吉宗の話

2007年5月 3日 (木)

束の間の喜びってのはこのことだよねぇホント

旦那が仕事へ出かけてしまった昼下がり、ヒマな主婦はコッソリと…吉宗を叩くのだ。あと二ヶ月余りで殿が撤去されてから一年が経とうとしていて、いつの間にか私も旦那もスロットを打たなくなってしまったけれど、『吉宗』への愛慕は尽きることがないわけで、たまに思い出しては居間の隅っこにある実機を回してみる。

といっても、本当に"たまに"することであって、実機がチラリと目に入ったとき「ちょっと高確演出でワクワクしてみたいな」なんて思って電源を入れるわけで――そのペース、なんと一ヶ月に一度ほど。ブログで「吉宗大好き!」、食卓で「今ホールに吉宗があったら何がなんでも打つよ!」…などといくらのたまっていても、私の愛情なんてそんなもので…それでも、すぐ傍に吉宗があるのだ、いつでも触れられるのだという安心感を覚えられることがとても嬉しかったのだけれど。

そんなわけで、普段は電源も入れられず画面もパネルも消灯して、ひっそりと居間の隅で私の安心感を支え続けてくれていた殿だったのだけれど、なんとなく今日久々に打ってみる気持ちになった。特にするべき家事もなく、愛鳥とデレデレ遊んでいたときふと実機を見ると――電源を入れて欲しそうな、打って欲しそうな、殿がなんだかそんな佇まいをしていたのだ。

愛鳥を肩に乗せて、まず設定変更をする。変更、といっても自宅では当然いつも設定6なのだけれど、要は6から6に打ちかえて、193ゲームを回すのだ。さすがにそれ以上のゾーン、ましてや天井まで追う気力はなく、まぁリセット後のガセであれ何であれ前兆っぽい演出とやらを楽しめればいいし、ボーナスが放出されればラッキー(REGはできれば勘弁なのだけれど)…といった具合で、ホールで打っていた頃とはほぼ180度異なる姿勢で臨んでいる。

まぁ、それで、ペシペシ打って、白姫が通り過ぎたり風呂敷がドサっと落ちてきたり殿がタライでクラクラしていたりなどしていたわけだけれども。

高確に突入。

あぁやっぱりなんだかよくわからんが、このテケテケテケテケ…という音楽はやったらテンションが上がるんだよなぁ、アラチャンのBGMもステキだけれど、どうしてだか吉宗のこの音楽は夢を見られるっていうか掻きたてられるモノがあるっていうか…

…なんてことをポケーっと思っている間に大家紋が2連続でBIG放出。ラッキーだ。

どのBIGにしようか迷って、吉宗BIGを選択した。爺のキーンはもちろん病みつきになっていたし、撤去される間際の頃は姫BIGの御神籤にハマっていて、まぁ言うなればどのBIGも大好きで迷ってしまうところなのだけれど、今日は殿が俵を投げてグイッと親指を立てる姿を見たかったのだ。ちなみに初めて吉宗を打ったとき、よくわからないままに吉宗BIGを選択したのだけれど、この姿にメロメロきちゃったわけで…殿にココロもカネも奪われてしまうようになったわけで…まぁ、なんだか吉宗BIGを消化すると初心に戻れるわけで。

したらば。

Hazure_4 

逆押しで俵が揃い続けるゲームの最後でジャッキンと鳴ったから、目を凝らしつつ右リールに青7を狙ったのだけれど、なぜか上段に停止。





(_Д_)アウアウアー




言葉にならんが大変なコトが起きた、コレは撮影せねば…と肩に愛鳥が乗っているのも忘れ隣の部屋へ携帯を探しにバタバタ走ってしまった。愛鳥も何事かとバタバタ飛び出し、必死で私の後を追ってきてイヤーもうとってもカワイくて健気なのだけれど、ゴメンとにもかくにも人生初の、もう見られないと思っていたアレがきてしまっていやいやまさか本当にゴメン、なんて心の中で愛鳥に謝りつつ、布団の中にくるまっていた携帯を見つけて慌てて居間に戻ったら。



もう既に中・左リールが停止してしまっていて、この写真一枚しか取れなかったのだけれど、ええしっかり点灯してます"八代将軍"。

夢じゃない。
妄想でもない、現実の、純ハズレ。



願わくばホールで、現役で設置されていたあの頃に、なんて全く思わないわけではないけれど、ヒけたこの事実がとても有難くて、嬉しくてはしゃいでしまった。ええ、旦那はもちろん、友人…スロットのスの字も知らない友人、実家の両親も含め携帯に登録されている近しい人々ほぼ全員にこの写真を添付してメールを送りつけてしまった。あの歓喜から数時間たった今となっては、「も、申し訳ない…」と心苦しい気持ちになって、さすがにはしゃぎすぎだと自省しているのだけれど、うんでもとっても本当になんだか嬉しかったの。許してみんな。






