« 5号機クラコンの設定仕様 | トップページ | ニンテンドーDSを買ったきっかけ »

2006年7月 2日 (日)

カジノが現実になる日

先月20日、自民党・観光特別委員会などにより、カジノ合法化に向けての基本方針がまとまった。以下にまとめておいたが、さらなる詳細はコチラをご覧になっていただきたい。

①2011年にはカジノ実現へ…アメリカのラスベガスをモデルとした、ホテルやシアターなども融合した巨大施設を「カジノ・エンターテインメント」と呼び、2011年には建設したいということだ。国内最大設置数は10ヶ所となっているが、最初に2~3ヶ所設置し様子を見たところでその後を決定していく方針ようである。地方公共団体の管理下に置かれ、カジノ法の責任や運営にあたる地方公共団体の決定は主務大臣に任される。

②未成年者・学生・暴力団関係者・前科のある人間・ギャンブル依存症患者の入場禁止…しごく当然の内容なのだが、一体どのように依存症患者と見分けるのか不思議なところだ。あくまで楽しい雰囲気を味わう場であることを強調したいのだろうか。

③ギャンブルの種類…さすがカジノというだけあって、多数用意されるようだ。カジノ、という単体の言葉を「さいころ、トランプなどの器具や、ルーレット、テーブル、電子式機械などの機材・機械などを用いて偶然の結果としてのゲームに金銭などを賭する行為を提供する業」と規定している。ベガスをモデルにしているということから考えても、この電子式機械はスロットマシンを指しているのだろう。お馴染みの目押しで「7」を揃えるスロットとは異なるが、一撃の破壊力は計り知れない。違和感は禁じえないものの、楽しみではある。

④おもな目的…長々と記載されているのでものすごく簡潔にまとめてしまうと、違法カジノの削減、観光客の多様なニーズに応える、地域振興、の三つである。誰もが安全に楽しめる場を作ることにより、暴力団などが深く関わっているような違法カジノの利用を減らし、ゆくゆくは違法カジノそのものをゼロにしたいということだろう。観光客、というのは主に外国人が対象となっており、他国同様日本でもギャンブルという遊技でくつろいでもらいたいということだろうか。どちらにしても夢物語で、果たしてそう上手くいくものなのかつい懐疑的になってしまう。そもそも違法カジノを削減したいのであれば、警察が仕事を全うすればよいし、また国営のカジノが必要なほど、日本が外国人に味わってもらう文化、施設その他の場所はないものかと悲しくなってしまう。

ただ「地域振興」に関してはそれなりの効果が予測できる。客の金が入るのだから当たり前なのだ。財源の苦しい地域を助ける結果となるのなら、それに越したことはないし、ぜひそうあって欲しいと願う。だがおそらくそうはなるまい。カジノ建設地域を決定するのは主務大臣とやらで、建設を希望する地域は主務大臣に願い出なければならないのだ。主務大臣はどの地域が良いかあらゆる観点から選別するわけだが、どのように決定されるかはもう想像できるだろう。おそらく本当に苦しい地域を助ける結果にはなるまい。

しかし、国家の財源となるのは間違いない話で、一番の目的はもちろんこれである。現在の日本は国民一人当たり約700万円の借金を背負っている状況らしい。とはいえ、この赤字は税金や年金など本来納めるべきものが回収できていないからで、他国に大きな負債を抱えているわけではない。特に会社が税法の網をかいくぐっていることから生み出された赤字なので、国内にカネはあるのだ。わかりやすくいうと、団体や個人それぞれが貯金を国家に預ければ、国家の赤字は一掃できるというわけだ。この状況を変えるために、都内では少しずつ税法や決算方式を厳しくしつつあるが、それではラチがあかない。その上、パチンコ業界に多額の金が流れ、ひいては北朝鮮にわたっているのだから悩みどころだ。パチンコ業界に流れる金は基本的に個人のサイフから出た金なのである。ようやくと言うべきか、当然のことながらと言うべきか、さすがに日本もここに目をつけたのだろう。

賭博場を作る目的なんて基本的に儲けたいだけなのだが、基本方針に記載された言い訳の長いこと。大人の建て前とやらを勉強させてもらった気分だ。個人的にギャンブルそのものは好きだし、カジノならば自らレートを決めることができるので、より楽しく遊べると期待はしている。しかし万が一、バブル期に無駄にできた施設のような始末となれば、みんなで国会議事堂に火をつけてもいいと思う。あ、これ共謀罪か(笑)。

ちなみにカジノ建設とパチンコ業界の関係については後日書こうと思っている。長くなってしまったし、もうすぐW杯ブラジル対フランスが始まるのでここで筆を置きたい。

|

« 5号機クラコンの設定仕様 | トップページ | ニンテンドーDSを買ったきっかけ »

コメント

政府もなんとか借金減額に向けあの手この手と考えてきますがいまいちですね。
タバコに酒税に庶民を苛めるばかりで...
さてカジノは大盛況となればいいが
「地方公共団体の管理下に置かれ、カジノ法の責任や運営にあたる地方公共団体決定は主務大臣に任される。」という事はまた天下りが蔓延し高い税金が支払われますね。カジノ運営は公務員に任せるのがベタ-なんですかね~

投稿: | 2006年7月 2日 (日) 07時09分

完全に天下りを確保して、そのうえ税金を巻き上げるためのものなんでしょうね。
カジノも楽しめる範疇ならばいいのですが、鉄火場になるだけのような気がします。

もっとも民間じゃないので微妙なんですがね。
競馬などのように人気がでても衰退しちゃう場合もあるし。

公務員になってカジノを任される人は左遷と思うのかな?
だとすると経営は・・・。

いずれにしても子供が小さいからいけないです(笑)。
近所のパチで地味に設けて!?行きます(笑)。

投稿: じゅぁき | 2006年7月 3日 (月) 09時41分

お久しぶりです。カジノは経験があるのですが、自己管理ができればそれなりに楽しめましたよ。ただ、アメリカは民間なので楽しいだけで、国営にしてしまうと楽しみも減るし、税金巻き上げる為、天下り先としてとしか思えなくなりそうです。

投稿: 元祖ドラえもん | 2006年7月 4日 (火) 20時49分

ど、どうしよう…一番先のコメントを書いてくださった方のお名前がわからない…。多分白壁さんだと思うのですが、勝手に白壁さんだと思ってお返事するのも失礼だし…悶々。

と、とりあえず。

じゅぁきさんも、元祖さんも、やっぱり国営ってことを気にされているようですね。私もなんだか国営となると、ギャンブル感が薄れるし、税金が気になるところだし、天下りもイヤだし、抵抗を覚えなくもないです。
国営と言うからには、それなりにいい雰囲気の中で遊べるのでしょうから、安心感はあるんですけどね。変な外国人とか少なそうですし(今あるカジノも入場禁止ですけど)。

私が負けたお金が北朝鮮に流れるのもイヤだけれど、官僚だとかのお給料になるのもなんだかイヤだなぁ…。

まぁでも、現場の運営は地方公共団体と称した民間団体が請け負うらしいです。なんでもそこに、パチンコパチスロメーカーが絡んでいるとかで。
規制が厳しくなるパチンコ業界ですが、メーカーはこうやって生き延びていくんでしょうね。

投稿: ちゅう太 | 2006年7月 4日 (火) 22時25分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/101925/2463458

この記事へのトラックバック一覧です: カジノが現実になる日:

« 5号機クラコンの設定仕様 | トップページ | ニンテンドーDSを買ったきっかけ »