和天皇はなんて原則の人なのだろうと感心させられる。戦犯合祀問題はこれまでも多く語られてきたが、その論旨の大半は「戦犯であろうと国のために尽くした功績があるので合祀したい」あるいは、「アジアの平和に貢献するためには分祀したほうがよい」「天皇や首相が参拝しやすくなるためにもぜひ分祀を」といった内容だった。

確かにA級戦犯だろうと、B・C級戦犯だろうと、普通の兵士だろうと、皆国のために尽くしたのは紛れもない事実だ。それぞれの思いを抱えながら、日本のために力を尽くしたのだ。戦争に勝てばよかったし、勝てば全てが報われた。だが、負けてしまった。敗戦を迎えたのならば、気の毒ではあるがその責任を当時の指導者は取らねばならない。文明国であるならば、それは当然の流れである。

本来はその指導者責任を、日本国の法廷と法理で裁ければよかった。しかし敗戦国にそのような土台は持ち得ず、またアメリカGHQの民主化政策により到底無理であった。必ずしも正当な手続きではないという、一種の不安や胡散臭さを感じながらも東京裁判がそれに代わるものとして位置づけられ、連合国の思想と法理に基づき裁かれることになってしまった。ちなみにこの状況は現在のイラクと同じである。

戦後の日本人が、A級戦犯だとか戦争犯罪者、戦争責任といった言葉をいまいち上手く使いこなせないのは全てここに起因する。指導者責任を追及するのは敗戦国国民の原則であるが、そのやり方があまりに懐疑的であった。屈辱や違和感を覚えながらの裁きに納得しきれないものが、心のどこかにこびりついているのかもしれない。敗戦とは、どれだけのリスクを背負わねばならないのだろう。当時の歴史をすんなりと受け入れ、日本人として明確な意思を述べる言動を六十年経った現在に至るまで曖昧にしてしまう。

しかし昭和天皇の「A級戦犯分祀意思」は、このような迷いや曖昧さを全て払拭した内容である。昭和天皇は懐疑的な東京裁判により裁かれた結果であろうと、何にせよ彼らの指導者責任は追及されるべきで、敗戦という辛酸を国民に舐めさせた彼らが他の兵士と同じ靖国で眠るべきではないと意思表示しているのだろう。もちろん当時の指導者それぞれが力を尽くしたことは、昭和天皇ご自身がよく知っている。だが、だからといって、敗戦の責任が消失するわけではない。それは死しても変わらぬというわけである。

また朝鮮半島や中国など、アジアとの兼ね合いもある。戦後、昭和天皇は「アジア各国との和平関係は必要不可欠である」とし、幾度もそれらを訪問している。どんな大儀があったにせよ、結果としてアジアを戦火の海に巻き込んだ戦犯を靖国に祀ってしまっては、今後の関係に響くことは明白であり、事実でもある。指導者責任を追求するのであれば、魂になってもアジアの平和に尽くせということだろうか。

もちろん、指導者責任の追求という論理にのっとると、昭和天皇の退位問題がある。昭和天皇ご自身も退位を考えたようだし、天皇制そのものの廃止も想定したらしい。だが、当時の幣原喜重郎首相らを始めとする政治家・官僚、またGHQ最高司令官マッカーサーなどの意思により、人間宣言をするのみに留まった。これに関する明確なコメントは残されていないが、昭和天皇にまつわる書籍などを読むと、「国民を敗戦に追い込んだ、敗戦国の天皇というレッテルを背負い、その上で任務を全うしていく」ことが天皇ご自身なりの課題となったということだ。戦後の昭和天皇による外交功績はここでは省くが十分な結果を生んだはずだと私は考えている。指導者責任としては退位すべきであったが、在位し続けたことにより、得るものは大きく戦後の責任を果たしたと言っても過言ではないだろう。

たとえどのような状況であろうと、指導者たるもの、何かしらの敗戦の責任を追わねばならない。シンプルだが筋の通った当然の内容である。昨今の靖国合祀問題に一石を投じる意思だ。

個人的には東条英機を始めとする、A級戦犯と呼ばれ連合国の論理で裁かれた方々を気の毒に思う。できることなら、当時全力を尽くした英霊として靖国で眠らせてあげたい。しかしそれはあくまで、情の問題であって、主権を持つ日本国民として政治的かつ論理的な意見ではないのだ。政治問題を感情的に片付けてはならない。昭和天皇のご意思は、この原則を思い出させてくれる貴重な内容であった。

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2006年7月20日 (木)

「海猿」、NYで大笑い

フジテレビ系列のドラマや映画で人気の「海猿」、皆さんご存知だろうか。海上自衛隊保安官を務める若者が、仲間との結束や任務の重さ、また恋愛の喜びを実感していく伊藤英明主演の青春物語である。今まで自衛隊という単語は政治的な意図のもと使用されてきたが、これによりイメージが一新されたようで昨年などは海上自衛隊志願者が増えたらしい。志願者の数割が「海猿を観て憧れた」と話しているということで、エンターテインメント以外の効果も見られている。

今年に入り「海猿~THE LIMIT OF LOVE~」が映画公開され、最終章としても話題を呼んだ。なんでも大変感動できるようで、特に自らの命をかけて人々の救命にあたる際、主人公が携帯で恋人にプロポーズをするシーンはハンカチなしでは観られないらしい。

詳しいあらすじを説明すると、鹿児島沖で620名もの乗客を乗せた大型フェリーが事故により座礁し、大惨事の危機に瀕していた。救命に向かう主人公も相当の危険を犯さねばならない。そのとき、彼は近頃コミュニケーションが上手く取れない恋人に大切なことを言わねばと、携帯電話を手にするのだ。そして、「戻ってきたら必ず結婚しよう」と恋人に伝える。一番のクライマックス、号泣シーンとされている。TVCMでも幾度となく流れていたので、記憶されている方は多いだろう。

しかし、ここでニューヨークの人間は大笑い。ニューヨーク・アジア映画祭で本作は上映されたのだが、一番の感動シーンで観客はどっと笑い転げたという。「そんな状況の中、携帯電話を5分も使ってまでプロポーズするなんて」というのが主な理由だ。救命を待つ人々を5分以上も放置したあげく、自分のプライベートを優先させるヒーローにあきれかえったのだろう。

