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2007年3月22日 (木)

スロットが消えた。

最後にスロットを打ってから、今日で一体どれぐらい経つのだろう。かれこれ一ヶ月以上はパチンコ屋に足を運んでいない気がする。データカウンタをチェックしては好みの回転数で空いた台がないかウロウロしていたこと、番長だの秘宝伝だの鬼浜だのを打って一喜一憂していたこと、隣りの台がやたら噴いている中バケ単な自分が情けなくなったこと、色々なことを思い出せるけれど、もうリアルな気持ちでそれらを言葉にできない。吉宗やGOGOジャグラーVをいかに大好きだったか、どんな魅力があるのか、それはもちろん語れるつもりではあるけれど、現役のスロット好きとしての見地に立てない。

いよいよ本当に、生活からスロットが消えてしまったようだ。通っていた店から会員向けのメールは日々届いていて、以前は打たなくてもどんなイベントが開催されているかチェックしていたのに、今となっては開封すらしない。P-WORLDを覗くこともない。旦那から新台情報を聞いて、気になる機種が全くないわけではないけれど、例えばブログに書いてみるほどの興味や好奇心は以前ほど旺盛なわけでもない。4号機のジャグラーが未だ設置されていることが唯一ココロに引っかかっているのだけれど、大好きなGOGOジャグラーVが現存しているわけではないし、いくらジャグラーが好きだとは言っても今も尚、以前のような気持ちをもって対峙できるとは思えない。悲しいことに、ジャグラーが大好きだったという記憶は今でも鮮明であるものの、既に私は心変わりしてしまっているのだ。

悲しい。人の気持ちというのは、本当に移っていくものなのだ。

「オレやオマエみたいなのが打たないぐらいだから、スロット人口はかなり減るんじゃないの?」

なんてことを旦那は言う。確かに私たちは、理由を上手く説明できないにせよとにかくスロットが大好きで、よく連れ立って打っていた。休みのたびに打っていたわけではないけれど、月に何度かは必ず一緒に打っていたし、私などは一人でも週に一度はパチンコ屋へ足を運んでいた。勝ち負けに一喜一憂して、互いの立ち回りを不毛にも語り合い、好きな機種の思い出や、これからどんな機種が出て欲しいか、そんな話題に花を咲かせることはしばしばだった。

特に旦那は"アステカ大学"出身を自称するほど――いや、コンドル大学だのビーマックス大学だの色々あるようだけれど――私よりもスロット歴そのものは長いし、深く熱中していた。学生時代には徹夜でイベントに並んだり、学校をサボって打ちに行くことも稀ではなかったようだし、AT機全盛期にはスロットのために借金を作ったこともあるほど、のめり込んでいた。それに結婚してからだって、仕事の事情で打てない日々が数週間も続くと「ちきしょ、打ちてー」などとイライラが募るという禁断症状が出るくらいだった。いわゆるギャンブル依存症、スロット中毒というヤツで、曲がりなりにもパチンコ屋を経営する身であるというのに恥ずかしい話かもしれないが、とにかく旦那はそれほどスロットが大好きだった。

ところがその旦那ですら、今やパタリと打たなくなってしまったのである。私も旦那も、休日には家でゴロゴロしたりハンゲームをしたり、愛鳥と遊んだり、酒を飲んだり、買い物したり外食したり、スロットとは全く無縁の時間を過ごしている。もちろん、旦那は「ちきしょ、打ちてー」などと苛立つことはない。

「なんでだろうねぇ」……なんて互いに首を傾げてしまう。私も旦那も、自分たちがどれほどスロットに気持ちを駆り立ててきたか、そしてスロットに限らずギャンブルに一度手を染めた人間が、それを払拭しきることはどれだけ難しいか――自覚していただけに、不思議でならないのだ。例えばハイエナっぽい立ち回りが利かなくなったとか、リスクとリターンが余りに合わなくなってきたとか、私たちにとって様々な不都合が色々出てきたにせよ、そう簡単に熱が冷めてしまうとは全く思っていなかった。あれこれと不満を漏らしながらも、そのうちまた自分なりに立ち回るようになって、スロットを打ち続けていくだろうと予想していたというのに。