…なんて、喜んでいたのだけれど。






このBIGが終了したら、あっという間に八代将軍ランプが消灯して、ストックがキレてた。




電源落として、とりあえずビール飲んだ。

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2007年3月28日 (水)

大都技研「SHAKE」~最強の液晶と音楽~

大都技研、ウワサの新機種「SHAKE」の展示会へ行ってきた。少しは人が引いているであろう夕方に足を運んだのだけれど、高輪プリンスホテル・飛天の間は大賑わいで驚いた。会場を埋め尽くすように試打用の台が設置されているというのに、ピシッとスーツを着込んだホール関係者の方々でいわゆる”満席”状態。まるで若者向けのスロット専門店のように、暗がりの中をカラフルな光が動き回るただ広いホールを空き台を探してうろつき回る。

五分ほど歩きまわってようやく、一台空いた。

Shakekyotai_1筐体の両サイドがピンク色に光っていて、吉宗の姫パネルやラブリーパネルを思い出した。BETボタンやストップボタンの触り心地も吉宗とほとんど変わりなくて、ちょっと懐かしい気持ちになった。

リール図柄を見ても、例えば青7やナディア図柄は吉宗のそれを彷彿とさせたし(…といっても、吉宗が4号機シェイクの後継機にあたるので当然なのだけれど)、なんとなく、「シェイク」「吉宗」といった大都ヒットマシンの流れを5号機にも踏襲させていく意志が見受けられた。



もちろん、御馴染みのシャッターも搭載されていて、液晶画面が大きくなったのに合わせてさらに進化したようだ。黒い網掛けシャッターなのだが、従来の機種よりも、なんだか動きが素早くスピードアップした感がある。まぁそれが本来の進化にあたるのか、甚だ微妙なところではあるけれども、少なくとも秘宝伝よりはシャッターの存在感はあると思う。秘宝伝の演出は特にシャッターを絡めなくともよいものばかりで、言ってみれば吉宗の筐体をリサイクルしたいあまりに、ムリにシャッター演出を作ったイメージがどうしても拭えないのだけれど、本機には特にそういった印象を抱かなかった。

ストック機である吉宗とはゲーム性が異なるため、前兆を期待させるワクワクシャッター演出…というわけではないのだけれど、ステージ等が切り替わる際にシャッシャッと素早く動いて、なんだか小気味良い。吉宗同様のシャッター演出ではないものの、これはこれで楽しめた。

Boy1 そして何よりも驚いたのが、液晶画面の美しさだった。キャラクターが二頭身にデフォルメされているのも可愛らしかったが、液晶に透き通るようなツヤがあって、とてもクリアで視界は快適だった。アニメーションの動きも躍動感があったし、演出に絡んだ画面一つ一つはまるでどこかのポスターかのようなポップなオシャレ感があって、非常に丁寧に作りこまれている印象を受けた。演出種類の詳細は省くが、様々なパターンがあって多彩であった。

Na2また、BIGはお馴染み”3タイプの選べるボーナス”となっており、ボーイ・フランケン・ナディアそれぞれの歌が流れる。各キャラクターのイメージを崩さず、それでいてとてもリズミカルでノリのよい曲ばかりでカッコよかった。秘宝伝のような、間の抜けたBGMとは全く異なり、大都ヒットマシンの血を絶やすまいという気合がここにも感じられた。

そう、液晶と音楽は粗が見当たらないほど立派なもので、旦那などは「大都の液晶と音楽はホント、一流だなぁ…」としみじみ感心していたほどだ。

しかし、やはりスロットマシンであるから大切なのはゲーム性で――果たして、如何なものだろうか。BIGの純増枚数はおよそ400枚、REGは数十枚。さらに、RT非搭載である。非常にシンプルで分かりやすく、前知識なしに気軽に打つことができる。またBIG純増枚数が400枚前後というのは、現行5号機の中では多めと言ってもいいだろう。だが、ゲーム性の具体的な長所として挙げられるのは、コレぐらいなのだ。

未だボーナス確率・機械割が未発表のため断言は禁物ではあるものの、他機種より多めの獲得枚数であること、さらに敢えて今でも発表されていないことを考慮すると、ひょっとすると初当たり確率はあまりよろしくないのではないだろうか。