無理もない。危険を犯さねばならない仕事に就くことが、どのようなことなのか理解している人間にとっては絶好の嘲笑シーンだ。まして描かれているのは海上自衛隊であり、海外では「自衛のための軍隊」「先制攻撃しない軍隊」と認識されている一国の軍事力だ。その部隊に属するヒーローが、緊急時に女と会話するとはなんたる軟弱さ。自らの命を賭さねばならぬ使命を背負う人間として、ありえない行動なのだ。このシーンで露呈されたのは、使命に燃える若者の姿ではなく、日頃の覚悟が欠如した情けない海上自衛隊員の姿なのである。

もちろん本作品は政治的に訴える内容のある意見映画でもなく、あくまで娯楽作品なのだ。泣き所を押さえた演出として、このような脚本が成立することも情けないが仕方がない。またハリウッド映画のように、自国の軍隊が世界一だと圧倒的な強さを見せつけたくて制作されたわけでもない。若者の成長を描いた青春ストーリーであり、その舞台が偶然海上自衛隊であったとも言える。”海上自衛隊の責務”が主題ではないのだ。

だが海外に流出するのは日本人として非常に恥ずかしさを覚える。映画祭に出席した監督や出演者は「日本の観客との反応の違いを楽しんだ」らしいが、事実ならばみっともない話だ。個人的に本シリーズは好まないので一層そう思うのだが、リスクを犯しながらも任務を全うすべく日々励む、本物の自衛隊員の方々に申し訳なくも思う。

同じ海上自衛隊を扱った作品に「亡国のイージス」がある。映画はだいぶ去勢された作りになっているが、原作である同タイトルの小説は涙なしでは読めない。どうせならこのような作品が出回って欲しいものだ。

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2006年7月19日 (水)

今日この頃

北斗SEの導入と同時に、殆どのホールから吉宗が撤去された。自分がよく通う地域でも軒並み撤去され、一軒だけ今度の日曜まで使用するホールがあるものの高設定が期待できる状況ではない。随分前から全体イベントの対象機種から外され、回収機種として扱われていた。

ここ数週間、吉宗は新装時さながらの稼動を保ち、夕方からのこのこ出かける自分は殆ど触れることもできなかった。運良く空き台を見つけても、193ゲームから全ツッパできるほどの気合は持てなかったし、「それはいつもの立ち回りじゃないから」と自分に言い聞かせ打ちたい気持ちを抑えてもいた(もちろん高設定の期待が持てるのなら話は別だが、そんな状況に恵まれなかった)。ボーナス後965ゲームでヤメられている台、もしくはノーボーナス565ゲーム以上回っている台を当たるまで打つというのが私の基本的な立ち回りで、鳴りも手伝ってか幸運なことにこれまでそれなりの収支を叩くことができた。

けれども吉宗は減台された上に満席、空いても193ゲームといった状況ではいつもの立ち回りを貫き通すことはできない。数週間前から私なりに根拠があって打てる吉宗はない、つまり撤去されたも同然の状況だった。

自分なりの立ち回りを貫けなければ迷いが生じるし、支離滅裂な台選びをしてはならないと自制しているうちに時間は過ぎていく。わざわざパチンコ屋に来て何も打たず、フラフラするだけの日も多々あった。他の機種で立ち回れるほど器用でなかったことも原因だけれど、やっぱり軸としていた機種を打てないというのは厳しい。

スロットそのものがイヤになったわけでもないので打とうと思えば、あるいは銭形や鬼武者の700ゲーム以上のハマリ台など自分好みの台があれば喜んで打つけれど、そんなラッキーにそうそう巡りあえるわけもない。それにしたって、吉宗のゲーム性に比べれば瞬発力が劣るのだ。他の機種で数万投資するのなら、吉宗に賭けた方が1G連などの夢はあるし、楽しい。そう思うとなんだか、気力が失せてしまうのだ。

以前はジャグラーの高設定狙いで勝率を上げていた。平常営業では中間設定、イベント日は設定5もしくは6が投入されている店があるので、しっかり立ち回ればそれなりの収支は望める。現在もその状況は変わらないようだから、もとの立ち回りに戻ればいいし、ストック機と比べ低投資でボーナスが期待できるし、まさに今もってこいの機種なのだが…なんとなく無気力になってしまい打つ気分になれない。このまま打たなくなってしまうのかな。無駄遣いも防げるし、欲しいものはたくさんあるし、できることなら一人旅だってしたいからそれで構わないのだけれど、チマチマとお金を賭けて遊ぶことが大好きだった私がこんな風になるなんてね。ちょっとビックリしている。

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2006年7月14日 (金)

いえ、どうでもいい話なんですが

昨日の夕方、寿命間近な吉宗になんとしても触りたいとホールへ出かけた。しかし、満席。全機種に最高設定複数投入といったそれなりに集客効果の高いイベントを開催していたし、なんせこの時分だから無理もない。今や吉宗は導入されたての、新台さながらの稼動を保っている。夕方からノコノコ行って、難なく着席できるわけもないのだ。

仕方がないので他のシマをうろつく。美味しいゲーム数の銭形はないかな、とか初当たりのいい北斗や俺の空はないかな、とか。バケ確率に恵まれたジャグラーはないかな、とか。とにかくシマというシマを歩いて自分好みの台を探していたわけだけれど、さすが全機種に6の日、空き台すら殆どない。

あぁ、もう今日は打たないで帰るのが懸命かなぁ…と5号機のシマを歩いていたその時。

「あの、ちょっといいですか?」

後ろから声を掛けられ、何事かと振り返ると、若い男性が立っていた。見るとドル箱を二箱抱えており、少し困ったような表情をしていた。

「あぁ、流すところならアッチに行けば店員さんが…」と後方を指差すと、男性は首を振るのだ。

「いえ、違うんです。僕、もう時間無いから換金できないんです。マジでもう仕事に行かなきゃならなくて、とにかく……あげます、コレ!!」

「えっ………!?」

ちょっと待ってレシートにしてゴールドに交換しておけば翌日も換金できますしコレお金ですし二千枚あるようだし等価だから四万円だし四万円って大金だし四万円あれば美味しい高級モルトウィスキーが一杯飲めますよ。

と色々説明しようと思って口を開いた瞬間に、彼は私の足元にドル箱を置き、足早に去っていった。他の客にぶつかったり、ちょっと転びそうになったりと、それはそれは急いで帰っていったのだが。

