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2006年8月23日 (水)

亀田選手、ランダエダ選手と再戦決定

浪速の闘拳・亀田興毅選手が再びランダエダ選手と対戦することが22日、決定した。今月2日の試合以来、判定が甘すぎただのニセチャンピオンだの、人々の疑心をさらってばかりいた亀田選手。名誉挽回のチャンスだ。ぜひ全力を出し切って欲しい。

あの世界戦からずいぶん日が経った。その頃、私たち夫婦は私の実家に帰省していて、両親とともにテレビ観戦していた。勝って欲しかった。
ボクシングはおろか、格闘技全般のルールも選手にも詳しくない私だが、彼のパフォーマンスは嫌いじゃなかった。確かに一部の方々から見れば目に余るような仕草ばかりなのだろうけれど、彼の対戦相手への喧嘩腰な姿勢、大げさで自信家な物言い、面白かった。別にスポーツだからといって常に優等生チックな品性を保つ必要はないだろうし、彼の態度は人と殴りあうスポーツであるボクシングを、喧嘩風に見せて盛り上げた、ちょっとしたエンターテインメントになりきれている気がした。“ちょっとした”、というのは、確かにまだ少し背伸びをしているような、イキがってしまった若者風に見えてしまうからなのだけれど、行動そのものは特別不快でもない。
ただ私の両親などは、ナマイキで自分を過大評価したがっている若者、と見えて亀田選手がテレビに映るといつも眉をひそめる。それでもやはり、日本国籍のチャンピオンが生まれるかもしれない、という熱い試合に熱中していた。

あの世界戦では負けたと思った。いつもの亀田選手らしくなく、打たれる場面が多かった印象が強いせいもあるのだけれど…それでも相手のランダエダ選手が優勢に見えた。亀田選手の足元はフラフラだった。
負けてもよかった。もちろん勝って欲しいと願いを込めて観戦していたし、勝つにこしたことはないのだけれど――試合が進むにつれ、これは負けだと確信めいた気持ちになったときにそう思い始めた。
彼はまだ19歳で、ボクサーとしてこれからまだまだ伸びる可能性があるし、別に負けたからといって彼の試合がつまらなくなるなんてことはない。それに個人的な好みなのだけれど、私は挫折から立ち上がる人間が好きだ。マイナスを知らぬ、もしくは自分に認められぬ人間なんて、ただ器が小さいだけだ。「辛酸を舐めて立ち上がるヒーロー」の図もまたカッコいいじゃないか。
そう思い、負けてもまた彼の試合は観ようと、観戦者としての覚悟めいた気持ちが出来上がっていたのだけれど――判定勝ちだった。

確かにおかしい。試合に熱中した観戦者が違和感を抱く判定だった。その後の騒動は皆さんご存知の通りなのだが…これによって彼が今まで以上に重い十字架を背負ってしまった。
もう本当に、負けは許されない。今までは「ボクシング界を盛り上げる一家の長男」としてあるいは「常勝し続ける無敵の若きボクサー」として、周囲の期待やしがらみを背負っていた。けれどもこれからは自らの正当性を証明するために、勝たねばならない。次のランダエダ選手との戦いに敗れたら、今度こそ本当に「ニセモノ」扱いをされてしまう。背後に支えてくれる存在のない負けがどれだけ痛いことだろう。

次のランダエダ戦、ぜひ勝って欲しい。作り物の世界チャンピオンの立場を、本物の、誰からも賞賛されるような、確固としたものにして欲しい。彼の存在によってボクシングに少し興味を持てた私は願ってしまう。
けれども、負けたって構わない。亀田選手の存在感やパフォーマンスは十分に楽しませてくれたし、負けたからと言って帳消しにならない。負けてしまっても立ち直る努力をする姿が素敵なのだし、感動すら覚える方がいるのではないだろうか。

ちなみに、今年度中に「CR亀田三兄弟」というパチンコマシンが京楽から発売されるらしい。そういった商売が彼のボクシングにどこまで影響しているのかわからないけれど――本業がボクシングなのだから、ただそれに全力を尽くしてくれれば、ファンとしてこれ以上嬉しいことはない。

