更新とお返事が大変遅れました
特に何があったというわけでもないのに、ぼんやりと過ごしているうちにブログを放置してしまった。敢えて理由を挙げるのであれば、それはもうスロットに対する急激な興味の低下。打ちに行かなくなって数ヶ月経ったのだけれど、それどころか新機種情報をチェックすることすら――旦那に色々と資料を貰っても、「なんだかなぁ…」とテンションは上がらず、一通り目を通して、自分なりにまとめてみる気持ちになれなかった。
テンションが上がらない、というのは、むろん自分が打たなくなったことが一番の理由なのだけれど、それにしたってこれといって面白そうなソソられる機種情報が、今のところ、ない。打たなくなって随分経つので、私のソソられるポイントと周囲のそれが少しずつズレてきている可能性もあるけれど、やはり無理をしなければ「これは面白そう」とテンションを上げられない機種ばかりだ。
仕方がない。5号機なのだから。そして私自身が5号機の長所を何ら体感してもいないのだから――とはいえ、例えばヤーマ「ジャックと豆の木」が発売されると耳にしたときのドキドキだとか、「ひょっとしたらヤってくれるか?」といった期待感は本物だったし(導入率や人気が上がることはなかったけれど)、5号機だからといって必要以上に何もかもゲンナリしていたわけではなかったのだけれど――とにかく、今、青ドンが発売されてその後は赤ドン、最終的には緑ドンが発売されるヨなんて話を耳にしても、目を向ける気持ちになれない。
そんな私でも、旦那はパチンコ屋の経営に携わっていて、私はその嫁なわけで――やっぱり「パチンコ屋の嫁」なのだ。旦那の仕事状況、ひいては店の状況は、いつも内心とても気にしている。以前旦那も「オレやオマエみたいなのが打たないぐらいだから、きっとユーザーはホントに減るだろうな」といったようなことを言っていたのだけれど、私も実に同感で、未だに5号機の効率の悪さに匙を投げたくなるような気持ちでいる方もきっと少なくないだろうし、漠然と違和感を覚えている方もいるだろう。それにどれだけハイスペックな5号機であろうと、あるいはメーカー側がリーズナブルなリースプランを組んでくれようと、機械代回収は以前より難しくなっていることも現実なのだ。
多くの一般的な人々が抱くイメージ通り、パチンコ屋営業は決して儲からない仕事ではない。ユーザーが多いから、しっかり回収しているから、様々な事情はどうあれ、とにかくこの業界のレートが高い余りに、売り上げも利益も結構な金額になる。ただ、個人的には特に裕福な暮らしも求めてはいない。余りに貧しくて、いつの間にか心まで貧相になってしまうような暮らしは願い下げだけれど、そうならないような努力をし合える家族でいられるのであれば、そして願わくば自分や周囲の人間の可能性が必要以上に潰されない程度の資産が保持できるのであれば、本当に十分なのだ。それに、お金を賭けて時間を過ごせる施設がそこら中にゴロゴロしている風景というのは、やはり見栄えのいいものでもない。
それでも旦那はコレを仕事にするしかなく、当然私を含めた家計そのものは、その腕にぶら下がるしかなく、何はともあれ、旦那も私も目前の、やるべき事を全うすべく努力するしかない。いや、私などは見守るしかないかもしれない。
そんなわけで心配はしていたのだけれど、まぁだからといって旦那がやたらと忙しい状況でもなかったし、その上四月はどうにも私が不調だったし、これまで書いたように自ら旦那の仕事状況を訊ねるマネは元来しないわけで、つまるところ何もしなかったわけで、まぁ聞いたところで私が具体的に出来ることなどないのだ、けれど――心配は心配なわけで、モヤモヤする日常が続いたわけだが、最近ひょっこり旦那が口を開いた。
「スロットの売り上げ、今までの3分の2になったよ」
これといって、くたびれた表情をしているわけでもない。愚痴だとか弱音だとか、疲労を訴えたいような姿勢は見られなかった。むしろ「設定1の番長がなぜか噴いた」と悔しがる、いつものノリだった。
「そんなこと言ったって、GWに随分抜いたんでしょ」なんて私もいつものノリで返す。
「まぁ、そりゃそうだけどさ。平均するとやっぱり3分の2だね。お陰さまで、稼働率は維持しているんだけど、やっぱり5号機はベースが低いから参っちゃうよ。客層は…若い人が少し減って、お爺ちゃんだとか年配の方がちょっと増えたかな。パチンコの"仕事人"を打てなかったお客が、なんだか5号機触ってるみたいで…」
「な、なにそれ」私は笑った。「なんでパチンコにスロコーナーが助けられてんのよ」
「そりゃ同じ店内にあるモノだしねぇ…」なんて旦那も苦笑する。「それより、いよいよ番長がもうすぐハズされるわけだが。何入れればいいと思う? なんか面白そうな機種、ないかな」
「知らなーい。つまんないのばっかりだもん」
そうか、3分の2か――この売り上げを、少なからず残っている4.7号機が支えていることは明白で、5号機だけになってしまったらきっとさらに――なんて不安は旦那も私も感じているところだけれど、それでもなんだかお互い明るい話ばかりしていたし、心のどこかに「まぁ何とかなるか」という根拠不明の楽観的な姿勢があった。つまらない機種ばかり発売されているように見えてしまうけれど、スロットがなくなるわけでもない。打つ人間が皆無になってしまうわけでもない。私たちだって、いつかまた没頭し始めるかもしれない。
今後売り上げが下がることは間違いのないところではあって、旦那や、ひょっとしたら他のオーナーも、大きく広がった風呂敷を少しずつ畳んだり、小さい風呂敷にしてみたり、試行錯誤することに疲れてしまうだろうけれど、モトのレートが狂った業界なのだからと腹をくくることも必要だろうし、それでも営業し続けるのだからやるしかないわけで――きっと何とかなるのだから酒でも飲んで寝ましょうか。経営のケの字も分かっちゃいない嫁だけれども、とりあえず楽しく美しく生きていけることを夢見て、久々の更新とさせて頂きます、ごきげんよう皆様。
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