足元に二千枚……。

その様子を見ていたオジサンが「いいよ、貰っちゃいなよ!!」と囃し立て、店員さんも「別に悪いことではありませんよ、大丈夫ですよ」とニッコリ。

えぇ、それでも、ねぇ。四万円って大金だし、そもそも私は今日まだ何も打っていないけど彼はおそらく一生懸命投資して、ようやく二千枚出たところなんでしょうし、店員さん、これ保管してあげてくださいよ。一週間くらい保管して、彼が現れなければ処分してしまえばいいでしょうし。ね、そうしてあげてください。

……なんてこの私が言うはずもなく、「じゃあ貰っちゃいます、エヘヘ」とドル箱を抱きしめ、「じゃあ流してもらっていいですか?」と即交換。

何もせずして四万勝てた、ラッキーな一日でした。若いお兄さん、どうもありがとう。貴方のお陰で、欲しかった高級クリームが買えました。これからも熱心に肌の手入れをして、数年後には美しいマダムとなるべく精進します。二千枚を蹴って仕事に急ぐ貴方の真面目さが、いつか報われますように…。

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2006年7月12日 (水)

ジャイアントパルサーのボーナス確率と演出

今年9月3日納品となっている、山佐「ジャイアントパルサー」のボーナス確率・機械割は以下の通りである。

       ジャイアントパルサー
  BIG REG 機械割
設定1 1/431 1/862 96.20%
設定2 1/432 1/862 96.20%
設定3 1/399 1/780 99.90%
設定4 1/390 1/744 103.70%
設定5 1/364 1/682 107.50%
設定6 1/348 1/630 110.10%

気になるのは設定1と2の仕様が同じであること。一体どのような差が存在しているのだろう。詳しいゲーム性が確認できていないため、何とも予想しづらい。

Bonussyuryoまた高設定域でも低い機械割が懸念されるが、これはボーナス中の技術介入が含まれていないためである。BIG最高獲得枚数711枚という、大量獲得マシンなのだがそのためには「ビタハズシ」の技術が必要とされる。ボーナス中の小役ゲームは左リールに3連白カエルを狙い、中・右リールを適当打ちするとベルが停止し「白カエル・ベル・ベル」で15枚の払い出しが受けられ、比較的容易に思える。しかしリプレイハズシの際は、左リールにビタ押しせねばならないのだ。このとき、なんと2コマスベリ。この難関をくぐった方が、MAX711枚により近づけるというわけだ。

Ginirokaeru

演出面は「キングオブキングパルサー」に似ており、可愛らしいカエルが12.2インチ液晶で動き回る。巨大カエルなど、お馴染みの前兆演出なども踏襲されているらしい。また左記の画像のように、新キャラも登場している。銀色カエルで、出現したら激アツといったところだろうか。メタリックな外見で近未来的でありながら…アンドロイドのようでやや不気味に感じる。いや、カエルは可愛いのだが…。

ちなみに天井は1850ゲーム。最高連チャン率は80パーセントと予想されている。内部ストック数はBIG、REGともに255個で内部確率は良いとは言えないようだ。新装時に打つのであれば、きちんと打ち込みをしてくれるホールを狙った方がよいだろう。

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2006年7月11日 (火)

朝鮮総連、民団の「白紙撤回」を非難

今日の昼、朝鮮総連は民団による「和解白紙撤回」の方針を取り消すよう、ホームページ上にその談話文を掲載した。やれやれ、今朝ようやくこれら二つの団体に関して書いたと思えば、これである。手をつけてしまった話題なので、皆様にきちんと報告したい。

談話文は8日付けとなっているが、今日初めて公の場に発表された。朝鮮総連中央本部の副議長を務める李沂碩氏によるもので、これまた非常にご立腹のご様子である。急な民団の和解白紙撤回声明を「総連側に何ら事前協議もなく『白紙撤回』を内外に公言したことは、組織としての初歩的な常識と道理すら欠くことと言わざるをえない」と非難し、「在日同胞社会の和解と和合を求める同胞に対する許しがたい背信であり、挑戦である」とその怒りをさらけ出している。そしてこの撤回の背景には民団組織内の反統一勢力がおり、彼らが暗躍したためだと指摘している。

このことに関してはあながち間違いではない。李副議長言うところの、「破廉恥な振る舞い」であったか不明ではあるが、和解に関して民団内がもめたのは事実だ。もちろん成立後も和解への疑問は飛び交っていた。白紙撤回の背景にはこれら和解に懐疑的な姿勢の方々がいることも、容易に想像ができる。

しかし、民団本来の姿勢を考慮するとしごく当然の「白紙撤回」なのである。彼らは祖国の分断を憂いながらも、北朝鮮国家に対しては批判的な姿勢を貫いていた。戦後より開始された北への「帰国運動」に真っ向から反対し、帰国する人々が乗車する列車の線路上にまたがい、身体を張って帰国を止めるというアプローチも行った。北朝鮮は地上の楽園はおろか、まさに地獄であると訴え続けてきたのである。また昨今は脱北者の保護にも積極的で、衣食住の完備や生活費の補助、さらには日本語の教育、行政機関の説明など、日本政府に代わり至れり尽くせりの対応をしてきた(総連との和解後、一時停止されていたようだが。総連は脱北者を『裏切り者』と認識しているため)。そして拉致問題に関しては、ぜひ民団のホームページを一度ご覧になっていただきたい。北朝鮮をどれだけ非難し、朝鮮総連に「問題解決に協力せよ」と投げかけていることか。

民団の方針は、あくまで日本人と在日韓国人の共栄であって、それを脅かす行為は存在してはならないのだ。拉致事件その他の問題が解決しない最中に、ミサイルを発射する国及びそれを支持する団体などと和解はできまい。そして一般の在日韓国人の平穏な暮らしを守るためにも、団体として取るべき行動をとったまでだ。組織として一貫性のある、非常に優れた決断ではないか。

話を元に戻そう。李副議長は今回のミサイル発射に関し、このように位置づけている。「民団がわが国において自衛的措置として行われた正常な軍事訓練であるミサイル発射と…」下線部、注目していただきたい。北朝鮮幹部の見識と全く同じ内容を述べているのである。いやはや、これまた、まったく…つまり朝鮮総連はこのような団体なのだ。彼らは日本に在住していながらも、このご時世に北朝鮮の国旗を振り続けるのである。