Fk1







近頃の5号機の殆どがRTを搭載し、初当たりの厳しさや、獲得枚数の少ないボーナスをフォローしたり、またコインロスを防ぎつつ抽選を受けられるといった特典があったりと、オトク感が盛り込まれたゲーム性が主流である。中には1ゲームあたりの純増枚数が比較的多めであったり、さらにはアストロ球団のように若干複雑なシステムでもって、出玉増加の期待が高まる仕様のものもある。ドル箱を使うまでに時間はかかるけれども、ボーナス以外でもコインが増えるよう心が砕かれたマシンが多く、人気である。

そのような中、シンプルなゲーム性、加えて美しい液晶演出と音楽でもって、どこまで本機はユーザーに受け入れられるか、気になるところだ。だからといって、導入しないと決断できるホールも少なかろう。人気マシンの後継機にして人気メーカー初の5号機という前評判、そして6月一杯でホールに設置された半分以上の4.7号機が撤去される状況。ホールは少しでもユーザー受けする機種を欲しているのだ。たとえ、ゲーム性が多少危なっかしいものであろうと、導入しないと今すぐに断言はできない。「これが一流メーカーのチカラってヤツなのかな」と旦那は苦笑していた。

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2007年1月24日 (水)

爺サマーの行く末。

Jisamakyotai 大都技研、期待の5号機「爺夏(爺サマー)」、覚えておいでだろうか。昨年十月に開催された「手軽に安く遊べるパチンコパチスロキャンペーン」展示会で実機が公開され、その後検定も通過していた。業界内では、今年の夏には発売されるのではないかと予想もされていた。

展示会の段階での仕様としては、RTなどは一切搭載されておらず、初当たりのみが出玉増加のカギを握るシンプルなマシンであったようだ。

演出面を見ても、本機の魅力は初当たり時に集約されているといってもいいかもしれない。大当たりが成立すると、「キーン」という懐かしい音と共に、リール両サイドにある「ババンバ・チキチキ」ランプがオレンジ色に点灯する。吉宗ファンにとってはたまらない垂涎モノの演出であるのはもちろん、沖スロやジャグラーガールなどの告知音とはまた異なった心揺さぶる音であるため、吉宗にあまり馴染みのない方もきっと楽しめるだろう。通常時はこれといった演出も存在しないことであるし、まさに「キーン」を聞ける初当たり時が、本機を打った充実感を存分に味わえる瞬間なのだ。

BIGは345枚以上の払い出しで終了するため、実質的には300枚程度の純増しか見込めない。通常時の小役確率や初当たり確率が一体どれほどなのか、全くわからないのだけれど、「手軽に遊べる」キャンペーンの展示会に出展されたのだから、まぁおそらく、ガンガン当てて箱を使ってしっかり勝つというよりは、マッタリ打って出たりノマれたりを繰り返しながら遊ぶことを目的として制作された機種かもしれない。

吉宗にどっぷり浸かったスロット生活を送っていた私にとって、たとえどんな仕様であろうと、ホールでもう一度「キーン」が聞けるのなら……と、発売を心待ちにしていた。

心待ちにしていたのだけれど。

気になるウワサを耳にした。聞いてしまうとどうにも気になってしまう。ただ、ご注意して頂きたいのだけれど、あくまでもウワサであってメーカーが発表した真実でもなんでもない。

この「爺サマー」の発売が中止になるかもしれない、というウワサだ。

代わりに「新・吉宗」なる機種が準備されているとかナンとか、という話なのだけれど、もちろんどんな仕様なのか全くわからない。ただ「吉宗」という名前を使用しているからには、あの機種の5号機版・後継機なのだろうし、きっと登場するキャラクターも爺様だけではないだろう。リール配列や図柄も似ているかもしれないし、ひょっとしたらRTなども搭載されているかもしれない。

本当に「爺サマー」が発売中止となってしまうのであれば、打てなかったことに後悔は残るけれども――ウワサが本当かガセか、どちらにせよ、ホールであのキャラクター達や演出に出会えるなら喜ばしい限りであるし、早く発売されるといいな、と願っている。それでも、万が一「新・吉宗」が発売になるのであれば、あるいは製作中であるのならば、どうかどうかヤル気を駆り立てられるような仕様でありますように。

近頃、どうにもスロットへのモチベーションが低下気味で、なんだか寂しい。打たなきゃ打たないで楽しい日々は送れるだろうし、まぁ一応ギャンブルなのだから打たないにこしたことはないのだけれど、生活からどんどんスロットが消えていくのは、愛好者としてやっぱりちょっと寂しいのだ。

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2006年8月 8日 (火)

押忍!番長「漢ゆパネル」

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先日お伝えした、大都技研「押忍!番長 漢ゆパネル」の画像がメーカーHPにアップされていたのでご紹介。何せ前回のものは携帯で撮影したので、画像が粗いことこの上ない。

これなら、殿と爺の姿が確認できます…よね?

