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2007年4月16日 (月)

妹の就活を聞いて思ったどうでもいい話

二十三歳の女性に「私、結構トシ、いってるんですよ」とニッコリ笑顔で言われてから、やる気のない日々を送っているわけで…って、そりゃもちろん本当はどうだっていいのだけれど。

実は私には大学生の妹がいて、彼女も東京で暮らしている。とはいえ、ウチとは随分離れた地域で暮らしているし、彼女は私と違ってパチンコどころか麻雀牌さえ握ったことのない、それはそれは真面目な性分なので、一緒に遊びに行くこともこれといってなかった。別にパチンコも麻雀もしなくたって会えるじゃない、と思われた方――どうか同情してくだされ。四年前、彼女の上京が決まった頃、「じゃあ東京で一緒に遊ぼうか」とお誘いのメールを入れたら、「お姉ちゃんと一緒にいたらお金ばっかり使うハメになるから絶対にイヤだ」と、きっぱり断られたわけで――"絶対にイヤ"ですよ、"絶対に"……しかも、なんだかアレですな、断り文句というのを字面でマジマジ読んでみると、なんだか物悲しくなるもので……トホホ、だ。一度、高校生だった彼女が東京に遊びに来たとき、「今日は高松宮記念だから」と新宿のウィンズへ連れて行ったのが大きく影響しているようで、あぁ悲しい。競馬新聞の見方から馬券の買い方まで懇切丁寧に教えてあげたというのに、はぁ…、溜息だ。

そんなわけで、妹とは同じ東京にいるというのに、大して連絡を取らない四年間が続いた。新年や誕生日に「おめでとう」メールが届くぐらいで、彼女の具体的な近況を直接聞く機会はなかったし、まれに実家の両親から「大学楽しいみたいよ」とか「元気みたいよ」といった漠然とした様子を耳にするぐらいだった。

まぁ、そんなものかもしれない。私には新しい家庭があるわけで、しかも嫁という立場なわけで、生真面目な妹はその辺を気遣ってくれているかもしれない――なんて楽観的ではあるけれど、そんな理由も考えられるし、私と彼女が都合を合わせて実家に帰省することも、お互いに仕事を持たない主婦あるいは学生という立場ではあるものの、意外と難しい。だからまぁ、ちょいと寂しいけれども仕方がない。

しかし、つい先日、彼女が就職活動に励んでいると聞いた。

先週、私は実家に帰省したのだけれどその時、たまたま彼女から家に電話が入ったのだ。

「あ、お姉ちゃん? 久しぶり。最近、就職活動してるんだ、私」

「あらそう。そういや、そんな年だね」

溌剌とした声を聞いて、ひょっとしたらいい報告なのかもしれないなと私は思った。

「うん、まだ内定は出ていないんだけど、ムズかしそうな会社の書類審査が通ったの、すごく嬉しい。私、大した大学行ってるわけじゃないのに」

「相当ヌルい会社受けてるんじゃないの?」

「そんなことないよ、銀行とか、生命保険会社だもん」

「銀行とか生命保険会社の内定とるのって、ムズかしいの?」

私が就職希望した業界とは全く異なるので、よくわからないのだ。

「…ムズかしいもんだよ。お姉ちゃんは氷河期世代のくせに、何もわかっていないんだね。もういいや、私が銀行に入ったらソコの口座作ってね。生命保険会社に入ったら、加入してね。それじゃ」

ガチャ。

……。

まぁ、そんなもんか。

しかし、何でも2007年問題を抱える企業が多いため、求人そのものも多いのだそうで、少なくとも就職氷河期と謳われた数年前よりは、学生は内定を貰いやすいのだそうだ。いいなぁ――といっても、当時マトモに就職活動しなかった私が今新卒扱いの学生であるからといって、熱心に活動するハズもないのだけれど、就職活動という言葉に対して少しでも明るいイメージが持てる、妹にというか、昨今というか――が何となく、羨ましい。私が学生の頃なんて、真っ暗で何の期待もない重い扉を懸命にコジあけなくてはならないような、骨の折れる作業に思えた。自殺者だって出たぐらいで、妹の明るい声を聞くと「あの頃って一体何だったんだろうな」と感じる。とはいえ、今の世代の学生たちが全く苦労せずにいられる筈もなく、やはり彼らにとって重い扉はいくつも存在しているのだろうから、きっと大変なのだろうけれど。

まぁ、なるようになるさ、って何のオチもないところで、それではまた皆様。

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コメント

はじめまして、ユウキです
いつも楽しく拝見してます☆

就活、大変らしいですね。たぶん妹さんは僕と同い年だと思います
僕は留年しちゃったバカ息子なんでまだ活動してないですけど^^;

