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2007年6月16日 (土)

空を見上げりゃ空にあり

なんだか世の中は年金問題で騒がしいし、朝鮮総連本部の土地が元公安の人間に売却されていたことも気になる。何かのアンケートでは世の大半の方々がこれから物価が上がることを懸念しているらしいし、実際私もそう思ってどんよりしているし、それでいて例年より梅雨入りが遅いとかやっぱり地球温暖化だとかで、漠然と「この先どうなっちゃうのかなぁ」とまるで自分が霧の中にいるような、そんな気分になる。

あぁ全く、近頃つくづく思うのだが私ってば主にテレビで、つまらない情報ばっかり相手にしている。いつの間にかフジテレビ「トリビアの泉」は終了していたけれど、テレビを観ていても「へぇ~」「ふぅ~ん」どころか、「あぁー」と首を垂れてしまうような、ガックリきちゃうような、そんな話題ばっかりで、何となく気分は萎れてしまう。旦那はバラエティー番組が大好きで彼が居間にいる際は、お笑い芸人や司会者の発言がやたら賑やかに響いているのだけれど、テレビ局っていう躁うつ病の患者の躁状態を見せつけられているだけのようで、いまいち笑えない。「ぐふふふ」という旦那の不気味な笑い声に吹き出すことはあるものの、まぁとにかく、腰を痛めてからテレビと向かい合うことが多くて私もその生活に慣れきっていたけれど、私にテレビは向いていない。改めて、なるべく観るのはヤメようと思う今日この頃だ。

――なんて、どんよりムードな書き出しになってしまったけれど、特に気分が沈んでいるわけでもない。いや、疲れてはいるのだ。五月はやたらと気分を害する出来事が多かったし、ネチっこい自分は未だにそれらを引きずっているし、そんな自分に参っちゃうこともある。愛鳥はお陰さまですこぶる元気だけれど、陽気が取り得な旦那も5号機問題で塞ぎ込む日もあったし、心配だけれど私には何の力もないし、これまた参っちゃうわけだ。極めつけはギックリ腰に、今日に至ってはお茶を入れる際、左手の中指と薬指に軽く火傷を負ってしまった。あぁ全くどれだけツいていないのだろう。

ツいてない?――これもまた、特にツいていないわけではないのだ。五月にパチンコを打って以来、週に二度ほどピンクレディーを打ちにパチンコ屋へ足を運んでいるわけだが、二千円や三千円でスルスルと当たってアホみたいに連チャンしてくれるという、これがまた気持ちのいいくらい快勝で、まるで遠隔でもされてるんじゃないかと苦笑してしまうほどだ。ひょっとしたら、参っていた私をパチンコ屋が歓迎してくれているのかもしれない。

五月はつくづく、やんなっちゃうことが続いた。精神的にモヤモヤしてしまった出来事を一つ、挙げてみよう…なんて偉そうなクチを利いているけれど、とどのつまり愚痴である。

大学時代に在籍していたサークルのOB会なんてものがあったわけだが――コレは毎年のことで、とりあえず歴史だけは古いことがウリのサークルだから、定年も近い自分の父親ほどの年齢の人間から、今年入学したての一年生まで幅広く集まって、親睦を深める…という和気藹々とした会である。しかし実質的には、現在大学三年生ぐらいのこれから就職活動に入りつつある学生たちが、様々な業界に散らばっているOB連中に顔を売るという役割の方が強い。まぁ、既に結婚して主婦となった私には場違いなモノなのかもしれないが、それでも同じ時間を過ごした同期や先輩後輩、仲良くしてもらったOBたちと親しく話せる数少ない機会であるから参加するわけで、やっぱり親睦会は親睦会なわけである。

ちなみにウチの大学は、そこそこ名の知れた大学で、自分は入学するために受験勉強に励んだし、合格したことは実に嬉しく、それでいてどっぷり受験勉強に浸かれる環境を作ってくれた両親にとても感謝している(むろん両親には授業料などを支払ってくれたことにも感謝しているし、学問的には如何に何を学んだかがひどく重要なのだけれど、今のところ国内の大学は入学するために頑張らねばならないのでこういう表現が妥当だと思っている)。そんなわけで、と言ってもそれだけの理由ではないのだけれど、こんな背景も手伝って、その大学で時間を過ごせたことを私は嬉しく思っているし、おそらく同期の友人たちも似たような気持ちだろう。

