ジャックと豆の木の話

2006年10月 2日 (月)

ジャックと豆の木、導入条件変更

ウワサの新機種・ヤーマ「ジャックと豆の木」だが、10台以上の注文が年内導入の条件だった。しかしここ数日の間にその条件が「7台以上」に変更になったという。

10台とはキリはいいけれど、ホールにとっては意外と面倒な数で、店舗規模やシマの状況によっては非常に扱いづらい台数なのである。最低条件が10台だと、11台、12台…、など余分に数台プラスして注文せざるを得ない場合もある。魅力的な機種だと頭では理解していてもやはり初当たり確率の厳しいゲーム性ゆえ、果たして一気に十数台のスペースを用意してよいものか悩んでしまうホールもあるわけだ。特に中型・小規模店では博打に等しい導入になりかねない。
7台というのもそこまで変わらない気もするが、たった3台違うだけで120万近くの機械代は抑えられるわけで、シマ作りの選択肢が負担の少ない形で増えるのはホールにとって有難い。中型・小規模店も7台ならまぁ検討範囲内の台数だろう。

こうしてヤーマが導入条件のハードルを下げたことにより、受注状況も良好らしい。
まだ5号機の営業方針が定まらない店が多い現在、「ジャックと豆の木」のようなこれまでと一風変わった5号機の登場は非常にラッキーだ。未だ4.7号機も現役である今のうちに、一体どのような5号機がウケるのか、お客の顔色を窺えるチャンスでもある。また5号機に対しても出玉感を求めるお客に、何らかのアピールができるかもしれない。

初当たり確率がお客にとっては苦行のような数値で、一体どれだけの支持を得るのか不安なところではある。けれども運さえ良ければ、設定1でも一度に数千枚獲得することができるスペックは、今までの5号機に無かった新たな魅力だ。まったり感も悪くないが、そういった機種ばかりではより多くの集客は望めない。あらゆるお客のニーズに応えられるホール作りをするために――波の荒い機種があってもいい。

これまでの5号機の多くは――例えばサミーの「ボンバーマン」などは除いて――全て同じようなモノに見えた。制御が秀逸だったり、演出に凝っていたり、初当たり確率が良かったり、どの機種もそれなりの工夫が施されていたし、面白くないわけではないのだけれど、拭いきれない退屈感があったように思う。高設定の機械割も特別悪いわけではないし、終日打てば安定した収支は得られるのだけれど、どこかで物足りなさがあったのではないだろうか。4号機に馴れてしまった私などは、低設定でもある程度の期待を持って遊技し続けられるスペックが無いことが残念だった。初当たり回数が収支に影響することはどんなマシンでも同じなのだけれど、天国モードも1G連チャンも搭載されていない5号機の低設定で投資に見合う結果を出すのは今まで以上に厳しい。その上、ホールは機械代を回収しづらいからとなかなか高設定を使用しないのが現状でもある。

もちろんこれまでの5号機も決して嫌いではないし、まったり感をウリにした機種もどんどん発売されて欲しい。それでも時には一撃性のある出玉を味わいたいし、ある方がコメントで書いて下さったように、こういった機種があるから遊べるマシンが引き立つのだ。5号機メインの営業となっても、その日の様々な期待感や好みによって遊技台を選択できるような、ユーザーの選択肢を広げることは可能なのではないかと……つい夢を抱いてしまう「ジャックと豆の木」の発売である。
もちろん一瞬でお客が飛んでしまう可能性もあるのだけれど、これまでと違ったゲーム性を提供できたというだけでも十分に意味のある発売だろう。

――と、いつもいつも熱っぽく期待してしまって、なんだか宣伝しているようだが、全くそんなつもりはなく、単純にこういった機種が発売されることが嬉しいのだ。リプパンハズシに備えて、しっかり練習しておこうと思う。

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2006年9月25日 (月)

ジャックと豆の木 選べる5つのステージ

5号機最強の出玉感を期待させられるヤーマ「ジャックと豆の木」だが、演出面もなかなか凝った作りになっている。

滞在ステージが5つもあり、ユーザーの好みによって自由に選択できるようになっているのだ。選択方法も簡単で、1枚BETボタンを押すと「モード選択画面」が出現する。その際好きなステージに選択肢を合わせ、BETボタン・メダル投入・レバー操作のいずれかを行えば決定できる。

今日はこの滞在ステージを紹介しようと思う。中には画像が準備できていないものもあって申し訳ないのだけれど、なにぶん資料もまだ少ないのでどうかご理解いただきたい。

●ストーリーモード

Jackstorymodeushi_1 童話「ジャックと豆の木」の主人公であるジャック少年が、相棒(?)の牛を連れて歩いている。まんまるな瞳に真っ白な歯、両手を振って歩いているあたり、いかにも健康優良児っぽくてご年配の方のウケもよいのではないだろうか……というのは、言い過ぎか。