一般の朝鮮籍の方々は、どのような思いなのだろう。北朝鮮を祖国と信じてやまない方もいれば、日本での暮らしを大切にしたい方もいるだろう。また北朝鮮に郷愁を感じながらも、日本の生活に愛着を覚え苦悩する方もいるかもしれない。思いは様々だろうが、これら一般の在日朝鮮人の生活を支えるための団体はもはや存在しないのだ。他国、また敵対関係にある国に籍を置く人間として、それなりの苦労は覚悟するべきではあるが、さすがに同情を禁じえない。国民を守らぬ祖国や団体を背景に、一般の在日朝鮮人はどこを故郷だと思えばよいのだろう。まさにデラシネとなりつつある彼らが気の毒である。

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民団と朝鮮総連、二つの反応

北朝鮮ミサイル発射を受け、6日、民団朝鮮総連との和解を白紙撤回する方針を示した。「ミサイルの連続的な発射は私たち在日同胞のみならず、日本国民を大きな不安におとしいれました。このような蛮行は断じて許すことはできません」と声明を出している。テレビでも数回報道されたが、非常に素早く、素晴らしい対応であったと思う。

日本人である私は、参政権をよこせだのと騒ぎ立てる在日の団体をどうしても好ましく思えないのだが、このように一般の在日韓国人を守るべく団体としての行動をとった点は誉められるべきだろう。彼らは日本でどのような立場を取るべきなのか、考慮しているのだ。もちろん民団に属する方々の国籍は韓国であって朝鮮ではないし、拉致に協力しているわけでもなければ送金もしていない。今回のミサイル問題で後ろめたいことは皆無の筈なのだ。しかし、在日コリアンであることに変わりはなく、このような世情のなか、日本社会でどのような目で見られるのかを理解しているのだろう。その上、5月に総連と和解などしたのだから一体どれだけ非難され、一般の在日韓国人は厳しい視線を投げかけられることか。世情を理解し、団体としての機能を果たした、意味のある行動であった。

韓国籍である旦那もこの対応に驚き、珍しく喜んでいた。彼は在日韓国人三世でありながらも、韓国語もろくすっぽ話せなければサッカーでも日本を応援する、精神は日本にある人間だ。だから国籍という紙切れ一枚のしがらみは大嫌いで、民団のような団体も、在日コリアン同士の妙な連帯感も厭わしく感じている。しかしそれでも「今回の対応はとても良いね。これだけ早い、キッパリとした態度を示してくれるとは、民団もバカばかりじゃないってことが判ったよ」と笑顔でニュースを観ていた。

しかし朝鮮総連は未だに沈黙を守り続けている。ホームページを確認すると、「ミサイル発射は訓練の一環」であると北朝鮮外務省の人間が発言した内容が記事として掲載されているのみだ。これが彼らの答えなのだろうか。

旦那と私の共通の友人で、朝鮮国籍の男性がいる。彼は全て学生時代を日本の教育機関で過ごし、その頃から共によく遊んできた付き合いの長い人間なのだが、彼に言わせると「もともと共産主義など好きではないし、キム・ジョンイルはマトモな政治家とは思えない。それでも朝鮮国籍を選ぶのは、祖母の出身地が北朝鮮にあるから、というそれだけの理由。一般の在日朝鮮人にオレみたいな奴はたくさんいると思うよ」ということだ。

想像してみればその通りで、彼のように朝鮮国籍でありながらも、現在の北朝鮮の政治や朝鮮総連の行動に反対する人間も少なくないだろう。肉親の出身地に想いを寄せて国籍を選択するというのも、やむを得ない状況であるとも言える(当時の統一朝鮮に郷愁を感じるのであれば韓国籍でもいいのでは、とも思えるが)。考え方など常に十人十色で、国籍や所属団体が同じであっても、個人の思想までも同じだとは限らない。しかし現状がそうだからといって、朝鮮総連は民族団体として日本に在住する朝鮮国籍の人間を守らなくてよいのだろうか。朝鮮総連は何のためにあるのだろう。ひたすら北朝鮮に忠誠を守り続け、拉致や不正輸出入に手を貸すだけの犯罪集団なのだろうか。

既に朝鮮学校の周囲にキム・ジョンイルを揶揄する内容や、在日は北に帰れといった暴言めいたビラが貼られるなど、一般の在日朝鮮人に対する風当たりが強くなっている。この国で朝鮮人であることを貫く以上、仕方の無いことであり耐えるべきだろう。しかし朝鮮総連はそれで良いのだろうか。朝鮮民族が日本で暮らしやすいよう、努力するための団体ではなかったのだろうか。

ミサイル発射から一週間が過ぎようとしている。朝鮮総連の沈黙は続き、団体としての無責任ぶりを露呈しているようにしか思えない。日本政府はミサイル発射をきっかけに北朝鮮との腐れ縁を清算しようと躍起になっているが、朝鮮総連も例外ではないだろう。そのとき苦労するのは誰よりも一般の在日朝鮮人なのだ。前述の通り、この国で朝鮮籍を貫く以上、たとえ一般人であれ辛酸を舐めるのは仕方の無いことだ。だが本当にこのまま、肩身が狭いうちに放り出してしまってよいのだろうか。彼らの立場や思いを、公的に伝達できる機関は朝鮮総連だけではないのだろうか。このような状況に置かれた一般在日朝鮮人の方を、さすがに私も気の毒に思う。あなた方が籍を置く国も団体も、全くあなた方を守ろうと努力していないのだ。あなた方はそれでいいのだろうか。全く、国民や所属員を守れない国や団体ほど、情けなく無能なものはない。

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2006年7月10日 (月)

鹿砦社に有罪判決

鹿砦社、皆さんご存知だろうか? 「アルゼ帝国の崩壊」など、大手パチスロメーカー・アルゼに関する書籍を発刊し、アルゼにまつわるスキャンダリズムな内容を一貫して伝えてきた出版社だ。

エンターテインメントと井戸端会議を勘違いしたような出版社の書籍など、私は一切興味がないので具体的な内容は全く分からない。新聞やネットで調べたところによると、アルゼ役員の私生活や、経営に関するダークな話題が克明に綴られているらしい。

それにより、鹿砦社は名誉毀損で訴えられていたのだが、この度あっさり有罪判決が下されたと言う。「表現の自由に名を借りた言葉の暴力と言わざるを得ない」という理由から、社長である松岡利康被告(54歳)には懲役1年2ヶ月、執行猶予4年の刑罰が言い渡された。

これを受けて鹿砦社はホームページ上で怒り心頭の文句をぶちまけている。「前代未聞、戦後最大の言論弾圧に対し、われわれは血の一滴、涙の一滴が涸れ果てるまで戦い抜く」らしい。高裁に持ち込むのだろう。