後姿だけれど、ホールでまた殿の姿を見られるのだなぁと思うと、ちょっと嬉しい。

まぁ、それでも番長は打たないけど。

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2006年8月 1日 (火)

旦那からのプレゼント

昨夜旦那が小包を抱えて帰宅した。帰宅前から「お土産があるよ」と携帯にメールされていたものの、一体なにやら見当もつかない。せいぜい営業や業者の方にお菓子でももらったのだろうと思っていたのだが、小包の大きさからするとそれでは余りに小さすぎる。

「多分喜ぶと思うよ。あけてみなよ」

小包はちょうど国語辞典くらいの大きさで、高さがそれより少しあるようなダンボールだった。どうやら私が喜ぶものらしいし、大きさから考えると「カイジ」の4~7巻でも買ってきてくれたのかなぁなんて予想した。先週、ブックオフで売っていなかったので旦那に欲しい欲しいとせがんでいたのだ。

ところが開けてみたら、こんなものが出てきた。

Rt_2    Obi_1

はい、RTチェッカーでございます。

どうしろっちゅーんじゃ。

「これを吉宗につなげば、いつでもすぐにボーナスがひけるよ。嬉しいよね? もう店では使わないからさぁ…そりゃ、番長にも使えるけどアノ機種もともと抜けるから、必要ないんだよね。銭形も特別使う必要ないし。ね、ウチで使おう。楽しいよ、吉宗」

吉宗撤去の際、旦那が1台持ち帰ってきたのだけれど、いまだ家庭用処理がされていないため放置されている。はやく秋葉原で器具を買って自分で改造しなくてはと思っていたのだけれど、ジメジメと雨が降ったり猛暑が続いたりと、ついショッピングという気分になれずそのままになっていた。

その上めっきり打つ気分を失くしてしまい、食材を買ったりゴミ出しをする以外はずっと家にこもって本を読んだりマンガを読んだり、お笑いDVDを観たりしているのだから旦那なりに心配していたらしい。本来ならこれがあるべき妻の姿であろうが、三日に一度はホールをフラフラしていた女が、静かに家にいるのである。スロットなどギャンブルの話題もずいぶん減った。私個人としては別に打つ気分でもないし、家でのんびり過ごす毎日も逆に新鮮で楽しんでいるつもりだった。けれど旦那にしてみれば「いかん、吉宗を与えねば」と思い立つに、十分な日常だったらしい。

「そりゃ別に、吉宗がなくなって寂しいけど…スロット中毒者じゃないんだからさ。打つテンションが上がらないときもあるし、打たなくてもいいや、ってごく普通に思うし…」

「いやいや、好きな機種がなくなると寂しいもんだよ。そりゃ、毎日ふさぎこむよ」

「だから、ふさぎこんでいないって」

「これからウチで吉宗打っていれば?」

人の話を聞けって。そもそも家庭用処理がされていないから、メダルもいちいち補給しなきゃならないし、大音量だぞ。うるせーぞ。どうすんだ。暑いってのに、秋葉原行きたくないって。

とまぁ、とりあえずこういう次第で手元にRTチェッカーがあるわけだけれど、今のところ使う予定はないが使用説明書は読んでみた。すると、とても簡単なことがわかった。

本体写真の赤丸でくくってある部分に、帯状のコードをそれぞれ繋げる。そのコードの先と吉宗のメイン基盤とサブ基盤に、またそれぞれ繋ぐ。滞在モードを判別する際は、本体のツマミを「モード」に合わせると筐体に滞在モードが表示される。また設定変更後のRTを決めたい際は、本体のツマミを「カウンタ」に合わせると筐体に残りRTが表示されるので、任意のプレイ数が表示されるまで何回も打ち返せばよいということだ。

このRTチェッカー、なかなかスグレモノで、吉宗以外には「主役は銭形」「お見事サブちゃん」「押忍!番長」にも使用できる。使い方は機種によって微妙の違いはあるものの、どれも同じ用途・目的に利用できるらしい。けれど旦那が言ったように、吉宗撤去後は使用する機会も殆どないらしい。確かに番長は、特殊解除という苦しい壁を越えないと天国ループに期待ができないといった特性のため、初当たりの金額でその日の利益が左右されることも少ない。銭形はリセット後181G以内のRT振り分け率は吉宗より勝るものの、そもそも客ツキが悪いので小細工は必要ない。サブちゃんも同様で、妙なセットをすることにより客が飛んでしまっては、元も子もないのだ。

朝イチだろうと、ボーナス後だろうと、ノーボーナスだろうと、どんな状況でも一定の稼動を保てる人気台だったからこそRTチェッカーの意義があったわけだ。確かに打ち手としても、吉宗はリセット狙い、ゾーン狙い、宵越し天井狙い、大ハマリ台狙いなど、実に様々な立ち回りができる優良機種だった。個人の好みや、その日の持ち時間や予算などの状況に合わせた幅広い打ち方ができた。