個人的には焦点の合わない目をした牛がとても可愛らしい。

Jackstorymodehune_1 また時には、舟に乗る。牛はどこに行ってしまったのか、謎である。

そしてボーナス告知画面の画面がなくて申し訳ないのだけれど、このストーリーモード滞在時は豆の木が伸びて、お城に忍び込み、巨人から宝物を奪えば――ボーナス確定となる。

●エッグモード

Jackeggmode_1 これまたぬいぐるみのような、フワフワした、なんてキュートなニワトリ。

エッグモード滞在時は常にこのニワトリを眺めることができる。東京土産の代表・ひよこ饅頭の類を思わせる、愛らしいニワトリに癒されること間違いなし…というのも、言い過ぎか。

このニワトリが金の卵を産んだらボーナス確定となる。

●豆の木モード

Jackmamenokimode_2 沖スロなど、派手な完全告知マシンを好む方にはきっとたまらないであろう、このモード。

通常時は地中に豆が埋まっているのだが――ボーナス確定となると、突如このように豆の木がぐんと聳え立つ。効果音や豆の木が伸びる様子も、ずいぶん華々しく作りこまれているらしく、ヤミつきになってしまうかもしれない。余計な演出など一切好まない方にもオススメだ。

ただし、本機はおそらく非常に初当たり確率が悪いであろうことを…お忘れなく。

●スロットモード

Jackslotmode 一瞬「パチンコか?」と思ってしまうこの画面、そんなことはないのだ。こちらはメインリールの図柄がそのまま画面に反映されているのである。この液晶で7図柄が揃うと、ボーナス確定となるのだ。

回転するメインリールと、回転する液晶のリールどちらも眺めていると疲れてしまうかもしれないが、そんな時は背景の牛が持っている意外と大きな乳でも眺めて癒されて欲しい…というのも、やはり言い過ぎか。

●パチンコモード

このモード滞在時のキレイな画像がないので、大変申し訳ないのだけれど、なんとか想像して頂きたい。

パチンコ、と言うだけあって「海シリーズ」のような、横スクロール・5ラインの演出である。時にリーチがかかり、同じ図柄が揃うとボーナス確定となる。

縦に回転するリールと、横に流れていく液晶図柄を見ていると、やはり疲れてしまうかもしれないが……いや一体何で疲れを癒せばよいのか、ちょっとわからないモードではある。

とこのように、選べる5つの滞在モードが存在している。個人的には「ストーリーモード」と「エッグモード」が好みで――いや、単純に牛やニワトリなど動物がいるからなのだけれど――ぜひプレイしてみたいと思う。

一撃800枚と言わず数千枚も不可能ではない荒波スペックのため、初当たり確率は他機種よりも相当厳しいだろう。けれども、いやだからこそと言うべきか、打ち手を退屈させぬよう演出面にも力を入れた点は評価されてもよいのではないだろうか。もちろんキャラクターなどは他機種・他メーカーに比べ、やや見劣りしてしまうかもしれない。しかし、ユーザーはキャラクターや演出によってのみ遊技台を決めるわけではないし、演出の細かいキメの粗さなど吹き飛ばしてしまうかのようなスペックなのだ。

リール制御の詳細は不明だが、ボーナスに「BAR・赤7・赤7揃い」があることを考慮すると、ひょっとすると一種の気持ち悪さを抱く方もおられるかもしれない。私などは350枚獲得できるBIGボーナスが「BAR・赤7・赤7揃い」であることに、ちょっと違和感を覚えてしまったりもする。それでも、滞在ステージの豊富さなど演出面に力を注いだ、メーカーの努力や配慮は好印象であったし、何よりもやはり――低設定でも夢を見ていいのかもしれない、あのゲーム性が魅力的だ。

間もなくトゥームレイダー(ビスティ)が発売されるし、11月にはヤマサが隠し持っていた4.7号機を発売するのではないか…というウワサもある。トゥームレイダーもその新しいゲーム性故に大変楽しみだが、そろそろホールも5号機の営業に本気にならねばならない。番長や秘宝伝など、人気を誇る4.7号機の検定は来年の6月30日、既に一年もないのだ。

確かに「ジャックと豆の木」のスペックは魅力的ではあるものの、果たして大多数のお客に受け入れられるのか不安なところではある。初当たり確率はおそらく辛いし、RT中は目押し技術が必要となるため、打つお客を選んでしまう機種ではある。地域性や客層、店舗の規模によって年内導入(10台購入が条件)の有無は決定されるべきだが――少なくとも、「5号機だってコレくらい出るんだ」と出玉力をアピールし、お客に明るい夢を持たせる起爆剤となる要素は十分あるのではないだろうか。

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2006年9月23日 (土)

5号機なのに一撃数千枚スペック ヤーマ「ジャックと豆の木」

Jacktomamenoki ものすごい5号機が間もなく発売される。ヤーマという大穴メーカーが、3種類のBIGと今までに無い最長RT機能――しかも、しっかり出玉の増加するRTを――搭載した興奮できる5号機を11月下旬、発売するのだ。