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コメント

こんばんは、はじめまして。
おもしろい業界情報があるブログだなと思いながら訪問いたしました。
勝手ながら、リンクさせていただいております。

昨今の流行というか、流れというか、ボクシングの話題で亀田選手ははずせないですねぇ・・・。
あのパフォーマンスは良いとも悪いともコメントいたしかねますが、まあ、彼なりにがんばってもらえればいいのかなと思います。

ただ、プロボクサーの選手生命は短いのが常です。第二の人生を歩み始めたときに回りから嫌がられるような人間にはなってほしくないですねぇ・・・。

投稿: むし3 | 2006年8月24日 (木) 00時29分

むし3さん、初めまして。訪問&リンクありがとうございます。
実はリンクして頂いていたのは気がついていたので、ご挨拶した方がいいのかな、どうしようかなぁと思っていました(笑…ひょっとしたら、相互リンクやネット上のお付き合いはお好きではないかなぁとか、グタグタ考えていたのです)。こうしてコメントを頂けて、嬉しいです。

よろしければ私もリンクさせて下さい。

亀田選手、ずいぶん叩かれましたよね。判定に関しては審判に問題があるのですが、彼が叩かれてしまうのも濃いキャラクター故なのかもしれません。それは彼が選んだプロボクサーとしてのキャラなので、仕方がないと思います。実際、ああいう人間が身近にいたら私もイヤだし…(笑)。それでも面白く観ていられるのは、あくまでもブラウン管内の出来事であるし、選手としてのキャラに留まっている感があるからかもしれません。プライベートであんなにイキがっていたら、彼女なんてできませんよ、きっと(爆)。

ただ、引退後もこのまま背伸びし続けるようだとちょっと見苦しい大人になってしまいそう…まがりなりにもタイトルを獲得したのですから、そういった貫禄を損なう行動はとってほしくないですね。
今、あのキャラクターで礼賛されるのは(とくに女性に)、まだ彼が19歳だからです。可愛らしく見えるのでしょうね。でも10年後も同じコトをしていたら…寒すぎます…。

投稿: ちゅう太 | 2006年8月24日 (木) 00時54分

おはようございます。
リンクの拳、もとい、件、ありがとうございます。ぜひ、よろしくお願いいたします。

なお、蛇足ながら付け加えさせていただきますと、超お父さんの戦績、特に設定6に関して申し上げますと、4戦1勝3敗です。
打てば打つほど負けてますが、コレもひとえに設定6で勝てない体質のためとあきらめています。(過去にも他機種の設定6でゴン負けた経験多数・・・)

いずれにしても、お父さん、楽しい台ですよ。ストレスもたまりますが・・・。

投稿: むし3 | 2006年8月24日 (木) 07時15分

しげさん 親分の紹介で遊びに来てます
よろしくです。

>あのキャラクターで礼賛されるのは(とくに女性に)、まだ彼が19歳だからです。可愛らしく見えるのでしょうね。でも10年後も同じコトをしていたら…寒すぎます…。

おそこの親父みたいになりますから。。。。
20年経ってもあれですよきっとネ!!

自分は、対戦相手敬意の無いとこ(試合前までは、良いんですよ 終わってからね!)と目上に対して常にタメグチが、嫌い
ただあのスタイル貫くのは、凄いと思う
次の対戦誰もが、認める勝ち方しないとまた叩かれますね
再戦決意するあたり 結構勇気ありますね~

嫌いだけど圧倒的に勝って欲しい 変な感じ
負けたら大人しく負け認めてスタイル変えて欲しい

投稿: GPZ | 2006年8月24日 (木) 10時52分

むし3さん、リンクさせて頂きました。ありがとうございます。

設定6段階の、5号機の6なら勝率高いのかな?なんて甘いことを考えていたのですが…そうでもないのですね(涙)。
確かに機械割も従来の高設定に比べて低いし、初当たりまで投資がかさんでしまうと厳しい展開になってしまいそうですね…。