以前よりは採用されやすいみたいですね
留年した僕には厳しいでしょうけど・・

また遊びに来させて頂きます。よろしくです

投稿: ユウキ | 2007年4月16日 (月) 23時46分

就職活動ですか?・・・。まともにしてない自分にとっては興味がありました、じゅぁきです。

一応新規採用を増やさざるを得ないからというのはあるんですが、それでもそこそこ厳しいようです。

特に女性に対しての理解がまだまだ大手は・・・。
意外に中堅の上の方の会社が理解されてるみたいです。

それにしても銀行か生保といえば私の時代では「安定・高収入・もてる」というところでした(笑)。
自分が全くもってひっかからないところで、強いて言えば、性格が合わないところなので、自分から敬遠してましたが^^;;。
そうですか、妹さん内定でるといいですね!!

しかし、絶対イヤは言葉のアヤとしても、おそらく姉の苦労を見てきたからかもしれないですね。
兄弟ってものすごく仲いいか、案外そんな疎外的な関係なんだのどちらかのようです。
自分が一人っ子という事もあり、兄弟がいるだけで羨ましい限りですが^^;;。

同性の兄弟の方が案外ってケースをよく聞きます。でも、なんだかんだとつながっていて「いいなぁ」と思いますよ!!。

投稿: じゅぁき | 2007年4月17日 (火) 09時23分

初めまして、お返事が遅れてしまって申し訳ないです。
体調を崩していました。

…留年ぐらい、どうってことないじゃないですか!!
私も人より多めに大学に通いましたよ(爆)。
そして類は友を呼ぶのか、周囲にもそんな仲間がたくさんいましたよ(笑)。

そのまま弁護士とか会計士になろうと勉強を続ける人、大学院へ進む人、とまだまだ学生を続ける友人もたくさんいましたし(笑)、カッチョいい会社に内定もらった友人もいましたし。私もフラフラしつつ何とか就職決まりましたし(笑)。フリーターになった人もいましたしね。
留年してたって、どうにでもなっちゃいますよ♪ お気になさらずに、肩の力を抜いちゃえばいいと思います(…なんて、他人事みたいにやたら楽観的に言うのは申し訳ないかもしれませんが)。

氷河期世代ですら、留年してたって何とかなるわけで。今ならもっと大丈夫なんじゃないかな、と。
漠然とした応援で申し訳ないですが、のびのびやっちゃってください、就職活動。

ちなみにウチの妹は一浪しているので、ユウキさんと同い年なのではないかな、と思います。彼女は一浪してアホ大学に受かりましたが(笑)、しっかり者だし元気者で、私なんかよりもきっと真面目に働くんじゃないかな…。姉として情けない…(涙)。

投稿: ちゅう太toユウキさん | 2007年4月19日 (木) 02時32分

こんにちは、じゅぁきさん! お返事が遅れてしまって申し訳ないです。妊娠とは間逆の毎月の症状で、のたうちまわってました(涙)。参っちゃいます。

私もロクに就職活動しなかったので、妹の状況を聞くとビックリしちゃいました。私の二倍以上も履歴書送ってます(爆)。ちなみに私は氷河期世代なんですけど…「どーせムリだろ」ってなぐらいに捉えてましたし…あははは…。。

そうでしたか、銀行や生保って、安定や高収入のイメージがあったんですね。なるほどなぁ…。
私などは、大学生の頃に大手企業が突然倒産するのを見たわけで、なんとなく漠然と「どこの企業も安定できないんだろな」ってイメージがありました(まぁ、当たり前は当たり前なんですけど)。公務員ぐらいかな、「安定」っていうイメージを保ってるのって…でもその公務員だって、リストラが増えてきましたし…うーん。

でもとにかく、私も銀行や生保、公務員には興味が持てませんでしたよ(笑)。なんかカタそうで…はい(爆)。毎日、カッチリしたスーツ着て出社できそうにないです私(笑)。

この辺、妹と私の性格の差がよく出てるな、とも思います。妹はもともと堅実なタイプで、しっかり者なんです。学校のお勉強や偏差値はダメな子でしたけど、ものすごく現実の生活に関わる大切な物事を受け止めたり、処理したりすることが私なんかよりとても上手ですし、責任感もあるし、面倒見はいいし…。
学歴が足を引っ張ることがなければ、それなりの結果が出るんじゃないかなぁ、と思ってるんですけど、うーん。やっぱり難しいでしょうね。どうなんだろ。うーん…(←キリがないですね)。。

投稿: ちゅう太toじゅぁきさん | 2007年4月19日 (木) 03時08分

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