いやはや、何と言うか…仮にもジャーナリズムに関わる人間なのだから、もう少し説得力のある言葉を使えないものだろうか。60年代の全学連運動を想起させる文句で、「言論弾圧」だとか、「われわれ」だとか、「戦い抜く」だとか、使いまわしの死んだフレーズ。戦いたいのなら北朝鮮でキム・ジョンイルの首でも絞めて欲しいものだ。

現在の日本国内で、システムや思想と対峙せねばならない状況にあるとき、「戦い」という言葉を使うのは果たして適切だろうか。もちろん当事者は、その問題を解決すべくとる行動を「戦い」と感じるかもしれないし、それが「戦い」であると第三者が感情移入できるケースも存在するのは事実だ。しかし今回のような、彼ら曰く「言論弾圧」というケースを第三者に伝えるにあたって、「戦い」という言葉はあまりにも非現実的で具体的でなく、古い言葉なのだ。仮にもメディア媒体に勤める人間がそれを解さないとは…歳を取るのは悲しいものだ。社長である被告は54歳、全学連の全盛期とは少しズレているけれど、その精神は未だにそこにあるのだろう。

おそらく数年後に「くたばれ! 言論弾圧」とかいった、この裁判をネタに本を出版し……倒産するな、コリャ。

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2006年7月 7日 (金)

パチスロ新機種情報

今日はパチスロ最新機種の紹介をしたい。今年度中に発売される予定ということだが、具体的な納品日が決定しているのはほんの僅かで、検定を通過しても温存されるケースが多いようだ。よって来年度に発売される可能性も高いのだが、各メーカーがどのような機種を開発しているのか、ぜひ心に留めておいて欲しい。

まずサミーより「シティハンター」「スパイダーマン」の2機種。どちらも5号機で昨年度に検定通過したものだが、未だ発売に至らない。版権の高さを考えるとこのままお蔵入りになりそうもないので、さすがに今年度中にはホールにお目見えすると予想されている。しかし一体どのようなゲーム性なのか不明だ。ボンバーマンのような、ちょっとした技術が勝率に反映される仕様はぜひ受け継いで欲しい。

また、アルゼは「クランキーコンドル」「HANABI」を準備している。クランキーコンドルに関しては先日お伝えした通りだが、ドンちゃんモノも抱えているということだ。看板機種を5号機で復活させるのは楽しみではあるものの、3段階設定ならば出玉率も抑えられているだろう。低い機械割でどれだけ楽しませてくれるというのか。

そして最後の4.7号機と期待されている、山佐の「ジャイアントパルサー」は9月3日に納品が決定。だいぶ前にお伝えしたが、従来のパルサーシリーズとはリール配列も全く異なり、「3連カエル白7」が存在している。またゲーム性もこれまでのRT方式ではなく、リプレイ3連もしくは4連によりボーナスが放出されるといった、モード方式が採用されており、全く新しいパルサーモノが誕生するということだ。どこのホールも入れざるを得ない状況だろうが、カエルでどれだけの液晶演出を見せるのか、大量獲得ではあるものの連チャンに期待がもてるのか、といった点を考えると非常に微妙である。とくに山佐は通常時の演出に弱い。通常時にどれだけ楽しませるかがヒットマシンの重要要素であるのだが、期待感を煽らない単調な演出続きなので客も参ってしまう。

山佐は5号機も多数抱えているらしく、むしろそちらに期待したい。5号機版パルサーもあるようだ。5号機は演出よりも、リール制御やリプレイタイムの使い方がゲーム性に大きな影響を与える。演出下手な山佐にとっては好都合ではないだろうか。ちなみに系列会社である三洋からは、「アドリブ王子」「行くぜ!大工の源さん」が発売される予定だ。

他の4.7号機としては、ビスティーより「トゥームレイダー」が9月中旬に発売される。面白いか否かは別として、4.7号機の発売はこれが最後となるため、おそらくジャイアントパルサーと同時入替するホールが殆どだろう。

その他、ラスターは「桜庭和志」やプロレスモノのマシンを、SANKYOは「小川直也のパチスロ一本勝負」を抱えるといった、格闘モノが流行のようだ。ホールで流行るかは謎ではあるが。また、メーカーは不明だが「踊る大捜査線」の5号機も開発されているらしい。踊る大捜査線というと、織田裕二をはじめ大物俳優が出演しているフジテレビの大人気ドラマだが、版権は相当高いに違いない。機械代もそれに見合った額になるのだろうが、ゲーム性もそれなりの仕様にして欲しいものだ。

いよいよ5号機メインの市場となる。どこのメーカーも苦心しているようだが、規制変更は他メーカーが名を挙げるチャンスでもある。出玉に期待が持てたり、打ち手がヤミツキになってしまうようなゲーム性をぜひ生み出して頂きたい。今のところそれなりのゲーム性を見せたのはサミーの「ボンバーマン」のみで、5号機市場も大手メーカーの機種ばかりが目立つとなんだか詰まらない。ぜひ使い回し機種で殿様稼業を続けるメーカーの牙城を崩して欲しいものだ。

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2006年7月 6日 (木)

パチンコ新機種情報

今年度中に発売される予定のある、パチンコ新機種をいくつかお伝えしたい。皆さん、これらの機種で個人的な経済制裁を与えてみてはいかがだろうか。

パチンコではおよそ25機種が発売される予定だ。ビスティーからはCRウィンク、CRトゥームレイダー、CRこちら葛飾区亀有公園前派出所、CRGTO、CRAKIRAと、なんと5機種も準備しているようだ。とくに80年代に大人気だった女性アイドルユニット・ウィンクとのタイアップマシンは、ヒット曲のオンパレードが楽しみなところである。その他、こち亀やGTO、AKIRAといった、大人気漫画や一世風靡した名作マシンもあるようだが、ストーリー性やキャラクターの活かされた、原作の名を汚さない仕様であることを祈る。

京楽は、CR亀田三兄弟や、CR美空ひばりなど、人気ボクサーや大物歌手とのタイアップマシンを抱えている。またCR必殺仕置き人という、ヒット機種・必殺仕事人の後継機も用意されているのでファンの方には嬉しいニュースだろう。

その他、三洋はCRそば屋の源さん、豊丸はCR安室奈美恵と様々あるのだが、ここからは個人的に気になった機種をいくつか挙げておきたい。

まず、サミーのCRアラジン。スロットのアラジンⅡエボリューションとキャラも液晶もほぼ同様らしいのだが、使い回しもいい加減にして欲しいものだ。おそらくスロットの冒険演出などが激アツリーチになるのだろう。サミーとしては殆ど開発費がかからないパチンコ機なのに他機と同様の値段で売りつけ、その上、受注が殺到するようなマシンを先行導入するためのエサとするのだから、ホールとしてはたまったものではない。