改めて吉宗はステキだったなぁと、しみじみしてしまったわけだが……いや、今RTチェッカーを渡されてもなぁ……。なんだか期待に応えなきゃいけない義務感が襲ってくる。明日にでも秋葉原に行かなきゃならないんだろうか。暑いのに…。

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2006年7月25日 (火)

吉宗の純ハズレ

いつものホールの、いつもの場所に、減台されてしまったけれど吉宗が並んでいる。撤去日が迫っているせいか、イベント対象機種を放って皆懸命に打っている。鳴らすべく意気込んでいる者、鳴らして頬を上気させる者、ゾーン中の前兆演出に胸を高鳴らせている者、次のゾーンまでせっせとサンドに入金する者。誰もが熱心に吉宗に向かい、シマ銃から熱気があふれていた。

空き台は2台。どちらもデータ機器のツブが10を超えた大当たりを、幾度か繰り返している。ゾーン外の当たりがあるのかもわからないが、そもそも天国モードに移行した形跡がないので奇数設定であることは想定できるし、ホールの傾向を考えてみても設定1の可能性は十分に高い。

きっと前任者だって、そんなことは判っていただろう。それでも今しかない打てる瞬間を存分に味わいたかったのだろうし、ひょっとしたらという願いを込めて、ひたすら打ち続けたのだ。

今日は臆病な気分を抑えて、ぜひ私もそれに習おうと、ボーナス後565ゲーム回っている片方の空き台に着席した。当たるまで打てるだけの軍資金は、準備してある。

ところが予想に反して、着席して10ゲームほどでチャンス目解除。最悪の事態をリアルに考えていただけに、拍子抜けしてしまう。あの高確率演出を味わえなかったことも、少し残念に感じる。それでも「あぁ嬉しい」と思わず顔がほころんでしまい、この幸運に感謝の念が湧き上がってくる。

BIGが成立。近頃は揃えるときも、「Wで揃えようか、シングルで揃えようか」と悩んでしまう。それぞれファンファーレが異なっているし、そもそも今後どれだけBIGが引けるのかわからないからだ。そして7をシングルで揃えた後、「あ、姫で揃えておけばよかったかな」といらぬ後悔までしてしまう。

何はともあれ、有難いBIGを爺と消化することにした。これは何てことのない、気分である。本来の個人的な順番では姫スタートなのだが、何となく今日は爺がさらなる幸運をもたらしてくれる気がした。1G連や次回のボーナス放出ゲーム数など、勝敗に関する様々な要因が決定されるボーナスは、あれこれ考えるより直感で選択したほうがいい。もちろんこれは、言うまでもなくオカルトである。

「鳴ったら嬉しいなぁ」とか「鳴らなくてもBIGがヒケただけ嬉しいしなぁ」とか、心中はモヤモヤしながら消化する。画面の爺はハワイの旅行カタログを楽しそうに眺めていて、「私も青い海で遊びたいなぁ」とか、「この間負けた金額でハワイに行けたなぁ」とか、しまいにはどうでもいいことを考えていた。

ちょっと画面から目を離したときに鳴るのだから、不思議なものだ。リールの右側にある八代将軍ランプは、煌々とオレンジ色の光を発していて、幻聴ではないのだと確認する。このとき、初めてでもないのに、いつも心臓をわしづかみにされたような興奮を覚える。動悸を抑えながら、さて、揃えよう。私は目押しが苦手だ。特にこのような、一回しか揃えるチャンスのない状況での目押しは本当に苦手で、かならず手が震えてしまう。冷静でいようと自分を抑えているのに、より動悸が激しくなるのだからたまらない。

右リール上段に2連7が停止する。「とりあえず右の7は狙えた」と安堵する。問題はいつも中リールで、一つしかない青7をきちんと狙わねばならないのだから――いや、だから本当に私は目押しが苦手なのだ――リールを数周見つめて、よしここだと押す。

中段に”将軍”停止。

「あああやっちゃったよ、もう今後どれだけ鳴るかわからないのに、最後の1G連かもしれないのに、なんでこういうときに決定力がないんだろう、クロアチア戦の柳沢と同じだよ、やってらんないよ、情けないよごめんね将軍様」

うなだれながら、左リールを適当に押し、払い出しを待った。しかしいつもの払い出しタイミングで、払い出し音が鳴らないのでどうしたことかとリールを見ると赤フラッシュが発生し、障子が閉まって爺がハワイでくつろいでいた。そりゃ、1G連したのだから……って、ん?