ちなみに私も、設定6に弱いです(涙)。いつだったか、番長の設定6を一日中打ったとき2500円負けました。しかも初当たりは天井でした。
大好きな吉宗の設定6を掴んだときも、初当たりまでの投資がかさんだあげく、なんせ1G連しないので…ほぼトントンでした。
……まぁ、設定6だから大負けは回避できたのでしょうけど、寂しかったですよ、とても……。お互い頑張りましょうね(笑)。

投稿: ちゅう太 | 2006年8月24日 (木) 22時04分

初めまして、GPZさん。しげやんさん、親分さんとの相互リンク効果は本当に高くてビックリしています。お二人のサイトの人気ぶりが伝わってきます。有りがたい限りです。
こちらこそ、よろしくお願いします。

>>親父みたいになりますから
…忘れてました、お父様の存在を(笑)。
お父さんの遺伝子を強く受け継いでいたら、…そうですね、恐ろしいです。用心棒としては頼もしそうですが(笑)。

対戦終了後も、相手の方に何ら敬意を抱く風でもない姿勢や、タメグチは私も好きではないです。試合前のパフォーマンスとしては面白いのですが、試合後まで引きずるのはちょっと見苦しいと思います。
今回の判定問題にしても、亀田選手が「言いたいヤツには言わせておけばいいんや」と強気な態度をマスコミの前で見せなければ、ここまでひどいバッシングにならなかったかもしれません。試合が余りにも…亀田選手に不利な展開が観えたわけですから、それを踏まえて神妙な姿勢をとってくれればよかったのになぁと思います。
あそこまで、イキがっちゃう必要はなかったのになぁと…。

>>嫌いだけど圧倒的に勝って欲しい 変な感じ
GPZさんも、亀田選手はお好きではないのですね。ウチの両親も大嫌いだそうですが、「勝って欲しい」と複雑な心境のようでした。なんとなく、理解できます。確かにチャンピオンが誕生したら、嬉しいですよね。

投稿: ちゅう太 | 2006年8月24日 (木) 22時18分

ちゅう太さんお久し振りです。
元日本チャンピオンの『トミーズ雅』によるとあの判定はあり得るそうです。
まず、1ラウンド双方10点の持ち点スタート。で、ダウンは無条件で―3点。後はパンチを入れられる度に減点方式なのだそうです。
このパンチを入れられると言う部分が審判の判断に任せられるので、減点数に差が出ます。
あの試合で亀田の勝ち判定はボクシングならではですがあり得るとの事です。
ちなみに、亀田の態度、自分は好きじゃないです。記者会見に物を食べながら出て来たり、負けた相手に対する罵声はやめて欲しいなぁと思います。
オヤジなんですかね(笑)

投稿: スロ親分@携帯 | 2006年8月25日 (金) 10時07分

お久しぶりです、親分さん♪ 携帯からわざわざありがとうございます。

ダウンは無条件で-3点、ってことは…亀田選手のダウン自体は少なかったと思うので(1回しかなかったように記憶しているんですが)、それにパンチを入れられるたびの減点を考慮すると…確かに、判定勝ちもありそうですよね。
ガッツ石松さんなどは、オレの採点なら亀田選手の負けだ、と明言していますが…やっぱりスッキリした展開ではなかったせいか、様々な異論が飛び交ってしまうのも仕方がないのかもしれません。

観ていた私としては、漠然と「負けたなぁコリャ」と思ってしまいましたが…。

>>オヤジなんですかね(笑)
いえ、嫌いになってしまうのは仕方ありませんよ。誰からも愛されるキャラクターとは到底、言い切れませんから。それに粗暴なイメージを作り上げていることには変わりありませんから、普通は観ていて腹が立ってしまうものなんじゃないかなと思います。私の両親もそうですしね。若い人にだって、「ああいうヤツ、ムカつく!!」と敬遠する人もいるんじゃないかしら???
パフォーマンスとしては嫌いではありませんが、さすがに度を越した態度は私も嫌な気分になります。今回の判定問題だって、もうちょっと神妙になってくれればいいのに…勝った後だって、相手を称えるような姿勢があればもっとファンも増えるんじゃないかなと思いますよ。

投稿: ちゅう太 | 2006年8月25日 (金) 23時03分

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