人気スロット機を利用したマシンとしては、他にアビリットのCR鬼浜爆走愚連隊がある。サミーのこのような遺伝子まで受け継ぐ必要はないと思うのだが、パチンコでヒットマシンを生み出せずにいるアビリットとしては、注目度の高い機種が必要とされているのかもしれない。果たして女性や年配のお客が多いパチンコフロアで、暴走族の演出がウケるのか謎ではあるが、頑張って欲しいところだ。

そして個人的に一番楽しみなのが、大一のCRピンクレディー2である。皆さん、数年前に導入された初代を覚えておいでだろうか。ようやく時短が復活したあの頃の、新基準機第一弾として発売された名機である。懐メロが賑やかに流れる、コミカルでキュートな演出も素晴らしかったが、何と言ってもステージが非常に秀逸な出来だった。パチンコ機の通常のステージはもちろん、玉が入賞するための通路が備わっているが、ネカセが悪ければアサッテの方向に流れていくし、他の玉に弾かれたりするなど、殆ど宛にならない。しかしピンクレディーのステージは違うのだ。ステージ中央に磁石つきのクルーンが設置されており、流れる玉を吸着しスタートチャッカーに運んでくれるのである。

もちろんステージに乗った玉すべてが入賞するわけではないものの、他機種よりもボーダー回転数は大幅アップ。ステージ下から弾かれた玉がクルーンに乗ることもあり、とにかくステージに玉が流れるとクルーンが吸着してくれるのではと目が離せない。CR機では釘よりも演出を楽しむ傾向が強いが、ピンクレディーでは玉の流れにも興奮できるのだ。これに加えて、ヒット曲をふんだんに使用したリーチや、親しみやすく可愛らしいキャラクターによるステップアップ予告など、飽きる要素は見当たらなかった。

個人的には実写ピンクレディーが出現せず、デフォルメキャラによる独自の世界を築き上げた点も好みだったのだが、どうやら今回は実写も使用されているようだ。しかしなんとか、あのステージは継承して欲しい。そうなれば再びパチンコが楽しくなる。

というわけで、様々な機種が多数用意されているようだ。各機種の詳しい仕様は未だ不明だが、分かり次第お伝えしたい。それからスロットの新機種情報は、明日アップする予定なので今しばらくお待ち願いたい。ちなみに当然ではあるが、ほとんどが5号機である。

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2006年7月 5日 (水)

ミサイル、発射

北朝鮮より弾道ミサイルが今のところ、7本発射されている。すべて日本より数百キロ離れた、日本海のロシア沿岸付近に投下されているようだ。現在これといった被害は確認されていないようだが、フェリーで北海道を行き来していた方々や、漁業に励む方々には命に関わる脅威だったに違いない。今後も発射される可能性もあるので、とくに漁業に就く方々には仕事にも支障が出てしまうだろう。あくまで発射試験、というのであれば事前に通告されそれなりの対処もできるのだろうに、気の毒な話である。

さて、今回のミサイル発射で露呈されたのは日本政府の軟弱さと、朝鮮総連の無責任ぶりだ。露呈されたというのは語弊があって、予想通りであったというべきかもしれない。あれだけ報道陣に「ミサイルを発射したら、経済制裁を発動します」と毅然と応えていた政府だが、結果は半年間の万景峰号入港禁止のみ。その他、六カ国協議に参加することなどを要請しているようだが、それは経済制裁とは呼べない。朝鮮銀行との取引停止、つまり北朝鮮への送金をストップせねば何ら意味がないのである。おそらくアメリカの反応を待っているのだろうが、なぜ自国にまつわる問題に自ら決断を下せないのだろうか。全く情けない限りだ。

また朝鮮総連に関しては、この問題に沈黙を守り続けている。北朝鮮人権法が成立した際は怒気に満ちた言葉で反論していたのに、さっぱりなのだ。彼らは朝鮮国籍で、日本に在住する朝鮮人の団体であるという自覚はないのだろうか。軟弱な政府ではあるが、これまで「発射するべきでない」「発射に至れば経済制裁が発動される」といった、両国の関係が悪化する内容をアピールしてきた。朝鮮国籍である彼らにとって、無縁ではあるまい。日本に在住する以上どのような態度を取るのか意思表示をせねばならないし、団体として一般の在日朝鮮人を守るためにも必要な行動だろう。結局のところ、ご都合主義の団体なのだ。

しかしアメリカの独立記念日に発射するとは、北朝鮮もなかなかニクいことをする。反米精神を露にする行動そのものは、個人的に嫌いじゃない。これで他国に迷惑をかけず、親日的な国家であれば問題ないのだが、真逆の事態なのが非常に残念だ。

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吉宗の宿題

本当は7月8日、8のつく日のイベントで吉宗とお別れする予定でいたのだが、つい時間を持て余していたのと気が逸ったのとで打ってしまった。

ホールに入るとやはり吉宗はほぼ満席。とにかく私の通う地域には吉宗好きが多く、特に最近に至っては当たるまで粘る方が多い。私好みのゲーム数、965で放置されている台などまず見当たらない。

とりあえず下見がてらにブラリと入店したので、そのまま店を後にしようかと振り返ったのだが、ふと気になる台があった。いや、なんてことはない、ボーナス後565ゲームで放置されている台なのだが、よく見ると二回300ゲーム代で解除している。そこそこ天国ループもしているようだし、通常営業でも高設定を投入する店なのでつい期待してしまう。

着席して打ってしまったわけだが、あっさり965ゲームをスルー。しかも一度も高確演出に入らなかった。なんてこった、とも思ったが、いやこうなることは予想済みだと両替機へ。

このまま天井に向かうのかと内心ヒヤヒヤしながら投資していた。そのヒヤヒヤを、「こんな気持ちになれるのもあと僅かだから」と意味不明に抑えつつ、ぺしぺし打つ。ちなみに完全フリー打ち。常時小役を狙うとペースが落ちるし、その分ヒヤヒヤが長く続くのがイヤなのだ。そしてチャンスゾーン周辺のゲーム数はのんびり打って、ガセだろうと何だろうと前兆演出を楽しんで、ハズれたら次のゾーンまでまた頑張る。とりあえず1200ゲームからのゾーンを目指してひたすら打っていた。そんな私を液晶の殿はチロリと流し目。ナンデスカ、その含み笑い。いつも思うのですがどういう意味デスカ。