「多分、あと何ヵ月後かには相当な数の客が離れるだろうね」――まるで他人事のように旦那は言うのだけれど、内心はかなり不安を抱えているのだと思う。都内ではいくつかのスロット専門店が閉店するようだし、そんな話を耳にすると胸中穏やかではいられないだろう。幸い、旦那の店はパチンコも営業しているし、スロットにしても今のところは変わらぬ客足のようだから、閉店どころかシマ封鎖もリアルな話題ではないのだけれど、果たして半年後、一年後はどうなっているのだろう。どんな現実と向き合っているのだろう。私は全く商売のノウハウなんて分かっていないし、何もできないので口をつぐんでしまう。それに、それでも尚、どこの駅前にもパチンコ屋が乱立している現状への疑問はどうしても拭えない。旦那も時折似たような疑問を抱くようなので、なんだか二人とも複雑な気持ちになる。

まぁ、しょうがないな。とりあえず、来週は大都技研「シェイク」の展示会があるのでそこでテンションをあげよう。旦那は「絶対クソ台」と断言していたけれど。

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コメント

あまり誘うのもなんですが、自分も2ヶ月ほど離れたからやめられるかなーなんて思ったら、たった一度行き出すと止まりません!orz。

だから今はいろいろあった事から落ち着きたいだけで、おそらく別の形で打ちたくなると思います(笑)。
いや、このまま行かなければやる事はないと思いますが^^;;。

ギャンブラーは何かをキカッケにしない限りやめられません。
もし今がその時なら、やめた方がいいかもしれないですね(笑)。

投稿: じゅぁき | 2007年3月22日 (木) 10時26分

私はスロライターもやっているので完全にヤメる事は出来ませんが、稼ぐぞ!という気持はほとんど無くなっています。
5号機でも勝てる事は勝てるのですが、時間がかかり過ぎる。
老い先短いオジイなので、スロばかりに時間割いてられないんですよ。 楽しめて、運がよければちょっと勝てればいい、と思っている。 雑誌の方も、趣味スロ路線で行かせてくれるのでなんとか続けられるという具合なのです。

投稿: kaki | 2007年3月22日 (木) 17時19分

何を隠そう自分の名前のかえるくんは、ニューパルのかえるから来ています。受験の終わった高校3年生の頃、「絶対勝てるから行こうぜ!」と悪友に誘われ、パチ屋に足を踏み入れて座った台がニューパルサーでした。隣に座った友達の台から突然けたたましいファンファーレが鳴り響きます。自分はわけの分からないまま言われるがままにコインを入れてレバーを叩いてボタンを3回押します。「お!はいってるよ、それ!」、「入ってる???」、「7見える?」、、、リールの右側に7の尖った部分が同じ周期でやってきます、これかな・・・ポチ、。。。。ポチ、、、、、、ポチ。。デデデデ、デデデデ、デデデデッデデデーン!!!(こんな感じ?)。その日はもう潰れましたが、ABCというパチ屋で全台モーニングが入っていました。。。。

それ以来パチスロの虜になった自分も最近めっきり打つ機会が減ってしまいました。年齢のせいか、5号機のせいか、寂しいな。

投稿: かえるくん | 2007年3月22日 (木) 22時37分

ちゃお~~です。

スロットのみなし機は沖縄に集結するみたいですね。
未だに宮古島にはよちむねが生存しているみたいですし。

番長もとっつぁんも今年中は遊べるみたいですね、in離島。

むりむり、だって1祭ですよ。よちむねなら全ツッパも・・・

ではでは

投稿: 飛鳥 風間 | 2007年3月24日 (土) 23時24分

どもです、じゅぁきさん! 例によってコメントのお返事が遅れてしまいまして、申し訳ないです。。

スロット、どうなんでしょうね。打ちたいっていう気持ちはあるんですけど、打ちたい機種がホールに現存していないんですよ(涙)。せいぜいジャグラーぐらいなんですけど、大好きだったのは「GOGOジャグラーV」でしたし、好きな機種が一つしかないと、立ち回りづらいですし…。勝つためには特に好きでもない機種も視野に入れて頑張らなきゃならないんですけど、別に仕事ではないわけで(笑)、ムリにサンドにお金入れる必要もないんですよね。

