束の間の喜びってのはこのことだよねぇホント
旦那が仕事へ出かけてしまった昼下がり、ヒマな主婦はコッソリと…吉宗を叩くのだ。あと二ヶ月余りで殿が撤去されてから一年が経とうとしていて、いつの間にか私も旦那もスロットを打たなくなってしまったけれど、『吉宗』への愛慕は尽きることがないわけで、たまに思い出しては居間の隅っこにある実機を回してみる。
といっても、本当に"たまに"することであって、実機がチラリと目に入ったとき「ちょっと高確演出でワクワクしてみたいな」なんて思って電源を入れるわけで――そのペース、なんと一ヶ月に一度ほど。ブログで「吉宗大好き!」、食卓で「今ホールに吉宗があったら何がなんでも打つよ!」…などといくらのたまっていても、私の愛情なんてそんなもので…それでも、すぐ傍に吉宗があるのだ、いつでも触れられるのだという安心感を覚えられることがとても嬉しかったのだけれど。
そんなわけで、普段は電源も入れられず画面もパネルも消灯して、ひっそりと居間の隅で私の安心感を支え続けてくれていた殿だったのだけれど、なんとなく今日久々に打ってみる気持ちになった。特にするべき家事もなく、愛鳥とデレデレ遊んでいたときふと実機を見ると――電源を入れて欲しそうな、打って欲しそうな、殿がなんだかそんな佇まいをしていたのだ。
愛鳥を肩に乗せて、まず設定変更をする。変更、といっても自宅では当然いつも設定6なのだけれど、要は6から6に打ちかえて、193ゲームを回すのだ。さすがにそれ以上のゾーン、ましてや天井まで追う気力はなく、まぁリセット後のガセであれ何であれ前兆っぽい演出とやらを楽しめればいいし、ボーナスが放出されればラッキー(REGはできれば勘弁なのだけれど)…といった具合で、ホールで打っていた頃とはほぼ180度異なる姿勢で臨んでいる。
まぁ、それで、ペシペシ打って、白姫が通り過ぎたり風呂敷がドサっと落ちてきたり殿がタライでクラクラしていたりなどしていたわけだけれども。
高確に突入。
あぁやっぱりなんだかよくわからんが、このテケテケテケテケ…という音楽はやったらテンションが上がるんだよなぁ、アラチャンのBGMもステキだけれど、どうしてだか吉宗のこの音楽は夢を見られるっていうか掻きたてられるモノがあるっていうか…
…なんてことをポケーっと思っている間に大家紋が2連続でBIG放出。ラッキーだ。
どのBIGにしようか迷って、吉宗BIGを選択した。爺のキーンはもちろん病みつきになっていたし、撤去される間際の頃は姫BIGの御神籤にハマっていて、まぁ言うなればどのBIGも大好きで迷ってしまうところなのだけれど、今日は殿が俵を投げてグイッと親指を立てる姿を見たかったのだ。ちなみに初めて吉宗を打ったとき、よくわからないままに吉宗BIGを選択したのだけれど、この姿にメロメロきちゃったわけで…殿にココロもカネも奪われてしまうようになったわけで…まぁ、なんだか吉宗BIGを消化すると初心に戻れるわけで。
したらば。
逆押しで俵が揃い続けるゲームの最後でジャッキンと鳴ったから、目を凝らしつつ右リールに青7を狙ったのだけれど、なぜか上段に停止。
(_Д_)アウアウアー
言葉にならんが大変なコトが起きた、コレは撮影せねば…と肩に愛鳥が乗っているのも忘れ隣の部屋へ携帯を探しにバタバタ走ってしまった。愛鳥も何事かとバタバタ飛び出し、必死で私の後を追ってきてイヤーもうとってもカワイくて健気なのだけれど、ゴメンとにもかくにも人生初の、もう見られないと思っていたアレがきてしまっていやいやまさか本当にゴメン、なんて心の中で愛鳥に謝りつつ、布団の中にくるまっていた携帯を見つけて慌てて居間に戻ったら。
もう既に中・左リールが停止してしまっていて、この写真一枚しか取れなかったのだけれど、ええしっかり点灯してます"八代将軍"。
夢じゃない。
妄想でもない、現実の、純ハズレ。
願わくばホールで、現役で設置されていたあの頃に、なんて全く思わないわけではないけれど、ヒけたこの事実がとても有難くて、嬉しくてはしゃいでしまった。ええ、旦那はもちろん、友人…スロットのスの字も知らない友人、実家の両親も含め携帯に登録されている近しい人々ほぼ全員にこの写真を添付してメールを送りつけてしまった。あの歓喜から数時間たった今となっては、「も、申し訳ない…」と心苦しい気持ちになって、さすがにはしゃぎすぎだと自省しているのだけれど、うんでもとっても本当になんだか嬉しかったの。許してみんな。
…なんて、喜んでいたのだけれど。
このBIGが終了したら、あっという間に八代将軍ランプが消灯して、ストックがキレてた。
電源落として、とりあえずビール飲んだ。

そして何よりも驚いたのが、液晶画面の美しさだった。キャラクターが二頭身にデフォルメされているのも可愛らしかったが、液晶に透き通るようなツヤがあって、とてもクリアで視界は快適だった。アニメーションの動きも躍動感があったし、演出に絡んだ画面一つ一つはまるでどこかのポスターかのようなポップなオシャレ感があって、非常に丁寧に作りこまれている印象を受けた。演出種類の詳細は省くが、様々なパターンがあって多彩であった。
また、BIGはお馴染み”3タイプの選べるボーナス”となっており、ボーイ・フランケン・ナディアそれぞれの歌が流れる。各キャラクターのイメージを崩さず、それでいてとてもリズミカルでノリのよい曲ばかりでカッコよかった。秘宝伝のような、間の抜けたBGMとは全く異なり、大都ヒットマシンの血を絶やすまいという気合がここにも感じられた。
大都技研、期待の5号機「爺夏(爺サマー)」、覚えておいでだろうか。昨年十月に開催された「手軽に安く遊べるパチンコパチスロキャンペーン」展示会で実機が公開され、その後検定も通過していた。業界内では、今年の夏には発売されるのではないかと予想もされていた。



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