純ハズレだ。

純ハズレ。

そう、あの2万分の1の純ハズレ。

もうヒケないと思っていた純ハズレ。

ウソっ…!!

と思ったところで、目が覚めた。私はいつものパジャマを着ていて、ぐちゃぐちゃの布団に、隣には読みかけの小説と旦那が転がっていた。クーラーが寝起きの身体に冷たい風を送っていて、旦那め、いつも言ってるのになんで消さないんだと憤慨したときようやく「あ、夢だったんだ…」とそれが現実でないことを理解した。

それもそのはずで、私がよく通う地域は23日を最後に吉宗を撤去してしまったし、旦那の抱える店でもやはりその日を最後に全て撤去していた。旦那が入れ替えに立ち会ったとき、1台持ち帰ってきたラブリーパネルの実機が居間の隅に置かれている。

まだ家庭用の処理が施されていないので家で遊技するわけにもいかないし、たとえ家で打てたとしても、負けているとき一発逆転してくれる瞬発力も天井まで退屈に感じながらも打ち込んだ達成感も、何もかももう本当にリアルに味わえないのかと思うととても悲しくなった。通常時、ホントにヒマだった。でも白姫が通過するとドキドキした。ゾーンに近づいてくると、何でも良いから前兆起きてとお祈りもした。松菱、キレイだった。小役ハズレ目はいつも突然だから、嬉しかった。もう本当にスロットを打つ気持ちが失せてしまったよ。吉宗がないのなら、ホールに行く意味もない。たかがスロット機種に感傷的になってしまうなんて、自分でもアホらしいと思うけど、サヨナラ、吉宗。お疲れ様。

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2006年7月 5日 (水)

吉宗の宿題

本当は7月8日、8のつく日のイベントで吉宗とお別れする予定でいたのだが、つい時間を持て余していたのと気が逸ったのとで打ってしまった。

ホールに入るとやはり吉宗はほぼ満席。とにかく私の通う地域には吉宗好きが多く、特に最近に至っては当たるまで粘る方が多い。私好みのゲーム数、965で放置されている台などまず見当たらない。

とりあえず下見がてらにブラリと入店したので、そのまま店を後にしようかと振り返ったのだが、ふと気になる台があった。いや、なんてことはない、ボーナス後565ゲームで放置されている台なのだが、よく見ると二回300ゲーム代で解除している。そこそこ天国ループもしているようだし、通常営業でも高設定を投入する店なのでつい期待してしまう。

着席して打ってしまったわけだが、あっさり965ゲームをスルー。しかも一度も高確演出に入らなかった。なんてこった、とも思ったが、いやこうなることは予想済みだと両替機へ。

このまま天井に向かうのかと内心ヒヤヒヤしながら投資していた。そのヒヤヒヤを、「こんな気持ちになれるのもあと僅かだから」と意味不明に抑えつつ、ぺしぺし打つ。ちなみに完全フリー打ち。常時小役を狙うとペースが落ちるし、その分ヒヤヒヤが長く続くのがイヤなのだ。そしてチャンスゾーン周辺のゲーム数はのんびり打って、ガセだろうと何だろうと前兆演出を楽しんで、ハズれたら次のゾーンまでまた頑張る。とりあえず1200ゲームからのゾーンを目指してひたすら打っていた。そんな私を液晶の殿はチロリと流し目。ナンデスカ、その含み笑い。いつも思うのですがどういう意味デスカ。

でも本当に殿にはお世話になりましたよ。スロットの仕組みもきちんと理解していなかったけど、殿と楽しく遊ぶためにモードだの設定差だの、懸命に覚えました。BIG中に7を揃えたくて、苦手な目押しも克服しました。スロットが楽しいと思えるようになったのは、殿のお陰ですよ…。

…なんてことを、ぼんやり思いながら打っていると、リール上に突然演出なしの単チェリー出現。鼻血が出そうになった。

データカウンタを見ると1100ゲーム。天井を覚悟していたのに、殿ったらなかなかニクいことをする。ほんわかしながら、その有難いBIGを姫で消化していた。ここ数ヶ月、1回目のBIGは姫がお気に入りなのである。打ちながら1G連に当選しているか否か、特別気にしなくてもいいからだ。ボーナス後のおみくじ演出に本当に興奮できる。

そして1G連当選。殿、本当にどういう風の吹き回しデスカ。ドキドキしちゃうよ。

でもそこから大変なことになった。殿の真意は他にあったのだ。

その1G連BIG消化中、シングル当選→再び消化中、シングル×3当選→消化中、またまたシングル当選→消化中、なんとまたシングル当選→消化中、爺ハワイに…いない。

いや、この幸運を自慢したいわけではないのだ。むしろ今、とても悲しいのだ。なぜかって、上記の説明で伝わっただろうか? リミッターである。本来ならあと2つ、BIGを消化できたのである。711枚×2=1422枚。等価なので約18000円と悦楽タイムの損なのである。