でも本当に殿にはお世話になりましたよ。スロットの仕組みもきちんと理解していなかったけど、殿と楽しく遊ぶためにモードだの設定差だの、懸命に覚えました。BIG中に7を揃えたくて、苦手な目押しも克服しました。スロットが楽しいと思えるようになったのは、殿のお陰ですよ…。

…なんてことを、ぼんやり思いながら打っていると、リール上に突然演出なしの単チェリー出現。鼻血が出そうになった。

データカウンタを見ると1100ゲーム。天井を覚悟していたのに、殿ったらなかなかニクいことをする。ほんわかしながら、その有難いBIGを姫で消化していた。ここ数ヶ月、1回目のBIGは姫がお気に入りなのである。打ちながら1G連に当選しているか否か、特別気にしなくてもいいからだ。ボーナス後のおみくじ演出に本当に興奮できる。

そして1G連当選。殿、本当にどういう風の吹き回しデスカ。ドキドキしちゃうよ。

でもそこから大変なことになった。殿の真意は他にあったのだ。

その1G連BIG消化中、シングル当選→再び消化中、シングル×3当選→消化中、またまたシングル当選→消化中、なんとまたシングル当選→消化中、爺ハワイに…いない。

いや、この幸運を自慢したいわけではないのだ。むしろ今、とても悲しいのだ。なぜかって、上記の説明で伝わっただろうか? リミッターである。本来ならあと2つ、BIGを消化できたのである。711枚×2=1422枚。等価なので約18000円と悦楽タイムの損なのである。

このリミッターに泣かされたことは今までもあったが、基本的に1回の損で済んでいた。しかし、BIG2回分の損は精神的ダメージはかなり大きい。1G連することすら難しい吉宗で、2回分も損をするなんてあんまりだ。あんまりすぎる。収支にも大きく響くし、撤去寸前のこの時期はなるべく数多くのボーナスを楽しみたい。

実は調子よく鳴らした際、「これで殿と気持ちよくお別れできるかな」なんて考えていた。しかし最後の勝負がリミッター損とは、なんとも、なんだか、踏ん切りがつかないのだ。なぜなら損しているのだから。

と、殿…。ただでは勝たせてくれないのですね。まだお別れさせてくれないのですね。この18000円を5万使って取りに来いということなのですね。今日の勝ち分はそのときの軍資金ということなのですね。わかりました。えぇ、また打ちに来ます。必ず来ますよ。

ちなみにその後、193ゲームまで回したのだが一度も高確演出に入らなかった。あの襖の開閉にワクワクする、魅惑の高確演出を楽しめずに終わるのも確かに後ろ髪がひかれる。まだまだお別れできそうにない状況だ。

注:後ほど、掲示板の方でチビ太郎さんやコメント欄で白猫さんに、「1422枚って、等価なら28000円くらいです」と指摘されました。そ、その通りでございます。本当に計算が苦手で…お許しを。っていうか、なに、28000円って!? SK-Ⅱ買えるよ!? アツいなぁ、本当にアツい…。

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2006年7月 4日 (火)

ニンテンドーDSを買ったきっかけ

もう、やばい。ひたすらニンテンドーDSにかじりつく日々だ。購入して二週間ほどになるので、その間、ずっとである。

もともとゲームなんて無縁な生活をしていた。小学生のとき、スーパーマリオブラザーズが発売されて友達の誰もがファミコンで遊んでいたけれど、厳格な父親はそれを許さなかった。「ゲームなんてものは馬鹿になる道具。本でも読め」なんてキツく言われており、学校でマリオの話題に入れずに寂しい思いをすることもあった。

その後ドラクエが発売されて、漫画などでもブームになったけれど、その頃には既にゲームへの憧れは失せていた。小学生にゲームが買えるほどの小遣いはないし、小説や漫画、テレビなどその他の娯楽はたくさんあるのだ。次第に「ゲームやりたいなぁ」なんて漠然とした願いも消え、高校に入っても大学に入っても興味を示すことはなくなった。

そんな時代遅れな自分のゲーム観は、本当に拙い。未だにドラクエの世界観は理解できないし、RPGという言葉も大学時代にようやく覚えた。CMでは様々なゲームが紹介されているが、「やれば面白いんだろうけど、なんで面白いんだろう」と思っていた。そう簡単にゲームの世界に感情移入できるものなのかな?と不思議だったのだ。どうにも現実味のない奇抜な服装をしていたり、敵を倒す理由が見えてこなかったり、目的がわからなかったり、ただひたすら「違和感」を覚えるのみだった。

もちろん、パソコンに備わっているソリティアやマインスイーパ、その他オセロや麻雀といったテーブルゲームの類は存分にハマった。ハイスコアを出すためにアタマをひねり、ランキングを塗り替えると嬉しかった。私はこのような単純なゲームしかできないんだろうなぁ、なんて思っていたわけだけれど。

ニンテンドーDSLite、買ってしまったのである。

きっかけはたくさんある。今年の初めに実家の母が、「脳を鍛える大人のDSトレーニング」のCMを見て壊れたレコードのように「あれやってみたい」「ねぇ買ってよ」と繰り返し電話をしてきたのだ。ゲームどころかパソコンにすら興味を抱かない母が、電子機器を欲しがるとは今までなかったことで、一体どんなものなのだろうと私も気になった。世間話で父に言うと、「あんなもんで日本人は勉強するようになったとは、馬鹿が増えたもんだ」と皮肉ってはいたものの、母が何か新しいものに興味を示していることにまんざらでもなさそうだった。

面白いのかな? やってみたら楽しいのかな? なんて私も気になりだし、以前勤めていた出版社の友人に聞いてみた。類は友を呼ぶのか、その人もあまりゲームに詳しくないのだが「DS? 面白いよ。『脳トレ』と『えいご漬け』ハマるよ」と返ってきたのだ。「ゲームが苦手でもすぐ馴染めるよ。なんだか燃えてくるしね」と。

燃える!? そう言われると、かなりそそられてしまうのである。ゲームなど触れたこともないまま二十代も後半になったわけだけれど、トライしてみることによって新しい面白さが発見できるかもしれない。何より母も欲しがっていることだし、買ってつまらなかったらプレゼントしてしまえばいいことだし。