近頃、改めて吉宗の有り難味とか存在感がいかに大きかったか、しみじみしています。。

まぁ、これから先のこと…もっと旦那が忙しくなったり、妊娠できたりしたら、それこそスロットを打つ時間もなくなるでしょうから、そのときにストレスを覚えないためにも、ヤメちゃっていいと思ってます。けど、あれだけ好きだったのにね。気持ちって変わるものですね。ちょいと切なかったりもします(笑)。
好きな機種が設置されていないとか、厳しい規制になったとかっていうよりも、なんていうんですか、気持ちが変わるってことが…うーん。切ないものですね。

投稿: ちゅう太toじゅぁきさん | 2007年3月25日 (日) 01時20分

どもです、毎度のことではありますが、コメントの公開やお返事が遅れてしまって申し訳ありません。。。

しかし、5号機って長時間の勝負になりがちなんですよね。ジャグラーも似たようなところはあるんですけど、またちょっと違いますし…(ジャグ連があるからかな。。)。
私は主婦なので、社会人の方々よりは自由になる時間はあるんですけど、…それでも5号機である程度の結果を出すほどの時間はなかなか作れないですし(涙)。
それにやっぱり、興味のある機種はいくつかあっても、自分で投資しようと思えるほどの好きな機種がないことが、一番イタイですね(涙)。スロットそのものは好きなのですが、どうにも打つ気分になれません…。

お仕事でスロットに関わっているのも大変ですよね。しかもライターさんだったら、何かしらの実戦はしなければなりませんし。
これまでも、打ちたくなくても打たねばならない状況はあったのでしょうが…頑張ってくださいね。
老い先短いなんて仰らないで下さい。。

投稿: ちゅう太to kakiさん | 2007年3月25日 (日) 01時27分

どもです、かえるくん!例によって、またまたお返事が遅れてしまいました、申し訳ないです。。。

そうでしたか、HNの由来はニューパルにあったのですね!
しかし、初打ちで7を揃えられるとはスゴイですね!! …って、普通だよとか仰らないで下さいね(汗)。
特に、最近の機種はボーナス図柄に光沢があったりして見えやすくなってきていると思うんですけど…ニューパルなど昔の機種って、そういうの全くナイじゃないですか(涙)。私なんて、回転するリールの中に全ての図柄が埋没しているように見えちゃって、全く見えませんよ。。。すごい…。

私も本当に打つ気持ちになれなくって、旦那が休みで一緒に出かけるときも、スロットが選択肢に入ることはめっきりなくなってしまいました。スロットそのものがイヤになったわけじゃないんですけど、打ちたい機種がないんですよ、本当に。。
寂しいですよね。スロット打って、楽しかった記憶が結構あるだけに、寂しいです。

投稿: ちゅう太toかえるくん | 2007年3月25日 (日) 01時41分

飛鳥風間さん、お久しぶりです!
そうそう、沖縄はなんなんでしょう、治外法権ってヤツですか、いえ違いますよね(笑)、なんかよくわかんないですけど異なる規制がしかれていますよね(笑)。

吉宗だったら、ストックさえあれば設定1でも打ちたいので(これならいつも打ってた店と条件は同じですし)、宮古島まで馳せ参じたいところなんですが…さすがに、そこまで時間がないので…諦めるしかありません。。。とほほ。お家にある家庭用処理された吉宗をポコポコ回して、心を慰めます。ええ、ウチで打っても鷹狩がガセりましたが、それでも。

はぁ…いつものホールで吉宗を打ちたいですよ…。一生懸命、965で空く台をひたすら待って…はぁ…。

投稿: ちゅう太to飛鳥風間さん | 2007年3月25日 (日) 01時52分

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