その名も「ジャックと豆の木」。童話で知られるあのジャック少年が本機の主人公である。しかし演出のごちゃごちゃした説明はもはや不要だ。そのゲーム性を現段階で知る限り、お伝えしたい。

まず設定は4段階。4段階、と聞くと高設定の意味をなくしたあのメーカーを思い出すが…それとはまったく非なるものだ。もちろん現段階でボーナス確率・機械割は不明なのでそう楽観的にはなれないが、下記の表をご覧になって頂きたい。

ジャックと豆の木 ボーナス種類の詳細
  BAR・赤7・赤7 赤7揃い BAR揃い
純増枚数 約350枚 約350枚 約350枚
RT継続G数 突入せず 300G 2000G
RT純増枚数 - 約450枚 約3000枚
トータル純増 約350枚 約800枚 約3350枚
●全てのBIGは465枚の払い出しで終了
RTへは赤7揃いBIGとBAR揃いBIG終了後のみ突入する
BIG比率…「BAR・赤7・赤7」:「赤7揃い」=1:1
●BAR揃いBIGはプレミア級の出現率
●RT終了条件は、ボーナス当選もしくは規定G数の消化
※上記のRT純増枚数、トータル純増枚数はRT完走時の平均数値であることに注意
RT1Gあたりの平均純増枚数1.5枚

本機にREGは搭載されておらず、ボーナスは全て3種類のBIGとなっている。どれも平均純増枚数350枚と、他5号機機種よりやや多めであることや、リプレイハズシに失敗したジャグラーとほぼ同じ獲得枚数のためなかなか嬉しい獲得枚数だ。

そして何よりもRTがアツいのだ。RT1ゲームあたりの平均純増枚数は約1.5枚と、他機種の群を抜いた数値である。永遠にリプレイばかり成立して、大して出玉が増えない…なんてことはないのだ。

その秘密は15枚役ちょっとした技術介入にある。以下、RT中の打ち方を説明しよう。

Rt15 RT中に左の写真のようなナビが出たら、左リールにBAR図柄を狙い、中・右リールはフリー打ち。「BAR・ベル・ベル」揃いで15枚役成立となる。



Rthatenaそしてコチラのように、「?」揃いのナビが出現すると、15枚役・ボーナス・ハズレ・パンク図柄(RT終了)いずれかが成立していることになる。パンク図柄の成立を防ぐためには、左リールに青7を狙えばOKだ(中・右リールはフリー打ち)。


つまりリプパンハズシによってRTを延長させるタイプで、サミーより輩出された「ボンバーマン」などと同様なのだが、最長300ゲームとは嬉しい仕様ではないだろうか。しかも他機種のように1ゲームあたりの平均純増枚数が0.イクツカではなく、1.5枚なのだ。300ゲームフル完走すると、約450枚前後の純増が見込める。BIG獲得枚数と合わせればとりあえず一撃800枚。将軍様を超えた獲得枚数であって…なかなかの出玉性能ではないだろうか。

特典なしのBARつきBIGと、終了後にRTへ突入する赤7BIGの比率は1:1なので、一撃800枚の夢も十分に射程圏内だろう。もちろんこのBIG振り分け比率に設定差などない(らしい)。低設定域でもそれなりの出玉を獲得することは可能だろうし、もしプレミア級のBAR揃いが成立したら…むしろ、低設定の方が有難い。

もちろん基本的には赤7揃いBIGをいかに成立させるかが、勝利の鍵を握る重要なポイントとなる。赤7揃いBIGに偏れば一撃千~二千枚の出玉獲得も不可能ではないのだ。またこれだけメリットのあるRTを搭載しているため、ボーナス確率は辛いかもしれないし、たとえ高設定であろうとハマる可能性もある。設定の高低に関わらず、BARつきBIGに偏れば厳しいゲーム展開となるだろう。

その他、リール停止中に1枚ベットボタンで演出モードを選択できるなど、退屈を防ぐ心配りもなされているが、詳細は明日以降に紹介していこうと思う。

気になる納品日は11月26日。展示会などは一切開催せず、またボーナス確率なども公表しない予定らしい。その上、10台以上注文しないとトップはおろか、年内ですら導入できないという。コイン単価も5号機にしては破格で、3円~3.5円が見込まれている。確かに5号機の機械代回収に悩むホールにとっても救世主的存在で、メーカーがそれほどに自信を持つのは納得がいく。

一撃数千枚も手に届きそうな、夢のあるスペックを持つ本機。よく検定を通過したものだ、とヤーマの強運を感じる。しかしラッキーであったとはいえ、RT機能に十分な価値を持たせたという功績は評価に値するし、5号機として非常に大きな存在感を放つ一台ではないだろうか。

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