いや、「それだけの理由」ではないどころか、「それ以外の理由」の方がより大きいからこそ、入学してよかったなぁと今でもしみじみできるわけで、今更どれだけ勉強したかに言及するなんて品の無い話で申し訳ない――のだが、ソレに触れておかねば、ちょいと話が続かないのだ。

OB会で初めて出会った大学三年生だか四年生だかの女性と、ビールを片手に世間話をした。長い黒髪にフワリとゆるいパーマがかかっていて、肌は褐色色、真っ黒な瞳がパッチリと開いた細身の、オリエンタルな雰囲気のあるキレイな方だった。現在の大学の様子であるとか学生時代にしたアルバイトなど、たわいもない話をしていたのだけれど、言葉遣いも丁寧だったし、一つ一つの表現を選ぶ際にどこか慎重になっているようで、生真面目な印象があった。そういう方の前でヘロヘロと酔っ払えないのでつい肩に力が入ってしまうけれど、嫌いじゃない。和やかに話しているつもりだった。

「現在は何をされているんですか?」――ふと、彼女から、私の近況に対する質問が出た。結婚して主婦をやっているよ、と答える。彼女は失礼ですが旦那様はどのような…と言うので、あぁパチンコ屋だよと何気なく答える。

「えっ!信じられない。何か理由があるんですか?だって私たちって、エリート教育を受けたエリートじゃないですか。結婚して主婦になって、しかも旦那さんパチンコ屋って…」

でっかい目をもっとでっかくして驚く彼女に、とりあえずビールをぶっかけるべきだったのか、今でも悶々とする。つくづく、喧嘩ってのは先に売るものだと思う。タイミングを逃すと苛立ちを晴らすこともできず、トイレに行くふりをして席を替えるのが関の山で、あぁ全く我ながら情けない。今となっては、彼女にというよりは、あの時何も答えずにその場を去った自分がひどくみっともなく、情けなく、チキショウってな気分なのだ。

ちなみに私も同期の友人も先輩後輩も、自分たちがエリートだなんて一度も考えたことも無ければ、エリートという言葉を念頭に置いたことすらなかったのではないだろうか。エリートというものは、例えば森進一が唄っているように「世の中の傘」となっている方のことであって、社会で大人として生きている人間がまずなり得るものであるから、少なくとも学生は異なる。それでいて自ら言わずとも、多くの方が「あの方は『世の中の傘だね』」なんて評価してくれるような存在であって、それはそれはステキな仕事を全うされている方のことを指すのだと思っていて、大学や会社の知名度で決定づけられるものではないのだ絶対に。だから官僚の方々、アナタ方は本来エリートと呼ばれるだけの仕事は沢山背負っているわけで、頑張って世の中の傘になって年金貰えるようにしてください、と強引なオチをつけたところでお休みなさい、皆様。

ホント、強引だな。

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コメント

始めまして。かなすけと申します。
ふと、このブログを見つけ更新の度に読ませて頂いております。
パチンコ屋の嫁、今の時代胸を張って言える事だと思います。
去年からパチスロにはまっているサラリーマンです。
遊び程度ですけどね。
5号機の時代突入。
番町、北斗、秘宝伝。
大量にある台・・・・。
入れ替え大変ですね。
これからも、ブログ宜しくお願いします。
楽しみにしています。
では、また。

投稿: かなすけ | 2007年6月16日 (土) 01時00分

あははははw

現役の学生さんの発言なんですよねw


自分も殿BIGで純ハズレ引いたのが特別で誇らしくて嬉しいのですが、たぶん世の中には30回くらい引いてて「打ってりゃそのうち出るよ。ヒキっつーより試行回数の問題?別に自慢にはならんでしょ。」くらいに思ってる人がいるんだろうなーと思います。

こちとらたった1度というショボさですから、そりゃもう特別なことなんですよ。
ちょっと誇ったり自慢してみたくなったりもするんですな。
もう「純ハズレ引いたことあるエリートである気分」ですよwwwww

アホみたいに語り出してもなま暖かくスルーしてもらいたいものですw

ちなみに自分が知ってる東大卒の人や現役東大生は、普通に勉強したら東大入れちゃった人しかいないので特別なことをナシトゲタ自覚が薄く、そんなことが自慢になるとは思ってない人ばっかりですね。
てーことは、たかが学歴でエリート感覚な人っていうのは・・・・・なま暖かくスルーしてあげるのがよろしいかとw