このリミッターに泣かされたことは今までもあったが、基本的に1回の損で済んでいた。しかし、BIG2回分の損は精神的ダメージはかなり大きい。1G連することすら難しい吉宗で、2回分も損をするなんてあんまりだ。あんまりすぎる。収支にも大きく響くし、撤去寸前のこの時期はなるべく数多くのボーナスを楽しみたい。

実は調子よく鳴らした際、「これで殿と気持ちよくお別れできるかな」なんて考えていた。しかし最後の勝負がリミッター損とは、なんとも、なんだか、踏ん切りがつかないのだ。なぜなら損しているのだから。

と、殿…。ただでは勝たせてくれないのですね。まだお別れさせてくれないのですね。この18000円を5万使って取りに来いということなのですね。今日の勝ち分はそのときの軍資金ということなのですね。わかりました。えぇ、また打ちに来ます。必ず来ますよ。

ちなみにその後、193ゲームまで回したのだが一度も高確演出に入らなかった。あの襖の開閉にワクワクする、魅惑の高確演出を楽しめずに終わるのも確かに後ろ髪がひかれる。まだまだお別れできそうにない状況だ。

注:後ほど、掲示板の方でチビ太郎さんやコメント欄で白猫さんに、「1422枚って、等価なら28000円くらいです」と指摘されました。そ、その通りでございます。本当に計算が苦手で…お許しを。っていうか、なに、28000円って!? SK-Ⅱ買えるよ!? アツいなぁ、本当にアツい…。

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2006年6月14日 (水)

吉宗を打ってしみじみした日

Sirome 夕方、ホールをウロウロしていたら1000ゲームハマリの吉宗を発見。ゲーム数履歴をチェックすると、謎解除も天国ループもしていて、ひょっとしたら高設定かも…なんて期待を寄せて着席した。

吉宗を打ち続けて2年あまりの月日が経ったわけだけれど、初めて飲み比べ演出での白目復活で…負けた。チャンス目からの激アツ演出だったわけだが…ううん、泣いてないよ。ちなみにその後、あっさり天井に到達して、BIGのあとREG4連したけど、泣いてない、泣いてないよ。

しかし、吉宗撤去の日が近づいているというのに、稼動はすこぶる良い状況。高確率演出をほんわかと楽しんだり、キーンと鳴らして目を輝かせたり、賑やかな周囲をヨソにせっせと回したりと今日も色んなお客がいて、あぁどうしてこんなに人気がある機種が撤去されなきゃならないんだろうと胸が詰まる思いだった。

大都技研も、吉宗と全く同じリール配列と制御で、キャラも演出もそっくりな機種を制作してくれればファンは喜ぶし、間違いなく売れるのに、ここにきてどうして「秘宝伝」なのだろう。ボーナス放出契機も違うし、キャラもイマイチ馴染めないし、出目も色気がないし、BIG演出は一種類しかないし、その上BIG中の演出は単調だし、とてもじゃないが吉宗撤去後に吉宗愛好者を満足させられない出来なわけで、ガッカリである。吉宗や番長を制作したE社と契約を更新しなかったことが惜しまれる。はぁ…。

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2006年5月17日 (水)

吉宗のRTチェッカー

ところでその大好きな吉宗のお話なんだけど、世の中には「RTチェッカー」と呼ばれている器具が存在する。わりと有名だから知っている人も多いと思うけど、書いておきたい。

吉宗の大当たりゲーム数を決めることができる器具なんだけど、要は店が使用しているという話。使用できるのは、朝イチの大当たりゲーム数だけだから大したことない…とも思えるけれど、案外そうでもない。

だって、たとえば店が「今月、吉宗ヌキたりねぇな~」なんつって、朝イチの大当たりを天井に持ってくことができるんだから。設定6の台でもそんなことされたら、負けてしまうことあると思う。だって、天井までの投資は約6万前後でしょ。そりゃ一撃3000枚なんてザラな機種だけど、かといっていつでも出来るわけでもないし、3000枚出したところでプラスでもないし。

また別の使い方としては、いわゆるゾーン外のゲーム数で大当たりをセットして、客が高設定と勘違いした投資を狙ってくるってこともある。

このRTチェッカーは10万くらいあれば買えるらしいので、おそらくどの店も持っているし使っていると思う。吉宗はどれだけハマっても客がキレない機種だからね。

だから、私はノーボーナスの台は打たない。1000ゲーム回っていれば別だけれど、600ゲームくらい回ってても打たないし、むしろ怖くなる。朝イチ193ゲーム回している人をよく見かけるけれど、ヤメた方がいいと思う。もちろんそれで当たることだってあるから、なんとも言えないところなんだけど、やっぱりヤメた方がいいと思う。