それでも、だ。「一万六千円もするなら吉宗の資金にあてたいなぁ…」とまさにスロット中毒ならではの、打算的な欲も邪魔してなかなか購入できずにいた。CMを目にするたびに「ちょっとやってみたいな」なんて思いつつも、月日は過ぎていった。

が、つい二週間前、CMを観ていた旦那が口を開いたのである。「あれ? そういやお前、まだDS買ってないの?」吉宗で万枚出したら買おうと思ってる、と途方もない答えを言うと旦那は苦笑した。「っていうか、こんなん買ってやるよ。お母さんも欲しがってるようだし」

その数日後、旦那はニンテンドーDSLiteを買ってくれた。家電店では常時売り切れ、次の搬入も未定という大人気ぶりだったので、ネットオンラインショップで若干割高のものをわざわざ購入してくれたのだ。なんて有難いんだろう。この人と一緒になってよかったと現金にもしみじみ思った。

ソフトは「脳トレ」と、「NEWスーパーマリオブラザーズ」の二つを購入し、すっかりハマってしまった。マリオに関してはやはりゲーム馴れした旦那が得意で、全面クリアし私がその後を練習するように追いかけている。未だに十字キーやボタンには馴れないし、クリ坊を踏み潰せないのだが面白い。あんなに世界観がよくわからないとボヤいていたのに、こんなにのめり込んでしまうとは…確かに、幼少時代の子供には悪影響かもしれない。

この間実家に帰省した際、父親にDSを見せるとちょっと渋い表情をしていた。ついに自分の子供がゲームに手を出したことに、悔しい気持ちがあったのかもしれない。しかしお父さん、私はゲームよりももっとお金のかかる、スロットという遊びを覚えて早数年経つのですが…それはいいのかな?とは聞けなかった。まぁパチンコ屋を経営する旦那との交際や結婚を快く許してくれたので、パチンコパチスロに対する偏見はあまりないのかもしれないが。ちなみに母は喜び、私と同じようにおぼつかない手つきで脳力アップを目指している。

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2006年7月 2日 (日)

カジノが現実になる日

先月20日、自民党・観光特別委員会などにより、カジノ合法化に向けての基本方針がまとまった。以下にまとめておいたが、さらなる詳細はコチラをご覧になっていただきたい。

①2011年にはカジノ実現へ…アメリカのラスベガスをモデルとした、ホテルやシアターなども融合した巨大施設を「カジノ・エンターテインメント」と呼び、2011年には建設したいということだ。国内最大設置数は10ヶ所となっているが、最初に2~3ヶ所設置し様子を見たところでその後を決定していく方針ようである。地方公共団体の管理下に置かれ、カジノ法の責任や運営にあたる地方公共団体の決定は主務大臣に任される。

②未成年者・学生・暴力団関係者・前科のある人間・ギャンブル依存症患者の入場禁止…しごく当然の内容なのだが、一体どのように依存症患者と見分けるのか不思議なところだ。あくまで楽しい雰囲気を味わう場であることを強調したいのだろうか。

③ギャンブルの種類…さすがカジノというだけあって、多数用意されるようだ。カジノ、という単体の言葉を「さいころ、トランプなどの器具や、ルーレット、テーブル、電子式機械などの機材・機械などを用いて偶然の結果としてのゲームに金銭などを賭する行為を提供する業」と規定している。ベガスをモデルにしているということから考えても、この電子式機械はスロットマシンを指しているのだろう。お馴染みの目押しで「7」を揃えるスロットとは異なるが、一撃の破壊力は計り知れない。違和感は禁じえないものの、楽しみではある。

④おもな目的…長々と記載されているのでものすごく簡潔にまとめてしまうと、違法カジノの削減、観光客の多様なニーズに応える、地域振興、の三つである。誰もが安全に楽しめる場を作ることにより、暴力団などが深く関わっているような違法カジノの利用を減らし、ゆくゆくは違法カジノそのものをゼロにしたいということだろう。観光客、というのは主に外国人が対象となっており、他国同様日本でもギャンブルという遊技でくつろいでもらいたいということだろうか。どちらにしても夢物語で、果たしてそう上手くいくものなのかつい懐疑的になってしまう。そもそも違法カジノを削減したいのであれば、警察が仕事を全うすればよいし、また国営のカジノが必要なほど、日本が外国人に味わってもらう文化、施設その他の場所はないものかと悲しくなってしまう。

ただ「地域振興」に関してはそれなりの効果が予測できる。客の金が入るのだから当たり前なのだ。財源の苦しい地域を助ける結果となるのなら、それに越したことはないし、ぜひそうあって欲しいと願う。だがおそらくそうはなるまい。カジノ建設地域を決定するのは主務大臣とやらで、建設を希望する地域は主務大臣に願い出なければならないのだ。主務大臣はどの地域が良いかあらゆる観点から選別するわけだが、どのように決定されるかはもう想像できるだろう。おそらく本当に苦しい地域を助ける結果にはなるまい。

しかし、国家の財源となるのは間違いない話で、一番の目的はもちろんこれである。現在の日本は国民一人当たり約700万円の借金を背負っている状況らしい。とはいえ、この赤字は税金や年金など本来納めるべきものが回収できていないからで、他国に大きな負債を抱えているわけではない。特に会社が税法の網をかいくぐっていることから生み出された赤字なので、国内にカネはあるのだ。わかりやすくいうと、団体や個人それぞれが貯金を国家に預ければ、国家の赤字は一掃できるというわけだ。この状況を変えるために、都内では少しずつ税法や決算方式を厳しくしつつあるが、それではラチがあかない。その上、パチンコ業界に多額の金が流れ、ひいては北朝鮮にわたっているのだから悩みどころだ。パチンコ業界に流れる金は基本的に個人のサイフから出た金なのである。ようやくと言うべきか、当然のことながらと言うべきか、さすがに日本もここに目をつけたのだろう。

賭博場を作る目的なんて基本的に儲けたいだけなのだが、基本方針に記載された言い訳の長いこと。大人の建て前とやらを勉強させてもらった気分だ。個人的にギャンブルそのものは好きだし、カジノならば自らレートを決めることができるので、より楽しく遊べると期待はしている。しかし万が一、バブル期に無駄にできた施設のような始末となれば、みんなで国会議事堂に火をつけてもいいと思う。あ、これ共謀罪か(笑)。

ちなみにカジノ建設とパチンコ業界の関係については後日書こうと思っている。長くなってしまったし、もうすぐW杯ブラジル対フランスが始まるのでここで筆を置きたい。

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