たかが上乗せ一撃2100枚とか、たかが試験で点数取って教室で話きいてた程度の話ですからw

投稿: チビ太郎 | 2007年6月16日 (土) 14時36分

こんにちは。はじめまして。歯切れのいい文章をいつも感心しながら読ませていただいています。“エリート”な彼女の発言は、あまりに迂闊で失礼で驕っていて、それでいて自身の発言に気づかない鈍さが痛いのですが、ただし、ある面ではパチンコに対する一般的な評価をたいへんわかりやすく表しているようにも思えます。私自身、そこに身をおく者ではありますし、それを隠し立てしているわけでもありませんが、それでもそれを一般の方に胸張っていえるかといえば、自信はありません。やはりマイナス要素もたぶんにある業界ですしね。ちゅう太さんと同じような場面に遭遇したらどうするか…怒り出すのもコンプレックスの発露のように思えてしまいますし、何食わぬ顔してその場から離れる以外なさそうです。で、やはり相手よりも自分自身に対して怒りたくなることでしょう。

投稿: 羊男 | 2007年6月18日 (月) 00時19分

お久しぶりです!
徒然なるままに過ごしてるようでちょっと安心しました(笑)。

>でっかい目をもっとでっかくして驚く彼女に、とりあえずビールをぶっかけるべきだったのか、
ごめんなんさい、うけてしまった^^;;。

私は逆に大学生時代に研修で、超有名な建設会社に行きました。
そこは東大、一ツ橋などの本当にエリートな人が集まっている会社で、私は有名でも日本最大の大学といいながら、そんなエリートではないところ(バレバレですね^^;;)だったので、所属先の一人から
「○○大学なんて人数だけで、たいしたことないじゃん」
と言われて、まわりは「あぁ、あの人酔うとちょっと嫌味だから気にしない」などとフォローしてくれましたが、プチっって・・・。
確かにプチって音が聞こえて、
「でも、コンピュータのことはあなたの方が素人ですよ。年数で言えば倍近く私はあなたより勉強している」

あぁ、若気の至り、ここに極めり(笑)。
結局、研修の仕事はこの人からもらうのですが、ずーっと嫌味を言われました^^;;。
ただ、仕事量が思ったより少なく、たまに切り返して笑っていましたけど^^;;。

本来はエリートってまわりが思うもので、自分から言うもんじゃないって若い子は知らないみたいです^^;;。
同じ言葉で違う意味を作り出す文化は素晴らしいと思うのですが、せめて元の意味は押さえておいて欲しいと思う・・・、という発想がオヤジくさいのか!orz。

投稿: じゅぁき | 2007年6月19日 (火) 15時48分

ごぶさたです。
エリートな大学を出ただけでエリート意識を持ってしまう人って怖いですね。
政治家にもそういう人たくさんいますよね。

私はここ数ヶ月、ほとんどテレビを観なくなりました。…といっても、以前は日中、仕事しながら点けてたという按配で、電気のムダ&生活態度の悪さによるものですが(^^;;)。
ある時からテレビを点けないようにしてから、すっかり慣れてしまい、今やテレビが点いていると煩く感じてしまうほどになりました。
テレビなんて観なければ観ないで済むものなのです。ニュースはネットのほうが早いし、テレビの報道も偏見報道が目立ってきたと感じたせいでしょうか。くだらないゴシップや、とくに野党の政治批判にはほとほと嫌気がさしているのも事実です。

夜は食事しながら、なんとなく観たりしますが、私が唯一好きな番組が毎週日曜の『題名のない音楽会21』で、今月始めに司会の羽田健太郎さんの訃報を知りとてもショックでショックで…。
7日には麻布十番へ告別式に参列してきました。本当に早すぎるお別れに、今月は意気消沈しております。

よろしければ私のブログにも遊びに来てくださいね。

投稿: heartail | 2007年6月26日 (火) 17時22分

こんにちは。

何気にこのサイトにたどり着いて読ませていただきましたが、実に文章力に長けていて、読み手を惹きつける何かをお持ちの方だと思いました。

僕はパチンコは全くやらないタチなのですが、これからも「パチンコ屋の嫁」さんのブログ、楽しみに拝見させていただこうと思います。


ハッハッハと笑っても・・・ハッパ64
シクシク泣いても・・・シク36

足せばちょうど100になるようになってるものです。
世の中、悪い事ばかりじゃないですよ(^_^)v

投稿: masa | 2007年6月26日 (火) 18時44分

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