ただ、RTチェッカーをいくら使ったところで、チェリーその他の特定役解除が無効になるわけではないので、その点は安心なんだけど…だからって、ねぇ。朝イチリセット狙いだの、上げ狙いだの、雑誌に色々書いてあるし、理論上は間違っていないけど、現実的にはヤメた方がいいんじゃないかなぁ、スロッターの皆さん。

ちなみに北斗用の似たような器具で「モードチェッカー」っていうのがある。ヤフオクなんかでも売りに出されているくらい有名な器具だけど、これは朝イチのモードを自在に決められるもの。価格も安いし、どの店も所持しているはず。北斗は設定6に変更すると、40%強で天国モードスタートとなるので、それを勘違いさせようってハラがあったわけだ。

でも旦那に聞いたところ、こっちは使ってる店が少ないらしい。なんでかって、朝イチ天国モードで勘違いしたところで、長く打ってりゃ小役確率である程度の設定推測が可能なので、ヤメていく客が多いから。でもイベント時には使うって。どっちだ。

まぁ、どっちの器具も朝イチにしか効かないものなので、そういうことがあるんなら、みんな昼過ぎから打てばいいんじゃないかなぁと思うのだ。

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2006年5月16日 (火)

吉宗を打った

昨日と今日の二日間、何をしていたかって、吉宗を打っていた。結果、二日で21万プラス。なんてったって、1G連と天国ループの破壊力は素晴らしく最強だった。

この二日間に限らず、私と旦那はよく一緒に打ちにいくし、とくに吉宗は立ち回りのメイン機種。高設定らしき台を565ゲームから、もしくは設定おかまいなしに965ゲーム以降の台をとにかく当たるまで打つ。なんでかって、ストック機は連チャンしないと勝てないんだから、まず当たるまで打たないとプラス収支に向けてのスタートラインに立てないから。

565ゲーム、もしくは965ゲーム以降の台を当たるまで打つと、大体平均して3万ほどかかる。でも、その3万だって、BIG引いて1G連したらチャラになる。その後、連チャンしたらあっさりプラス収支になる。もちろん恨めしきバケ単発で終わることだってあるけれど、その辺はラッキーしているのか、めったにない。

似たような機種に「押忍!番長」があるけれど、吉宗と似ているのはカタチだけで、ゲーム性は全く似て非なるものだ。だって、高設定だってモード2(天国にいきやすいモード)に移行しづらい。よって常時滞在し続けるモード1から天国へあがるためにはまず、チェリーだとか弁当箱だとかチャンス目だとか純ハズレだとかの特定役解除をしなきゃならない。なんだそれ?って思わない? しかもようやっとナントカ解除したところで、天国確定でもないわけだし、仮にあがったところでその天国中にもナントカ解除しないとループしてくれないわけ。通算2回もナントカ解除しないと、ドル箱使えない機種なのだ。ちょっとちょっと、いくら投資したらいいのよ。だってリスク大きすぎるでしょ。

そんな確率の低いヒキに頼りながら、えんえん番長に投資するよりも、吉宗に腰を据えるのが一番いい!というのが私の結論。だって吉宗のビッグ中シングル揃いは1/193だもん。まだ番長の特定役解除よりも安心できる確率だもの。

吉宗だったら同じモードに延々滞在し続けることなんてないしね。

それでもやっぱり投資金額が3万を超えるとプラスに持っていくのは難しいので、私は吉宗の965ゲーム以降の台ばかり打っている。もちろん965ゲーム、もしくは1000ゲーム超えで捨てられている台なんて、めったにお目にかかれないけれど、それなら打たない。あるいは、誰かが回すのをずっと待っている。ちょっとキタナイかもしれないけれど、パチンコ屋の嫁として、収支がマイナスになるのは許せないのだ。だって他店の従業員の給料なんて払いたくないじゃない?

んで、何が言いたいのかっていうと、この立ち回りで私は勝ってます、っていうただの自慢話だったりする。この立ち回りをして以来、月間収支がマイナスになることはなかった。

だからそんな吉宗がもうすぐなくなってしまうのかと思うと、本当に悲しいし、たぶんスロットを打つことも減るだろう。それならあと2ヶ月、吉宗にどっぷり漬かってみようかなぁと思うのだ。でも負けたくないから、朝イチ意味不明に193ゲーム回したりゾーンだけ狙ったりなんかはしないのだ。なんてことのないハイエナ狙いだが、自分が信じる立ち回りで頑張るのだ。

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